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とってもDなお遊びコミュの☆廻し小説練習☆

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タイトル「花火」

俺「いってきまーす!」

母「誰が?」

俺「俺がだよ!!」

母「いってらっしゃい!」

俺「いい加減朝っぱらからその出鼻をくじくようなオヤジギャグやめてくれよ母さん!!」

母「いいじゃないか、たまには…」

俺「いつもだろ!」

いつもと同じ朝、玄関から勢いよく飛び出し駆けていく。いつもの坂道を下り、いつもの川を平行に学校へ向かう。

俺はいたって普通の高校生。もうじき夏がやってくる。どちらかといえば夏より冬の方が好きだ。いや、好きだった…あれを体験するまでは…。

作 DIE 次作のキーワード「図書室」


コメント(10)

去年の夏休み、宿題を片付けるために、友達と図書室にいた。

静まり返ったこの空間、息がつまりそうであまり好きな場所ではない。

早く済ませて、何も考えず友達と遊ぶのが最高の幸せ。
毎年真黒になるほどの日焼けをしていたのだ。

早くやることをやっておきたいから仕方がない・・・。

半ば飽きてきた俺は、友達をその場に残し、一人席を立った。

ずらりと並ぶ背の高い本棚の間を歩く、別に探している本があるわけではない。



その場から誰の姿も見えなくなってしまったのに気づき立ち止まった。

そして適当に手に取った1冊の分厚い本。

・・・・・・。ん!!??




作いそぴー 自作キーワード「事件」


しばらくぼーっと立っていた

一体今自分の周りで何が起こってるのか…

…そうだ!あの日記の続きを読めばいいんだ!

あの日記は未来の事を書いてあったはずだ

俺は急いで来た道を戻り図書室へ向かおうとした

しかしその時だった




…光?

遠く海の彼方から不気味な光が小刻みにこっちを照らしている

これって…



そうだ!灯台だ!

でもまてよ…あんなところに灯台なんてあったっけ!?

結構夏場は友達と遊びにきたりしている

そんな場所なのに何故か朧気である

どうしようか…

この後を確かめる為に日記を見にもどるかどこかしら誘うようなあの灯台へ行ってみるべきか…

次作キーワード「階段」

しばらく考えた・・・

未来のページには何が書かれているんだろう。

少しでも読んでいればよかったと、後悔してももう遅い。





気付くと足は灯台の方へむかっていた・・・。






どのくらい時間はたっただろう、半ば朦朧としながら灯台を目指し、やっとのことで辿り着いたとき・・・


時計を見た
16時20分・・・


何なんだいったい。

俺はその場に膝から落ちた。

  


友達は・・・

ここはどこなんだ・・・

何が起きているんだ・・・

こうなったら引き下がるわけにはいかない。

灯台に近寄り、中へ一歩、一歩、灯台の中のせまい階段を少しずつ登っていった。




次作キーワード『救出』

俺は思い出す為に必死になった

あの夏とは…

部屋の奥底で眠っているアルバムやらなんやらをひっかき回した

今にも切れそうな細い細いもしかしたら先は繋がっていないかもしれない記憶という名の糸を手繰り寄せていた

そこでふと違和感をあるアルバムに感じた

なんでこうも隙間が空いてるんだ?

詰めればいいだけだろ?

しかもこう何カ所も隙間が空いてるのは不自然だろ?

俺はただならぬ気を感じた…



次作キーワード「消えた記憶」
アルバムは去年のものだ。

夏の思い出がたくさん写真になっているはずのアルバム。

残っている写真といえば、風景や、自分だけの写真だけ・・・

友達が映っている写真が1枚もない。



ただどうしても思い出せない、その夏の、その日の記憶。

いったい何があったんだ・・・


俺の消えた記憶はどうすれば戻るんだ・・・





しばらく横になって考えているうちに、疲れ果てた俺はいつの間にか眠ってしまった。

意識が朦朧とする中で、俺は現実か夢なのかわからない状態に陥っていた。





「お前そんなとこで何してんだよ。」


友達の声で目を覚ます。

時計をみた俺は、声が出なかった。


日付は去年の8月。16時20分。




次作キーワード「取り戻した記憶」

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