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moving (movies and musicals)コミュの顔のないヒトラーたち

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映画IM LABYRINTH DES SCHWEIGENS
いす本ジュリオ・リッチャレッリ

アレクサンダー・フェーリング /ヨハン・ラドマン
アンドレ・シマンスキ/ トーマス・グニルカ
フリーデリーケ・ベヒト /マレーネ
ヨハネス・クリシュ/ シモン・キルシュ
ハンジ・ヨフマン/エリカ・シュミット
ヨハン・フォン・ビューロー/ オット・ハラー
ロベルト・フンガー=ビューラー/ ウォルター・フリードベルク
ルーカス・ミコ /ヘルマン・ラングバイン
ゲアト・フォス/ フリッツ・バウアー

メモ戦後十数年が経ち、経済復興の波に乗る西ドイツでは、ナチスによるユダヤ人虐殺の
事実は、不都合な歴史として忘れ去られようとしていた。ところが1963年、ドイツ人自らの手によって
ナチスの犯罪を裁く“アウシュヴィッツ裁判”が開かれた。本作は、ドイツ人の歴史認識の大きな
転換点となったこの裁判が実現するまでの道のりを、若き検事の苦闘の日々を通して描くドラマ。

ヒトラーが複数形。
ヒトラー本人ではなく、ヒトラーの手足となった人々を糾弾する話。

主役の検事さんが、端正な顔付きで麗しい。
過去、詩人ゲーテ役で主演していた時も純粋さが印象的だったし、
政治的な泥沼世界なんて似合わない、まるで天使。
ついでに、秘書のおばさんや恋人も、それぞれ天使のよう。

そう思いつつ観ていたけど、アウシュビッツを訪ねた時に、実の父親もナチスだったと
判明してヤケ酒に走る。あ、やっぱり人間だった。

最初のカバンのエピソードは、ヨハンと母親の確執を語るエピソードで、それが、
理想の人物だった父親までがナチス党員だったという衝撃の事実が判明して、
裁判を進めるにつれて、自分自身までもがボロボロになっていく。

彼がやろうとしていたことは『過去の正義を現在の正義で裁けるか』ということ。
つまり、個人の力で社会全体を裁くことが可能かどうかってこと。

常識とはある集団にとって都合の良い共通点認識のこと。
そして、その常識が論理的にに間違っていたらばどうするかって話でもある。

日本では、出来なかったことだな。
いや、過去形にしてしまっては希望がない。

日本が未だに出来ていないこと、だな。
そして今、過去の亡霊が・・・(これ以上書くとオカルトの世界になっちゃうw)。

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