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まちアートプロジェクトコミュの明日、埼玉近美に集合!!

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明日、以下のシンポジウムに「まちアートプロジェクト」が参加します。

ご興味のある方は是非おいで下さい。


埼玉県立近代美術館主催

美術館利用研究会



■シンポジウム「アートがつなぐ町と人学校アートプロジェクトの可能性」

日時:2008.3/20(木・祝) 10:3012:00

コーディネーター
 三澤一実先生 (文教大学准教授)

パネラー
 中平千尋先生(長野市立桜ヶ岡中学校教諭・前とがびプロジェクト代表)
 鈴木眞里子さん(文教大学美術専修4年生・まちアートプロジェクト代表)
 池田景子先生  (加須小学校教諭・まちかど美術館の実践)

場所:埼玉県立近代美術館二階講堂

費用:無料

コメント(2)

先日お伝えいたしました埼玉県立近代美術館主催のシンポジウム「アートがつなぐ町と人学校アートプロジェクトの可能性」の中で、『まちアートプロジェクト(以下MAP)』の実践報告をしましたのでその概要を紹介いたします。



三つの実践の発表があり、私たちMAPの発表は最後でした。



初めに「加須小学校・まちかど美術館の実践」の発表です。



まちかど美術館とは、小学校の全児童の絵を街の商店などに展示をするというものです。


それにより、児童の学びの姿を地域の人たちや保護者に見てもらうことができます。


児童も教師以外の人に自分の作品をみてもらい、自分の作品の見てほしいところや工夫したところ、表したかったところを伝えることで自信にも繋がっていたとの報告がありました。


そして、一番大切にしていることは、「商店に飾る為の作品をつくるのではなく、児童の気持ちや願いを表現できることを重視した取り組みをするところだ」と発表の先生は結びました。


こうした取り組みは一つ間違えると、目的がすりかえられてしまう恐れがあります。


児童の学びの為と銘打っていても実は「大人の利益の為のもの」になってしまうことが容易に考えられますが、この小学校の先生方はその点に充分気をつけての実践でした。





次に、「とがびプロジェクト」の実践報告です。




「とがびプロジェクト」とは、長野県にある戸倉上山田中学校が2日間戸倉上山田びじゅつ中学校になるというプロジェクトです。


つまりごく普通の中学校が2日間限定で「美術館」になるというものです。


長野県にある梅野記念絵画館や信濃美術館から本物の作品が中学校にやってきます。


その作品のセレクトは、中学生が自分の学校に飾りたいとセレクトしたものです。


また、数名の現代アーティストも中学生と関わりながら作品制作を行い、展示します。


普段は美術館という場所でしか見ることのできない作品を教室で見ることができるだけでも驚きですが、さらに中学生が「キッズ学芸員」となり会場に来てくれたお客さんへ絵の見方をギャラリートークで行います。


作品セレクト、展示方法、作品解説まで、全て中学生自身が企画し、実践します。


私も、実際に会場に行ったときに「キッズ学芸員」のギャラリートークをうけました。良くありがちな作品ラベルを読み上げただけのような解説ではなく、見る人の見方を膨らませるような解説が印象的でした。


発表者の先生は、発表の中で「美術館は中学生に面白い展示会を企画してくれ」また「アーティストは中学生に面白い作品をつくってくれ」と熱いメッセージを伝えました。

最後に、現代作家とのコラボレーションについて、

「中学生の可能性は計り知れない、作家とのコラボにより、このプロジェクトを通して、地球上のどこにもない面白いアートが生まれる可能性があるのでは」と結んだ。
最後に私達「MAP」の発表がありました。


代表の鈴木から、プロジェクトのきっかけから始まりアートプロジェクトを通して地域に何が起こったかを強調し発表しました。


はじめ、地域のプロジェクト参加商店の方は、自分の店舗に学生の作品を展示するということがどういうことなのか分からなかった、けれど二年目になり、店の人が「こういった作品がほしい」・「店のここに展示したい」・「もっとインパクトがほしい」などと学生と共同して作品を制作する場面が見られました。


そのことで、学生はお店の人に自分の意見を伝え、お店の人は学生に自分の意見を伝えるといった、作品制作を通して密なコミュニケーションが生じ、結果お互いをより理解することに繋がりました。


人は、知らないものを信頼することはできません。


このプロジェクトは、活動をしていくことで、人を知り、地域を知り、また地域の方は学生を知るという一方的でなく双方向に影響のあるプロジェクトです。


故に、当たり前のことですが学生は作品に対して自分のプロジェクトへの参加態度に対して責任を持たなくてはならず、店舗の方は作品制作ではなく作品展示、作品管理と形は違えど、それは同じです。


「プロジェクト実行の為の責任を負うことのない傍観者がいないこと」が私達のプロジェクトの強みであると感じることの出来る発表でした。


最後に強調したことは

この活動は「アートによるまち作り」では決して無いという事。

言うならば「アートによりコミュニケーションを図ったら、理解に繋がり、人と人を結びつけ、結果まちづくりに繋がった」というものです。




最後に、シンポジウムで発表をした三つの実践について議論をしました。


三つの実践に共通していることは「アートを通して人と関わり自分の考えを伝えているところ」、「自分を確かめたり自信になったりする場であること」、「様々な世代との交流」という意見が出ました。



一時間半という短い時間でしたが非常に内容の濃い充実したシンポジウムでした。


ここで学んだことを次の実践に活かしていこうと思います。






とがびアートプロジェクト関連リンク
http://www.gakko-bijutsukan.com/

まちアートプロジェクト(MAP)ブログ
http://townart.exblog.jp/

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