moving （movies and musicals）コミュのアンモナイトの目覚め

AMMONITE

フランシス・リー

ケイト・ウィンスレット/メアリー・アニング
シアーシャ・ローナン/シャーロット・マーチソン
ジェマ・ジョーンズ/モリー・アニング
ジェームズ・マッカードル/ロデリック・マーチソン
アレック・セカレアヌ/ドクター・リーバーソン
フィオナ・ショウ/エリザベス・フィルポット

長編デビューとなる前作「ゴッズ・オウン・カントリー」で高い評価を受けたフランシス・リー監督が、ケイト・ウィンスレットとシアーシャ・ローナンという実力派女優２人を主演に迎えて贈るヒューマン・ドラマ。19世紀に独学で古生物学を学び、化石の発掘で大きな功績をあげながらも、生前は学会で認められることのなかった実在の女性メアリー・アニングを主人公に、男性優位の社会で貧しく孤独な人生を歩んできたヒロインが、対照的な境遇でありながら同じような孤独を抱えた若い人妻との出会いを通して、抑圧された心を開放していく姿を、繊細かつ官能的に描き出す。
(by Allcinema)

アンモナイトの目覚め　

シアーシャ・ローナンが綺麗だった。
冒頭の生気のない時も、元気を取り戻して笑うようになってからも。
子供の存在がサブテーマ。another babyが示す過去。
子供達と死別し感情を失った母親。タブーな質問。

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ねたばれ

『目覚め』って、誰の？何の？

まぁ、アンモナイトっぽかったのは、
メアリーこと、ケイト・ウインスレッドだけれども。

シアーシャの演じるシャーロットも、
最初は眠っているように生気がなかったけどね。

another babyという言葉。
連想したのは、流産か死産かという印象。

なんとなく、子供の存在がサブテーマ。

10人の子供の内、8人を既に失い、
感情も失ったと子供に思われている母親。

そんな母親を持つ、子供のいない娘。

外での、他人の子供を可愛がる様子。

タブーという印象の、子供に関する質問。

メアリーと姉の関係もなぜか険悪。
原因は何だろう。
過去の事件？
現在の生活格差？

パーティーでシャーロットと話してたのは、
メアリーの姉だったのか。
それなら、メアリーは機嫌を損ねる訳だわ。

シャーロットは美しかったな。
生気のないときも。
元気を取り戻したときも。

メアリーの武骨さは、
海の荒涼感に溶け込んでたな。
あの場所が、メアリーの一部のよう。

ラストシーンは大英博物館。
化石をはさんで向かい合う2人。

2人の関係は、どういう形であれ、
続いていくような気がするな。

『好きだな』という感情は、
性別も環境も年齢も越えるのだ、的な。

･･･そうであってほしいね、という希望も込めて。