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クラシックマジック研究コミュの『盃席玉手妻(はいせきたまてづま)』 Haiseki−Tamaーtezuma

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『盃席玉手妻(はいせきたまてづま)』 Haiseki−Tamaーtezuma

江戸時代中期、天明年間(1784年頃)発行の伝授本。
著者は離夫(りふ)とあるが経歴不詳。上中下巻構成で33種記載。
菱屋孫兵衛による寛政11年の上中下合本版(1799)が現存し、天明5年(1785)に孫兵衛が出した他の本の巻末広告に『盃席玉手妻』があるためそれより10年早い刊行であると思われる。
注目すべき演目は、「葛籠の中へはいり紐をむすはせて封をつけて中なる人自由にぬけ出る伝」であり、秀逸である。
また「紙に人の名を書せ火に燃やし其灰を腕手にすり込バ星文(いれほくろ)と成あらわる伝」があり、これは現在でも行われる灰を腕にこすって文字を浮かび上がらせる、というものである。

『ザ・マジック 11号』(1992 東京堂出版)p42「日本の奇術文献7」山本慶一
『ワンツースリー 32号』(2001 日本奇術協会)p2「『伝授本』の手品考・其の三」平岩白風
松山光伸著『実証・日本の手品史』(2010 東京堂出版)P380

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