【離婚協議書・公正証書】コミュの離婚問題【豆】知識 vol.９～ＤＶ

ドメスティック・バイオレンス（ＤＶ）とは、配偶者（内縁関係を含む）から振るわれる暴力の事を言います。
圧倒的に多いのは、妻が夫から暴力をされるケースですが、近年は逆のケースも見られます。
法定離婚原因の「婚姻を継続し難い重大な事由」に該当します。

■ＤＶの具体的な行動　　
　?身体的な暴力…殴る蹴る、物を投げつける、髪の毛を引っ張り回す等。　
　?精神的な暴力…無視する、見下した言い方をする、大事なものを毀す等。　
　?社会的暴力…交友を監視する、実家に帰らせない等。　
　?経済的な暴力…生活費を渡さない、お金を取上げる等。　
　?性的な暴力…性行為の強要、避妊に協力しない、中絶を強要する等。
　?子どもを利用する暴力…子どもに暴力を見せる、子どもを取上げる等。

ＤＶでは被害者にも加害者にも、その認識がない事があります。
加害者は暴力を過小評価したり、配偶者のせいにする傾向にあり、被害者は自分が悪いと思ったり、感情が麻痺してしまう事が多いからかもしれません。

ＤＶ被害を受けている場合、離婚をするしないに拘らず、まずは自分と子どもの身を守る事を考えてください。
夫婦二人だけで離婚の話し合いをした場合、相手が逆上する可能性があり危険です。まずは、配偶者暴力相談支援センターや、社会福祉事務所、または最寄の警察署などに相談してください。

また別居する時に、身の危険を回避するために逃げるような時は、　
　?現金や通帳（出来れば自分名義のもの）　
　?保険証や母子手帳、免許証　
　?暴力の証拠となる診断書や写真、テープ、日記等　
　などを持って出るようにして下さい。