ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

moving (movies and musicals)コミュのルートヴィヒ/[復元完全版]

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
映画LUDWIG
いすメモ ルキノ・ヴィスコンティ

ヘルムート・バーガー
ロミー・シュナイダー
トレヴァー・ハワード
シルヴァーナ・マンガーノ
アドリアーナ・アスティ
ソニア・ペトローヴァ
ジョン・モルダー=ブラウン
マルク・ポレル
ゲルト・フレーベ

メモカットされていた1時間近くのシーンを復元した完全版で、ルードヴィヒ2世の生涯を描く壮大なドラマ。19歳の若さでバイエルン国王となったルードヴィヒ2世は、作曲家ワグナーに心酔し国費をつぎこむ。彼は従姉妹のエリザベートを恋するあまり、ソフィーとの婚約を破棄してしまう。やがて、1866年にオーストリアとの戦いに敗れ、ワグナーにも裏切られたルードヴィヒは、失意のどん底に突き落とされ、突如謎の死を遂げる。(by allcinema)


完全版だけあって、しっかり4時間の長編。
狂王の在位期間を丁寧に映像化しましたという感じ。

ついでに、Wikipediaを映像化したような印象も。
反対に、この作品を元にWikipediaの文章は作られていたのかも。

面白かったのはシシィの存在。
ミュージカル「エリザベート」では我が儘な女性に思えるシシィが常識人に見えました。
それだけ、ルートヴィヒが駄目人間だったってことでしょうか。
最近観た映画の中では「海よりもまだ深く」の主人公に似てたな。

・・・って、例えが庶民過ぎるだろうに。

ルートヴィヒは、なんともへたれな放蕩国王で、結構不幸だったのかなと思いつつも、
やりたい放題でもあったんだよなとも思える。

政府の人達が、彼のことを『国民には人気がある』って苦々しく言っているのが面白かった。

そして、『ブルボンの秘宝』みたいな懐中時計が出てきて、ちょっとウケ。

・・・ブルボンじゃなくてハプスブルクだけど。
・・・そもそも、秘宝じゃないけど。

男たちのパラダイスは、ルートヴィヒのパラダイスだったのかな。
外は雪が降っているのにみんな薄着で。

廃位計画から溺死までが長かったなー。
とっとと終わるかと思ったら、そこから30分は続いていた。

ラスト、死に顔ショットの上をエンドクレジットが流れるのが微妙で、
しかも、昔の作品なのにエンドクレジットが長かった。

再編集した完全版だから?

シシィ役のロミー・シュナイダー は、さすがの貫禄美しさ。
「暗殺でもされれば歴史に名前が残る」というシシィの台詞は史実なのか気になる。

他にWikipediaネタでおおーと思ったのは、ルドルフが自殺してからシシィはずっと喪服を着てたとか、
ルートヴィヒは歯が悪かったけど、それが憧れのルイ14世と同じで結構気に入ってたとか、
ベルサイユ宮殿を模したお城の鏡の間が本家より素晴らしくて、シシィが見学にやってきて、
大受けしてたとか。

あと、わざわざ久し振りに会いにやってきたシシィを、『自分が美しくないから』という理由で
追い返すなんて、・・・乙女かよ!

城の地下水洞窟でゴンドラに乗ってやってくるって、オペラ座の怪人かよ!

しかも、白鳥がいて花は飾ってあっ蔓草も施されていて、・・・少女マンガかよ!

・・・と、彼の生き様に感心しつつ、ルートヴィヒを演じたヘルムート・バーガー の個性的な美しさを
堪能する4時間、楽しく過ごせました。

孤独な雰囲気、報われない雰囲気、うん。
そして、彼より正統派な美青年、オットー役のジョン・モルダー=ブラウンも目の保養。

近親相姦で狂気な人達。
「エリザベート」の『悪夢』に登場するハプスブルクの人々。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

moving (movies and musicals) 更新情報

moving (movies and musicals)のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。