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世界の珍カメラコミュのしょぼいガンマ

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ここでご紹介するガンマは、例の独創的な金属幕(板)シャッターのガンマと同じ会社から発売されたモデルでして、その名もアトラス(Atlas)と言います。
50年代半ばに作られたもので、ガンマとしては終わり頃のモデルなんですが、スペックは実にしょぼしょぼ。
距離計なしの前玉回転式の一群二枚のアクロマチックレンズにたった二速のシャッターと二段だけの絞り。
これだけですとほとんどベンチーニ級かと思えるのですが、持った感じはずしりとしていて作りは何気に良かったりして。
こうしたカメラのシャッターは2枚リーフのエバーセットギロチン型ですが、不思議なことにこのカメラ、羽こそ二枚ですが低速側がガバナーで調整されてるんです。
大体はスプリングの張力を変えて速度を変えているんですが、何でこんなスペックのカメラに立派なレンズシャッターの機構の一部を取り入れたのか不明です。
レンズはガンマール(Gammar)50mm F6.3で、「r」を付けりゃレンズっぽくなるからって、いかにも日本式な名づけ方です。
シンプルこの上ないですが、さすがはガンマ。
やっぱベンチーニまで格を下げたくなかったのでしょうが、結果として同じ域にまで落ちてしまった訳です。
イタリアのメーカーは、概ね安物を作るようになって消えていきましたが、ガンマも同じだったんですね。

コメント(2)

この目で確かめた訳ではないのですが、東郷堂メイカ等も同様に単速リーフシャッターながら簡易ガバナを持つ構造のようです。

羽根が走行中にピンを叩くだけなのですが、こういうのは速度安定化より「パチン」というレリーズ音を出す目的でしょう。
なるほど、東郷堂はそうした目的でわざわざ工夫をしていたんですね。
アトラスは速度安定用のためらしく、シャッターを切り替える時に、あの「ジョッ」と言う音が出てきます。
羽の速度自体は高速と変わらず、音自体もタイムラグによる長さの違いこそあれ、基本的には変わりません。
ただし、エバーセットだから、手動でチャージする訳ではないので、どうやってガバナーを利かせた状態で元に戻しているのか、ちょいとナゾです。
今度しっかり分解してみます。

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