moving （movies and musicals）コミュのリザとキツネと恋する死者たち

LIZA, A ROKATUNDER

ウッイ・メーサーロシュ・カーロイ

モーニカ・バルシャイ/ リザ
デヴィッド・サクライ/ トミー谷
ゾルターン・シュミエド /ヘンリク
ガーボル・レヴィツキ /ゾルタンの上司
サボルチ・ベデ・ファゼカシュ /ゾルタン
ピロシュカ・モルナール /マルタ

日本に古くから伝わる九尾の狐伝説をモチーフとした物語が1970年代のブダペストを舞台に
展開する中、昭和歌謡をはじめヘンテコな日本趣味が全編を彩る異色のファンタジー・コメディ。
（by allcinema）

ハンガリー発、謎のジャポネスク・ファンタジー。

ポスターでポーズを決めてる、ミントグリーンのスーツの方が気になっていたのですが、
彼はトニー谷という歌手（多分それなりに有名）の亡霊、あるいは、彼の姿を借りた死神。

明るいんだか暗いんだか、存在自体がめっちゃ謎でした。
明るい表情をしているけど、目が笑っていないというか。
でも、お茶目にも見えるんだな。

日本人でミントグリーンというパステルカラーを粋に着こなしてるって凄いな。
役者がハーフだからかな。
トミー谷を演じてたのは、デヴィッド・サクライさん^^

主人公のリザは30歳になったばかり。

角度によって、おばさんに見えたり、少女に見えたり。
三つ編みと緩いウェーブとか、髪型や洋服が変わるとイメージ変わる。

で、この作品は、リザに恋した死神トニーが、彼女の周りにやってくる男をどんどん殺していくという、
キュートなオカルトホラー展開。
その中で、親切で変わり者の刑事さんだけは生き延びたってことは、トニーがいい男を選んでくれた
と思えないこともない。

でもでも。
それにしては、巻き添え殺人が多過ぎる^^;

トニーさんの歌は、日本語を不思議なイントネーションで流れるような発音で歌っていて素敵でした♪

ラストのドライブも、意表をついた（ある意味MMFR的？）やり方で、ほのぼのしてたなー。

この作品は、もう一度観たいなーと思ってたけど、結局無理でした。
複数回鑑賞って、意欲以上に、運にも左右されるものだな。