井伏鱒二コミュの情師　井伏鱒二

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情師　井伏鱒二

mixiユーザー 2010年11月14日 12:04

太宰治は学生時代、まだ駆け出しの井伏鱒二の「幽閉」などを読み、座っていられないほど感動したそうです
そうして弟子になりました
自殺未遂やら離縁を経験したあと、再婚の世話をしたのは井伏鱒二です
太宰は「２度と過ちは繰り返しません」と誓って、井伏の自宅で披露宴を挙げ、１０年足らずの結婚生活を経て、玉川上水で情死しました
「井伏さんは悪人です」などと公表された手記も残っています
そして葬儀の世話をしたのも井伏鱒二です

死後、家に訪ねてきた文学青年三浦哲郎にこんなようなことを言っていたそうです

「太宰はよかったなあ」
「夕刻ころ、この縁先から“こんばんわあ”と入ってくるんだ
竹を割ったようなきもちのいい性格でね
生きてりゃよかったのになあ」

「太宰には情熱をかけました」とほかの機会にも語っている
太宰治は人間としてもそれだけ魅力的でかわいかったんだろう
そうだとしても。。
井伏鱒二の作品はまだそんなに読んでいませんが、
人間井伏鱒二は、忘れえぬ人になっています

コメント(2)

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[1] mixiユーザー 11月16日 00:35

良い話ありがとうございます。
井伏鱒二のお人柄が偲ばれますね。
文章にもその人柄がよく現れてて、彼の小説ユーモラスで大好きです。

でも「山椒魚」や『黒い雨』を読むと、鱒二の怖ろしいくらいのテクニシャンぶりも覗えて、そういう二面性も好きな要因です。

[2] mixiユーザー 11月18日 19:40

そういう二面性は人間の懐深さを感じますね

本名は満寿二ですよね
鱒二としたなんて、なんて味のあるユニークな命名かとおもいます
シンプルでいいです
サラッと、カラッとしてますね

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