moving （movies and musicals）コミュのナイスガイinニュヨーク

COME BLOW YOUR HORN 2016/12/11 13:00-

ニール・サイモン

福田雄一

井上芳雄/アラン・ベーカー（兄）
間宮祥太朗/バディ・ベーカー（弟）
吉岡里帆/コニー・デイトン
愛原実花/ペギー・エヴァンス
石野真子/ミセス・ベーカー（母親）
高橋克実/ミスター・ベーカー（父親）

ニール・サイモン、伝説のデビュー作!!
プレイボーイの兄と、マジメで内気な弟。正反対の2人が大騒動を巻き起こす！
20世紀を代表する偉大なるシンガー、フランク・シナトラ主演の映画版(邦題:ナイスガイ・ニューヨーク)の名曲を、井上芳雄が歌い上げる！

シアター・クリエの大きさに相応しい小振りなコメディ。

登場人物の設定を見るだけで、おおよその展開が読めそうなストーリーなので、
予定調和を楽しめました。

ラストは読めるので。着地点からかけ離れたところで話が展開する１幕の方が面白かったかな。

井上さんは、１幕では出ずっぱり。
もちろん、タオル持参。
そして、「歳を取ったせいか汗の質が変わってきた」と自虐的ギャグ。

弟キャラが、内向的と言うより情けない系統で、
ほっぺたが真っ赤の田舎者のメイク演出。
ノーメイクの間宮さんは爽やかな美青年なのに。

･･･と思ったら、２幕（３週間後）には、派手でうざったいキャラに豹変。
「派手」も「うざったい」も、兄貴からの影響だから仕方ないけれども。

兄貴のブヒブヒの歌（正式名忘れました;）のミュージカルとしての完成度には笑ったなぁ。
もしかしたら、この作品一番の名場面？

ショーガール志望のコニーのブヒブヒもかわいかったけれども。

吉岡さんは、今、有望株の女優さんなのね？
開演前のアナウンス含め、いいキャラしてました。

この回、お母さんは体力限界だったらしく、
大きなスーツケース持って、ベッドルーム（舞台袖）に入ったところで、
滑って転んでたみたいです。
その様子を見て、息子たちがアタフタしてました。

ペギーは、「お父さんと出会ってはいけなかったんだー」で
堂々と去っていくところで笑ったなー。
トルフィーみたいな衣装もお似合いでした。

全体的な印象では、ドタバタ感を楽しむ感じだったけど、
歌は、洒落た英語の歌で素敵だったなぁ。

１粒で２つ美味しい感じ、でした。

＊＊＊

貸切公演だったので、カーテンコールの挨拶がありました。

カーテンコールでの挨拶は、オケピについてちょっと間違った情報を流し、
ブヒブヒの歌のメロディで、吉岡さんさんが『ぴあとオケピ会員ありがとうソング』を
披露してくれ、井上さんも、ブヒブヒと手のヒラヒラだけはみんなと一緒に参加。
歌は「契約上歌う訳にはいかない、自分の歌は無料じゃないから」ということでした^^;