堤　真一　for Gayコミュのイリュージョン・コミック　舞台は夢

2008年12月、新国立劇場中劇場にてイリュージョン・コミック　舞台は夢　公演決定。

キャスト：堤真一　秋山菜津子　高田聖子／金内喜久夫／段田安則

鵜山仁が芸術監督に就任し、ラインアップの四つの柱に掲げたうちの一つ「大きな物語の再生」として、今シーズンは「劇場」という「物語・フィクション」をめぐるシリーズをお送りします。その第3弾としてラシーヌと並ぶ17世紀のフランスの劇作家、コルネイユによる『イリュージョン･コミック　舞台は夢』を、芸術監督･鵜山仁自らが演出。
『舞台は夢』は、17世紀において、喜劇の品格を飛躍的に向上させ、「演劇」そのものが驚くべき社会的昇進を果たすこととなった革新的な作品でもあります。中劇場の大きな劇空間に、堤真一、段田安則、秋山菜津子らに加え、新国立劇場初登場となる高田聖子という豪華出演陣を迎え、壮大な喜劇を作り上げます。

あらすじ：
トゥーレーヌ地方の田舎、魔術師の洞窟のそば。
息子の行く末を心配している父親プリダマンは友人ドラントとともに洞窟に棲む魔術師アルカンドルのもとを訪れる。
息子がいかに偉大な人物となったかを見せて差し上げよう、という魔術師の言葉とともに、息子の人生を、まるで「観客」のように見ることとなった父親。
次々と息子の身の上に起こる出来事を目の当たりにした父親が最後に見たものは、息子の非業の死であった。絶望し、自らの命を絶つことさえ口走る父親に、魔術師アルカンドルが見せたものは……。幾重にも重なった複雑な構造の悲劇の先に、思いもかけない「喜劇」の姿が現れる。