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高齢者情報資料室コミュの敬老の日、お背中流します…物より思い出

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小中学生がボランティアで高齢者の背中を流す「お背中流し隊」=東京都江戸川区(撮影・村島有紀)
 間もなく「敬老の日」。3連休をおじいさん・おばあさん孝行にあてたいところ。プレゼントもさることながら、最近では世代を超えて食事に出かけたり、小中学生が銭湯で高齢者の背中を流すボランティアをしたりと、“物より思い出”の傾向が強まっている。また長寿を反映して、百貨店では“老”の文字を外す工夫も行われている。(村島有紀)

 ≪いい機会に≫

 東京都立川市に住む会社員、福島大さん(33)は、17日に同居中の70代の両親のために、婚約者や友人を招いた食事会を近くのレストランで開こうと考えている。「一緒に住んでいても、食事は別々だったりして顔を合わす機会は少ない。両親には『敬老の日だから』とは言わないが、この日を機会に一緒に何かをして、共に過ごす時間を持ちたい」と理由を話す。

 栃木県壬生町の会社員、鈴木真理さん(31)は、祖父(81)と祖母(82)に、大人の塗り絵をプレゼントしようと思っている。「『老化予防にいい』って、2人が話しているのを聞いたので。(ひ孫にあたる自分の)息子(1)と一緒に遊べると楽しいから」と語り、17日は4世代そろって自宅で食事をする予定だ。

   何歳から?80代の祖父母には毎年、敬老の日のプレゼントやイベントを考えるという鈴木さんだが、父(56)と母(55)には、何も考えていないという。「2人ともまだまだ元気。(孫に当たる)息子が何かをするようになったら、考えるかも」

 ≪何歳から?≫

 敬老の日の対象となるのは、何歳からなのだろうか?

 西武百貨店池袋本店の広報、得丸真実子さんは「年齢にかかわらず孫ができたら、おじいちゃん、おばあちゃん。でも『老』という字に引っかかりを感じて、贈る側、贈られる側双方に、微妙な感覚があるようです」と話す。

 そのため同店では「敬老の日」好適品をPRするのに、「敬老の日」ではなく、小さな横文字で「ナイス・エイジング・デー」のプレートも置く。“老”の文字をなくすことで、「私(の親)は、まだ長寿を祝うような年ではない」という抵抗感をなくすことができるという。

 一方、“物より思い出”の傾向は、百貨店の販売動向にも表れており、2〜3年前から敬老の日に、高級弁当がよく売れる。マツタケご飯入りなど、一人前3000円もする豪華なお弁当で、両親と一緒に食べようと買っていく人が多いという。人気の高まりを受けて、今年は、高級料亭「なだ万」や老舗旅館「加賀屋」など5社が臨時会場を設置し、一人前5000円から8000円の高級弁当を販売する(一部予約制)。

 ≪イベントも≫

 世代を超えて時間を過ごすために、知恵を絞る自治体や企業もある。

 東京・池袋のサンシャインシティー内にある食やリラクゼーションをテーマにしたテーマパーク「ナムコ・ナンジャタウン」では17日まで、孫を同伴した祖父母には、入園料を無料にするサービスなどを行っている。

 また、東京23区内で最も高齢化率が低い江戸川区では17日、銭湯で小中学生ボランティアが高齢者の背中を洗う「お背中流し隊」を開催する。7年前から行っているイベントで、サービスを受けた高齢者からは「孫に背中を流してもらっているようでうれしい」と評判だ。

 長寿が当たり前となり、単なる3連休となりがちな「敬老の日」だが、お年寄りに感謝し、年長者を敬う伝統は、いつまでに大切にしたいものだ。






 ■15日に祝う“発祥の地”

 9月15日の「敬老の日」は昭和22年、兵庫県野間谷村(現多可町)の村長が、戦後の混乱のなかで、村のために尽くしたお年寄りを敬おうと、60歳以上のお年寄りを集めて慰労したのが始まりという。その後、兵庫県内に広まり、昭和41年からは祝日となった。

 平成15年からは、ハッピーマンデーの対象となり、9月の第3月曜日に変わった。しかし、多可町では同村の伝統を引き継ぎ、17日ではなく、15日に喜寿の人を対象に敬老会のイベントを開催する。同町の岸本将人・健康福祉課長補佐は「敬老の日はやはり15日ですよね。今の77歳は、まだまだ元気で働いている人も多いですが、気軽に楽しんでもらえたら」と話していた。

(2007/09/12 08:41)

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