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タンポポコーヒーネット支部コミュの外伝 〜竜をなぞる双刃〜 下

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その頃、Dは尾を振り回すレウスを避けつつ、足を斬り続ける。


D    「えぁぁぁぁ!!」
体から赤い気が滾り、刀身に気が伝う。

気刃斬りだ。

連続した左右の振り回しから、さらに左回しの斬り下がりで距離をとる。

丁度そこに切れた尾が勢いよく通過する。

D    「本当にまだ閃光の効果が続いているのか!?
      まるで位置が完全に把握されてるようだ」

モンヴァサと、わずかに遅れてオフが駆け寄る。

オフ   「D!!さっきのも見たでしょう!コイツはただものじゃないわ
      レウスの形をした別物と考えるが一番よ!!」
モンヴァサ「男の言っていた通りというワケじゃ!!」

Dは目を合わさず頷く。


斬りかかるDを狙う尾撃をしゃがんで交わしつつ、
足へのダメージを重ねる。


そこで、レウスが軽く吼える。どうやら目が見えるようになったらしい。


鋭い眼光がモンヴァサを睨む。

モンヴァサは、失明した左目も開き、レウスを睨み返す。


モンヴァサはレウスが行動するより早く、深く構える。

レウスはさせまいと突進する。


オフ   「モンヴァサさん!?」

オフは驚いてモンヴァサをみる

オフ   (ダメっ!間に合わない!!)

オフがそう思ったとき、結果は正反対の形だった。


モンヴァサ「甘いわぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
62歳とは思えない怒号に、豪快かつ大振りの叩き下ろしが、
リオレウスの頭ごと地面に炸裂する。


モンヴァサ「二人とも!足を徹底攻撃じゃ!!」

二人はすでに走っていて、頷く。

オフは集中し、太刀を握り直す。
Dと同じく、気刃斬りを放つが、Dとは違い、煮えたぎるような気ではなく、
むしろ場を冷静な空気にさせるような気がオフを包み、刀に伝う。

オフ   「いくわよ!!!」

オフは二人の見たことがない気刃斬りを放つ。
突きから斬り上げ、そしてその後に右回しの斬り落とし。


たった3撃だが、流れるような動きで放ったソレは巨体を転倒させる。

Dも負けまいと気刃斬りを放つ。
もがいてジタバタする足にに的確にいつもどおりの
五連撃。

モンヴァサはやはり頭に大振りで大剣を叩きつける。



短時間でかなりのダメージを与えたはずだが、
ただの蒼火竜ではないことを忘れてはいけない。

復帰して立ち上がると、尻尾を振って威嚇し、飛び上がると、
ぐるっとUターンして上空から滑空しながら突進してくる。

ソレも火球を吐きつつだった。

モンヴァサが火球を防ぐ。だが、それだけでは終わらなかった。


D   「師匠ダメだ!横に避けろ!!」

Dが叫ぶが、遅かった。

蒼の巨体は老ハンターにぶつかった。


耐え切れず押し倒されるモンヴァサは地面に転がった。

ダメージは大きくは無いはずだが、
なにぶんモンヴァサも年だから、少し厳しい。

オフ   「モンヴァサさん!!」
モンヴァサ「ワシは構うな!レウスを見ろ!」

オフは言われるままにレウスの行動を伺う。レウスは地上に降り立つと
少し足を引きずる。

D    「弱った!!逃げるぞ!!」

レウスはまた飛び立つと天井の大穴を抜け、エリア4の方へ去っていった。

D    「師匠、無理すんなって言ったのに!」
モンヴァサ「奴は無理せずには倒せん。と感じたから、
      無理をしてみただけじゃ」
オフ   「もう、モンヴァサさんガンコなんですね。
      でも大丈夫そうでよかった」
モンヴァサ「しかし、いま彼奴の逃せばすぐに自然回復する。
      D、オフ。お前達二人で止めを刺しにいくんじゃ!」
D    「でも、師匠はどうするんだよ?」
モンヴァサ「悔しいが、ワシは年と彼奴に負けた。それに腰を打ってな。
      素材は二人でとってこい」
オフ   「ううん。モンヴァサさんの分も取ってくるから。
      待ってて。いこう、D」
D    「そういうことで、待っててくれよ師匠」


