第2号 (1994.7) ■共同討議「〈差別〉と文学」=安宇植+村井紀+渡部直己+浅田彰+柄谷行人 ■小特集「ベンヤミンから出発して」= N. ボルツ氏に聞く「ベンヤミンからデジタル美学へ」(聞き手,訳・石光泰夫)/N. ボルツ「ベンヤミンの美学」(訳・石光泰夫)/石光泰夫「ベンヤミンの『身体空間』」/S. バック-モース「大衆文化の夢の世界」(訳・竹内孝宏)/S. ウェーバー「決定に異議を申し立てる」(訳・大久保譲)/J. タウベス「カール・シュミット」(訳・杉橋陽一)/杉橋陽一「ヤーコプ・タウベスについて」 ■評論 = M. ジェイ「イデオロギーとしての『美学イデオロギー』:政治の美学化とはどういうことか?」(訳・田村斉敏)/J. デリダ「フロイトに公正であること(下)」(訳・石田英敬)/守中高明「灰の分有」/井口時男「田舎者の桶」/藤井貞和「表現としての日本語」/松浦寿輝「襲と褥ーー折口信雄論(1)」 ■連載小説 = 多和田葉子「聖女伝説(2)」/水村美苗「日本近代文学(8)」
第3号 (1994.10) ■共同討議「日本文化とジェンダー」=上野千鶴子+水田宗子+浅田彰+柄谷行人 ■インタヴュー = G. スピヴァックに聞く「一言でいえば……」(聞き手・E. ルーニィ,訳・長井香里) ■評論 = A. ドウォーキン「イスラエル」(訳・岡真理)/R. シェレール「二人の守護聖人」(訳・安川慶治)/安宇植「ハングルと〈法令〉と」/千葉一幹「中心の不在 あるいは殉死者芥川」/すが秀実「『国民作家』の誕生ーー小説的モダニティの構造(終)」/東浩紀「幽霊に憑かれる哲学ーーデリダ試論」/J-L. ナンシー「共出現」(訳・大西雅一郎)/松浦寿輝「石と忌ーー折口信夫論(2)」/S. ジジェク「否定的なもののもとへの滞留(1)」(訳・田崎英明) ■連載小説 = 多和田葉子「聖女伝説(3)」/水村美苗「日本近代文学(9)(終)」
第4号 (1995.1) ■特別インタヴュー = 久野収氏に聞く「京都学派と三〇年代の思想」(聞き手・浅田彰+柄谷行人) ■評論 = 野口武彦「車輪と糸巻き」/酒井直樹「種的同一性と文化的差異(1)」/C. L. ヒル「ファシズムと表象の主体」(訳・竹内孝宏)/山城むつみ「万葉集の『精神』について」/S. フェルマン「声の回帰 クロード・ランズマンの『ショアー』(1)」(訳・崎山正毅+細見和之)/J. ハートマン「破壊の書」(訳・末廣幹)/上村忠男「凍てついた記憶」/西成彦「プロスペリズムの終わり/宮沢賢治とカフカ」/安宇植「ハングルと〈男〉と(上)」/久保田泰考「KIMURA avec LACAN」/松浦寿輝「擬と移ーー折口信夫論(3)」/S. ジジェク「否定的なもののもとへの滞留(2)」 ■連載小説 = 多和田葉子「聖女伝説(4)」
臨時増刊号 モダニズムのハード・コア ーー現代美術批評の地平 (1995.3) 序◆導入にかえて = 浅田彰+岡崎乾二郎+松浦寿夫 I ◆共同討議「モダニズム再考」=磯崎新+柄谷行人+浅田彰+岡崎乾二郎 II ◆C. グリーンバーグ「モダニズム絵画」(訳・川田都樹子+藤枝晃雄)/M. フリード「芸術と客体性」(訳・川田都樹子+藤枝晃雄)/T. J. クラーク「クレメント・グリーンバーグの芸術理論」(訳・上田高弘)/M. フリード「モダニズムはいかに作動するのか」(訳・上田高弘)/T. J. クラーク「モダニズムに関する論議」(訳・上田高弘) /「ミニマリズムとポップ以降の美術論」= M. フリード論文(訳・杉山悦子)+R. クラウス論文(訳・杉山悦子)+B. ブクロー論文(訳・杉山悦子)+討議(M. フリード+R. クラウス+B. ブクロー他)/R. クラウス「視覚的無意識」(訳・小俣出美+鈴木真理子+田崎英明)/J. コスースに聞く「モダニズム以降」(聞き手・浅田彰) III ◆岡崎乾二郎「経験の条件(1)」/松浦寿夫「美術館のなかのひとつの場所」/田中純「美術史の曖昧な対象」/丸山洋志「『透明性』の内部」/共同討議「モダニズムの再検討」=岡崎乾二郎+田中純+丸山洋志+浅田彰+松浦寿夫