新作アルバム'Anonymous Lights'は、前作‘Notes and Crossings’で展開された独自の音世界を更に深化させたものです。前作と同様、ピアノ演奏による小作品14 曲を収録していますが最終トラック‘Book of Fixed Stars’は11 分以上にわたる大作となっています。クラシカルな作風であり、ミニマルなピアノによる作曲法の枠内にありながらも、意図的に調性を崩し、なおかつ既存の作曲法からの逸脱を試みることで独自の音世界を築いています。さり気ないメロディのひねりと調性の対比としての無調が織りなす揺らぎ。’Anonymous Lights' は前作‘Notes and Crossings’以上にパーソナルであり、更に成熟した作品であると言えましょう。