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赤坂憲雄 東北学コミュの岡本太郎と東北

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はじめまして。

赤坂憲雄氏の最近刊行された『岡本太郎の見た日本』(岩波書店)を読みました。
氏の本によって、「芸術は爆発だ!」という奇行の芸術家という印象しかなかった岡本太郎が、実は気鋭の民俗学者であるということに気づかされました。
実際に岡本太郎の『神秘日本』(みすず書房)にある東北論や沖縄論は面白く、また昭和30年代に各地を廻った写真の数々も今では貴重な民俗資料です(毎日新聞社『岡本太郎の東北』など)。
この夏は岡本太郎の本を片手に出羽を廻ってみようと思っています。

それから、8月に刊行された季刊東北学第12号によると、次号の特集は「岡本太郎という思想」だとか。
そこで、「岡本太郎と東北」のトピックスを立ててみました。

よろしくお願いします。

コメント(3)

関連記事が、朝日新聞に。
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200710300153.html

岡本太郎の土着性とコスモポリタニズム、
赤坂氏の視点から読み解かれるなんてこれは凄い、
とすぐに購入しましたが、未読のまま。

冬に太郎の墓もある奥入瀬を訪ねる予定で、
それを機会に読むつもりです。
「岡本太郎の見た日本」と題し、
神奈川・川崎市で講演会があります。
@中原市民館 大ホール
3月19日(水) 午後6時30分〜8時30分

詳細はこちら
http://www.library.city.kawasaki.jp/news/news080201.html
雨の中、講演会に行ってきました。

赤坂氏、自分は雨男だという話から始まり、岡本敏子さんとの出会いから岡本太郎著作へ至る道のり、パリでの岡本太郎の逸話と、大阪万博〜跡地の民族博物館建設への経緯が主な内容。質疑応答入れてびっしり二時間。赤坂氏自らの民俗学者としてのテーマ「いくつもの日本」が、岡本太郎の軌跡にいかに繋がるかがよく分かる内容でした。

20、30年代のグローバリズムをパリで強烈に体感しながらも、日本から逃げず日本土着の文化を深化させる方向へ向った岡本太郎が、その後、縄文文化の”発見”から万博プロデューサーとしての隠れた功績を残すまで、その「世界的であると共にローカルであること」の体現者としてを赤坂氏は評価していました。

岡本太郎について書き進めながら、民俗学界での自らの立場に希望を見いだす作業だったのではないかと想像しました。著作は途中でおいてあったので、再スタートしています。

ちなみに、「太郎は、感性というより理性・理論の人だと思う」というようなことを赤坂氏は話されていましたが、太郎の巨大壁画「明日の神話」を修復した吉村絵美留氏も同じことを主張されています。

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