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moving (movies and musicals)コミュのガザの美容室

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映画Degrade
いすタルザン・ナサール

ヒアム・アッバス/エフィティカール
マイサ・アブドゥ・エルハディ/ウィダド
マナル・アワド/サフィア
ダイナ・シバー/サルマ
ミルナ・サカラ/ゼイナブ
ビクトリア・バリツカ/クリスティン
レーム・タルハミ/ワファ
フダ・イマム/サメーハ
ラネム・アル・ダオウド/マリアム
サミラ・アル・アシーラ/ファティマ
ラヤ・アル・カハテブ/ルバ
ウェダッド・アル・ナサル/ソーサン
ネリー・アボウ・シャラフ/ナタリー
タルザン・ナサール/アハメド

メモパレスチナ自治区ガザの小さな美容院を舞台に、戦時下の過酷な日常をたくましく生きる13人の女たちを描いた人間ドラマ。
(by eiga.com)

ペン<ガザの美容室>
原題Degradeは退廃という意味(仏語)。
女性だけが集まる美容室での数時間(美容師の仕事、ほぼ進んでないしー)。
イライラした雰囲気が高まってカオス状態。
それぞれが抱える爆弾の破壊力。
日常と非日常の境目を見失う生活。美容院

************
まず、映画。

内容は、美容院での数時間の出来事だったはず。

最初は平常だったのが、だんだんカオスになっていき、
爆発を起こして終了、みたいな流れでした。

原題”Degrade”はどういう意味だったのだろうと、
鑑賞後に確認したらフランス語で『退廃』という意味でした。
この内容でこのタイトル。深いな・・・。

日常と非日常の境目がとても曖昧でした。

美容院に行くのは、まだ日常の範疇。
それが、結婚式の準備となると少し非日常になり、
陣痛が始まるとなるとー。

一方、くだらない話で盛り上がるのは日常。
テレビで戦争のこと言ってるのも日常。
代わりにラジオで音楽を聴くのも日常。

でも、外で銃撃戦が始まってしまい、
恋人が重症になるのは非日常。

そんな日々のヒトコマ。
何が起きようとも、彼女達は逞しかったな・・・。

***

そして、ミニライブが、上映後にありました。

弦楽器の元祖とも言えるアラブの楽器、ウードのソロ演奏会。
演奏されたのは、常味裕司さん。

全部で4曲かな?
1曲が長いので時間は、30分ほどだったかと。

イランの古典の曲が、ちょっとスパニッシュな印象でした。
シリアの古典の曲は、物悲しい美しい曲でした。

イラクの曲は、作者も不明な古い曲で、西洋では使われ得ない細かい音階の不思議な曲。
ドレミファじゃないのに、不協和音じゃない。
これが正しい音程なんだろうなと思われる旋律。

そして、ラストはエジプトの曲。
どこがエジプトっぽいのかわからなかったけど、
これも美しい旋律でした。

トークの時間もあって、アラブの音階の説明が面白かったです。
アラブの音階は、西洋のドレミファよりずっと細かい刻みの音階だから、
音が濁っているというか、くすんでいるというか、
覇気のない印象の音階。

だから、アラブの音階で『カエルの歌』を演奏してもらったら、、
まるで、瀕死のカエルさんのような響きでした。

私の感覚では、元気のない印象なのに、
アラブでは、この音階で人生の喜びを表現す曲を作っているとか。
うん、感覚の違いって面白い。

音は無限にあると言って、ウードで細かい音程をさらさらっと弾いてくれたのには、
戦慄が走りました。ピアノでは出せない音だなぁ…!

『音は無限にある。』
名言ですねv

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