moving （movies and musicals）コミュのヴィクトリア女王　最期の秘密

Victoria and Abdul

スティーブン・フリアーズ

ジュディ・デンチ/ヴィクトリア女王
アリ・ファザール/アブドゥル・カリム
エディ・イザード/バーティー
アディール・アクタル/モハメド
ティム・ピゴット＝スミス/ヘンリー・ポンソンビー
マイケル・ガンボン/ソールズベリー

「あなたを抱きしめる日まで」のジュディ・デンチとスティーブン・フリアーズ監督が再びタッグを組み、英国女王とインド人使者の交流を描いたドラマ。1887年、ビクトリア女王の在位50周年記念式典。記念硬貨の贈呈役に選ばれたアブドゥルは、英領インドからイギリスへとやってくる。最愛の夫と従僕を亡くした孤独から心を閉ざした女王ビクトリアは、王室のしきたりなどにも臆することなく、まっすぐな笑顔を向けるアブドゥルに心を開き、2人の間には身分や年齢なども超越した深い絆が芽生えていく。･･･
(by eiga.com)

ヴィクトリア女王　最期の秘密　

ヴィクトリアとアブドゥルは15年弱一緒だったのかな？　
『独裁者こえー』っていうお友達優先人事にくらっときたけど、
立場を超えた２人の交流はとても素敵。
キュートさというのは、見た目じゃなくて心意気♪

ヴィクトリア女王　最期の秘密

２回目。権力と無駄は表裏一体。その無駄が場合によって統治の腐敗になったり、後世の遺産になったり。女王のご乱心とも思えるインド青年との交流♪　歴史から葬られたはずの１ページを遺した日記の存在。

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原題の通り、『ヴィクトリアとアブドゥル』の話と捉えれば、
国籍も年齢も身分もかけ離れた2人の素敵な関係を描いた作品になるけど、
女王の治世の史実という意味では、『独裁政権あるある』って話になるかも。

権力と無駄は、切っても切れないものなんだな。
その無駄が、現政権の腐敗に繋がったり、後世の文化遺産になったり。

世間の目から見れば、ヴィクトリア女王のご乱心とも思えるインドの青年との交流。

大体、権力にすり寄ってくる人間って、ロクなものはいない。
この作品に出てくる女王の取り巻き達も、自分の保身しか考えていない。

だから、女王が暴走したというのもあるのかな。
でも、気に入ったからって、エコひいきして権力を与えると、
アン女王とレディ・サラのような関係（The Favorite）になる可能性もあったのかな。

結局、何年一緒にいたのかな。
（調べてみたら、15年弱だったっぽい）
女王の崩御後、アブドゥルと女王に関する手紙や写真や、彼の存在を顕わす全ての物は、
焼却され、証拠隠滅されたとのこと。

今の日本と一緒という･･･。
まぁ、そこは置いておこう。

アブドゥルがハンサムで背が高かったので、この上ないチャンスに恵まれたけど、
背の低い相棒が、肺病を患い英国で亡くなってしまったのは、ホントにとばっちり。
彼だけでも、母国へ帰国出来れば良かったのに。

女王崩御後、アブドゥルが処刑されなくて良かった良かった。
イスラムの教えがとても平和主義なのも新鮮。
彼、コーラン全て暗記しているとか言ってたな。

アブドゥルの瞳が良かった。
嘘のない、茶目っ気のある大きな瞳。

あと、もうお年を召したはずのヴィクトリアを観てると、
キュートさというのは、見た目じゃなくて心意気だなと勇気づけられる。

アブドゥルといる時の女王、可愛かったなぁ♪