モンヴァサは呆れた顔で頷く。

二人は急いでエリア4へ駆けていった。



レウスが上空から舞い降りるのを確認した二人。

D 「閃光いくぜ!息を合わせよう!」
オフ「わかったわ!」

オフは道具袋からなにやら不思議な円形のものを取り出す。

Dはそれをみて何か分かった。

オフがレウスの影の上に立って、その物体を仕掛ける。

セットし終わると、ソレは一部が回転しはじめ、
電撃を放っているのがわかる。

一時的に大型のモンスターを麻痺させる罠、〔シビレ罠〕だ。


オフが仕掛けて前転でその場を離れた瞬間、Dはレウスの正面に
閃光玉を投げて伏せる。


竜の悲鳴が二重に聞こえるのを聞いた二人は、
太刀を抜いてレウスを見た。



落下直後に罠にかかったレウスは、しびれて動けない状態だった。


二人は同時にすぅーっと息を吸うと、丁度挟み撃ちになる形で、
気が体から溢れる。

このときばかりは、仲間がやられた怒りを、オフは抑えられなかった。

オフ「この蒼トカゲめっ!!よくもっ!!」
D 「いくぜゴラァぁ!!!」

二人は共鳴したかのように、交互に、或いは同時に
同じ鬼神斬破刀での連続攻撃を繰り出す。


Dのスキルである【心眼】を、息を合わせたオフが同じ様にあわせる。

ソレにより、的確な攻撃が2倍となって蒼い火竜を切り裂く。

そして斬るたびに弾ける電撃が、さらに共鳴して竜を撃つ。



連続した剣劇の最後、二人は左右からレウスの口に銜えさせる形で
太刀を通すと、同時にソレを尾の方まで斬り抜いた。

電撃が横長に伸びて、一文字に閃く。



蒼き火竜は体を両断されて、絶命する。


二人の体から赤い闘気が完全に抜け切り。二人は地面に座り込む。

D 「すげぇ、完璧だったよオフ」
オフ「私も、こんな体験は始めて。こんなことができるもんなのね」
D 「あきらめなきゃ、なんだってできるもんさ」
オフ「ふふ、Dを見てると、そんな気がしないでもないわ」
D 「それを座右の銘にしてきたからな(笑)」
オフ「奇麗事をやってのける人もいるもんなのね。感心したわ」
D 「前も、そんな感じで乗り切ったからなぁ」
オフ「水の邪龍、ってやつ?」
D 「うん、まぁ、アレはちょっと例外かもしれないけど」
オフ「そう、なんにしても、一つ分かったことがあるわ」

Dは首をかしげる

オフ「調子乗ってるハンターは必ずボコボコにされるってことね!」
D 「うは、まだ気にしてるのか!?」
オフ「冗談よ♪ 一人よりも、多人数の方が、狩りはいいなって。
   今まで大体一人でやってきて、それが強さに繋がると思ってたけど」

オフは太刀を鞘にしまってDをみる。

オフ「ここまで息が合っちゃうと、楽だし、
   勉強になるし、強くなれそうな気がするわ」
D 「いやぁ、実際強くなるよ」
オフ「?・・・どうして?」
D 「やっぱり、仲間を思う気持ちとか、仲間がいる安心感や心強さは
   精神的に強くなるからな」
オフ「そう・・・そうかもね」

