moving （movies and musicals）コミュのmellow メロウ

mellow メロウ

今泉力哉

田中圭/夏目誠一
岡崎紗絵/古川木帆
志田彩良/浅井宏美
松木エレナ/水野陽子
白鳥玉季/原田さほ
SUMIRE/吉川弘子
山下健二郎/ （友情出演）川上優
ともさかりえ/青木麻里子
小市慢太郎/古川左近

「愛がなんだ」「アイネクライネナハトムジーク」の今泉力哉監督が田中圭を主演に迎え、オリジナルストーリーで贈る群像恋愛ドラマ。街で一番オシャレな花屋を営む独身男と廃業寸前のラーメン屋の再建に奮闘する若い女性を軸に、不器用な男女が織りなす片想いだらけの恋愛模様をやさしい筆致で綴る。
(by Allcinema)

#mellow

題名は夏目が営んでいる花屋の店名。
優しい『ごめんなさい』に溢れた、いつまでも観ていたい気分になる作品。
群像劇だけどモテるのが夏目くんだけなので人物整理が簡単。
最後のラーメン客に対する穏やかな優しさも良かった。

***************************************************

ねたばれ

優しい優しい、いつまでも観ていたい気分になる作品。
そして、苦手な群像劇だけど、モテるのが夏目くん一人なので、人物整理が簡単。

{mellow}は、夏目くんが営んでいる花屋さんの名前。
中学生によると、『ご近所では、お洒落な花屋さん』らしい。

とは言え、女子たちは、服や髪形が変わると雰囲気がガラリと変わるので、
場面の途中で、『あ、さっき出てきた人か』と思うことしばしば。

いやいや。

まーたいてい、女子たちが夏目くんにフラれてしまう場面が続いているのだが、
優しい気持ちになったのは、「ありがとう、でもごめんなさい」の響きが優しいからだな。

あと、花が好きな人たちだから、悪い人がいる訳がない?
いやいや。それは偏見かもしれないですね。

夏目くん。鈍感だけど、雑ではない。
難しいキャラ、だねぇ。

中学生の瑞々しさ。
主婦のファンタジー。
地に足がつきすぎの間柄。
どれも淡くて、繊細。

賢い姪が状況を把握しつつも
口を挟まないのが和風味。

ハリウッド映画だったら、おしゃべりなキャラが
担うことが多い印象のポジションですから。

あとは、皆さん美少女でしたねぇ。
花のある風景という優しさも良かったですねぇ。

ファンタジーな妻と、結果的に攻撃的な旦那の理不尽な喧嘩には笑ったなぁ。

最後のラーメン屋の場面も優しさに溢れてたなぁ。
薔薇の花プレゼントも素敵。

ラストの瞬間の後は、どうなってるのかな。

夏目くんが、淡い可愛い花束を彼女に渡して、
そして、2人の新しい関係が始まるといいなぁ。。

エンドロール後にメイキング映像ありました。
監督はこんな方なのかー、と分かったのも楽しかった。
アーティストって感じですねぇ。