ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

Salon de MelanコミュのDJデラ文字アートRemix

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
新宿2丁目を中心に各方面で高い評価を得ているDJデラ氏の文字作品

そこに存在する膨大な文字のうち、自分自身の感性に訴える単語・節のみを抜粋しました
原文と比較するもよし、ご自身で同様のリミックスを行うもよし、しばしご鑑賞ください。

※暗所での長時間の鑑賞は脳もしくは精神疾患等の原因となるので極力避けてください。
原文引用元→「デラの小部屋」http://mixi.jp/view_community.pl?id=1661797

コメント(3)

DJデラの5月病休み自由研究 Yoko’s Re-Edit

判然としない音・文字・意味・撹乱
終焉を迎える
どこにいるか分からない
すぐ側にいるかもしれない

だから、すこしだけ
純潔で逃れることの出来ない身体に
わずらい     寄生されて
存在した瞬間に滅却させられて
だから、すこしだけ

言いたい
でもそんなこと思ってなかったかもしれない

言葉を発せられる
世界をもつその一個一個
苦しい
溢れてる問い

月夜の晩
抱きしめるよ
曇りの日
待ち合わせ場所
満ち潮の時間
海岸線

「自信のないほうが正しい判断を下せる。それだけは自信を持って言えるよ」

ヴァニラ・エッセンスを胸の奥で。
華のように
この気持ちは、ふとしたはずみでその結びつきを解かれてしまう
身体を削られるような痛み

懐からタバコを一本取り出す
最後までそれを守り通すだろう
運命も皮肉なことをする

どこかへ乗せていって

知っている唯一のこと
会いにいこうとした

生まれた瞬間に消えてしまったものたち、
語り掛けて、流れ去る風景
そんなことをときおり思う
そんな場所で誰にも知られず
過去の夢を見ている

そんな光景
悲しみを振り払おうとする、悲しみを見てしまう
沈黙はどこまで行っても果てない
今もどこかで


窓の外は小雨でも降っている
鮮明さを欠いている
この部屋の空気、
ピンクネオンに照らされ、
フィルター越しに、自分を否定し
皮膚感覚を伴って
最後の言葉を
真夜中の決まった時間に   
遠くに消え去ってしまう
泣いてしまう     
       
だからすべてを投げ捨てて   
見てみよう
導き出した


気持ち
覚えている
過去や未来のあの日
たとえ忘れていたとしてもまた会うはずの過去か未来に
いつものようにそっと

語りかけて
約束した言葉で
二人にしか分からない言葉で     
今日みたいに
ふたり


2008年5月某日横浜の自宅にて製作
DJデラのクリスマス休み自由研究Yoko’s Re-Edit


夕暮れ時にどっか遠くから聞こえてくる時報の寂しさ
思わず口ずさんじゃうよ
リズムやメロディに変わって突然に
音がどっかから聞こえてくるんだ

昔話さ
扉から漏れる光。誰もいない窓,,炎のように広がって

ガラスの城は壊れてった
過ぎ去った季節を感じた

怖い
この身体が覚えてる
いつだったか窓の外から何かを引きずる音が聞こえた
でも朝起きてみたらあの場所から動けなくなったんだ。
それ以来。この世界には夕暮れしか来なくなっちまった。