実際、オフは体を張って先頭に立ったモンヴァサがやられたのをみて、
憤りを感じていた。
もちろん、弟子のDも。

オフ「さぁ、甲殻とか剥ぎ取っちゃいましょ。モンヴァサさんが待ってるわ」
D 「ういうい、強かったから、ガッツリ頂いていくぜ」



二人はその後、モンヴァサを迎えに行って、キャンプへ帰還した。











キュートの街はその日も賑やかで、酒場には聞きなれた
ハンターたちの呼び声があった。

狩人A「おっ、オフちゃん、今日も狩りにいくのかい?」
狩人B「昨日帰ったばっかりなのに、タフだねぇ」

オフ 「違うわよ。今日はお客さんをもてなすためにここに来たの」

オフは酒場のメイドに声をかけると、
4人席のテーブルに座る。



そこに、2人の男が酒場に入ってくる

オフ   「D〜、モンヴァサさ〜ん!!」

オフは二人の名前を呼ぶ
モンヴァサ「おお、そこにおったか」
D    「おまたせ。昨日は疲れて寝ちゃったけど、
      やっと食べれるんだな(笑)」
オフ   「とびきり美味しく作ってって言ってあるからね」
モンヴァサ「そりゃ楽しみじゃのう。ザザミソのスープも
      飲むのは久しぶりじゃ」

そういってる間に、噂をすればなんとやらと言ったやつで、
ザザミソのスープが先にでてくる。

オフ   「まずはコレ飲んで。最後にちょーっと残すのがポイントよ♪」

二人はスープを味わいながらも、オフの言うとおり少し残す。

そこに、メインディッシュであるケルビライスがやってくる。

D    「おおっ!こりゃ旨そうだわ!」
モンヴァサ「年寄りのワシでも食欲がそそられるのぅ」

二人はそれでわ、とスプーンでケルビ肉の入ったライスを口に運ぶ

オフ   「さぁ、いかがなものでしょうか?」

D    「ウマーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
モンヴァサ「柔らかい肉じゃのう!アプトノスの肉でもなかなかこの
      柔らかさは再現できん!」
オフ   「でしょ?このライスのためだけにキュートにきても
      損はないと思うのよ!」
D    「実際そのつもりだったんだけど、うん。
      これは美味いわ」
モンヴァサ「毎日食っていると飽きがくるかもしれんが
      これは久しぶりの美味じゃ」

オフ   「そうそう、私も飽きたら嫌だから、たまに違うのたべるのよ。
      ファンゴの肉とかも固めでいいんだけど、
      一度これ食べちゃうとねー(笑)」
D    「食べたくもなるなぁコレは」
モンヴァサ「ほかの街はやらんのかのう?」
オフ   「どこでも食べれると、キュートの経済状況が壊滅しかねない
      けどねー(笑)」

なるほど、と二人。コレはキュートの特許料理なワケだ。

だが、その味は流石本場といわんばかりの美味であった。


オフ   「で、食べ終わったら〜・・・」
オフは残っていたザザミソのスープを飲む。

二人もマネして飲んでみる。

オフ   「濃厚なスープだけど、脂っこいケルビライスを
      そのまま流してくれるわけですよ」

これもまたなるほど、と二人。
ザザミソのスープは普通のスープより濃厚でクリーミーだが、
ケルビ肉とガーリックライスをあわせたケルビライスの後に飲めば
意外とスッキリする。


オフ   「私的にはこの二品は最強コンビと思うわ」
モンヴァサ「ガッハッハ、たしかにそうかもしれんのう!」
D    「ありがとうオフ。美味しかったよ」
オフ   「私が作ったわけじゃないけどね(笑)
      また食べたくなったら来て頂戴」

オフは色々満足した笑みで二人をみる

オフ   「二人にあえて良かったわ。次来るときは、絶対声かけてよね」
D    「うん、また来るよ。オフもたまにはチアフルに来いよ。
      なんにもないけど、いいところだよ」
オフ   「そうね、暇になったら、伺おうかしら」




それから三人は、軽く話した後、
広場に出る。


D    「じゃ、またなオフ!」
モンヴァサ「オフの狩りに幸あれ!」

オフ   「ええ、またね二人とも!二人の狩りに幸あれ!」


二人は近くの馬車をつかまえると、チアフルの街へと帰っていった。
オフセントは二人を手を振って見送る。




オフ   「英雄・・・か。無傷ではなかったけど、
      たしかにあの二人は、英雄だったわ」

オフは軽く顔を振って前髪を退けると、酒場の方へ歩いていった。
















オフ   「初めて、私がまた一緒に狩りをしたいと思ったくらいだもの」




          モンハン小説外伝 〜竜をなぞる双刃〜  完
      

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