闇。
うっすらとライト。浮かび上がる無数の人影。
出来損ないのプラネタリウム。スポットライト。効果音。六本木。
街の雑踏を歩いている。

しかしふとした瞬間に風が吹いて・・・
舞台、女豹、スクリーン、炎、映像、音楽、火遊び、
星空、宇宙、絶望、希望、
走馬灯,
刹那
ワイングラス


『それでもあなたに会いたいの』


限りなき妄想の海原へ
空洞の闇、宇宙、天体、鳴り響くドリルの振動、溶け合う場所

夕闇、西の空、クレシェンド、渇いた蒸気、灰の水
遠くでサイレンが鳴っている

慌ただしさ、機械仕掛けの神
扉は頑なに閉ざされている

「欲しがる者に与えてはならない。欲しがる気持ちすら剥奪された者に与えるのだ」

極彩色の夢、秒針を刻む音、光の彼方でエコー、
手招きのぬるい風、
誘われるまま
美しく青く水びたしの部屋

幸福な愛は存在しない。不幸な愛が存在しないことと全く同じ

赤色灯が体を揺する
愛は劇薬、絶望は媚薬

そして激しく。
涙が止まらなくなってしまった


静かに

待ちわびている

さむい夜

ふたり・・・


2007年12月某日横浜の自宅にて製作 よこ
DJデラのナニコレ休み自由研究 デラのおんどく用教材 Yoko Remix

(デラ氏が2008年3月8日のギャラリーhhrでのポエトリーリーディング用に製作)


赤・青・白が帯となって回転していた
手垢でよごれたガラスに囲まれ 
寄せては返すひとの波 
ひっそりと   
張り付いていた影は消えどこまでも落ちていった
ひどくただれた喉の奥
音を叫びながら無数の点がつつきあい
砕けあい、ほどけあう

水はいつの間にか熱を帯び
うたかたの消え行く音
いつまでも聞いていた
誰もいない  

ただ
この世界のはざまを分かつ
重ね合わせていた。
痕跡を引きずりながら
ゆずり合うこともできず
重ね合わせていた

桟橋の向こうで手をふる女
赤くて緑っぽい紫の女
北極点のバラをぱりぱりと握りつぶした女

世界
うねり
浸していく
静かに錆び付いていく
降り積もる灰  空にのぼる
虹色      地に降り注ぐ

そのとき泣いていた

思い出した       
窓のそばに近づいて        
ガラスが割れた瞬間 
窓の外に輝いていた朝は
カシャリと夜に切り替わった。
他者を必要としなかった。
この宇宙から消えた

すり減った映像
何度となく逆再生したが    
ついに見つからなかった          


泣いていた

乱雑に立ち尽くす
からみあい
膨らんでいく
誰もいない静かな部屋

凍った夜
つぶやく
闇に宙吊りとなった満月

ゆらぎ
いなくなってしまっていた
風が頬をゆったりと撫で
とおくの灯りがまたひとつ消えた。

記憶の断片がまたどこかへ流れ去ってしまった。
目覚めとともに何かを忘れ
眠りとともに思い出す
失くしたものを探しあぐねて泣いていた
そんな子どものように
すべては漠然としていたのだった

どうして理由を問わねばならなかったのか
真っ先にそれが問われねばならなかっただろうに。


あのときは
誰もいない場所で
たえず誰かのために
手を振っていた気がする 

海に浮いていても
海を見たことが無かった

実験室
人工的な愛の培養
ガラスに密封されたふたり

望んでいた
夕暮れがすべてを赤くやがて黒く染め出す時刻
タバコに火をともし
時刻は黒に染まっても


アリーナ
銀の砂場
傷口
禁じられた
窓ぎわ
景色
溢れてくる
湖水に映る月
おもかげ


もと来た場所に

流れることのなくなった傷口

失くしてしまった。


今日
存在しない
記憶のなかに抱えて
まぶたの裏に貼りついて動かなくなった景色

花を咲かせるだろう
だから今日は
気にしないことにするよ

迷路
打ち捨てられた
灰色の雨に打たれて
作動しなくなった。

季節の星々に挑みかかった。
地平線

探す。
たとえ見つからなくても
こうなるまえからずっとずっと

永遠に死ぬことのないこの世界で
生きながら死んでしまった
それだけ
待っていた

今晩
想像の世界


埋もれている
消え去るべきものだけが消え去ることなく。
消え去らざるものだけが消え去る。
消え去るべき文字


そこに何があったのかを想像してみて

どこかに置き忘れてしまって

ここに来るまで思い出せなかったもの

思い出すはず



2008年9月某日 恵比寿の喫茶店にて作成
よこ

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

Salon de Melan 更新情報

Salon de Melanのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。