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moving (movies and musicals)コミュの奇跡の2000マイル

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映画TRACKS
いすジョン・カラン

ミア・ワシコウスカ/ロビン・デヴィッドソン
アダム・ドライバー/リック・スモーラン
ローリー・ミンツマ/ミスター・エディ
ライナー・ボック/クルト・ポセル

メモ  1977年に、たった一人でオーストラリア西部の砂漠を横断する2000マイル(約3000キロ)の
大冒険を成し遂げた女性ロビン・デヴィッドソンの回顧録をミア・ワシコウスカ主演で映画化した感動の
アドベンチャー・ドラマ。

危険・警告ねたばれ

似たような邦題「わたしに会うまでの1600キロ」というのが公開されてるけど、
(こっちはリース・ウィザースプーン主演)
これはミア・ワシコウスカ主演のオーストラリアの話。
原題はシンプルに、“TRACKS”。

主役はミアだけど、彼女の旅を取材するリックの変化が面白かった。
(演じたのはアダム・ドライバー。彼は最新作のSWに出演するそうですね。)

彼は、ラクダっぽい顔なのに(失礼な)、都会の空気を纏っていてめっちゃうざい。
でも、だんだん砂漠の景色に馴染んでいく。

自分はロビン(ミア)の視線を通して彼を見ていたので、第一印象は最悪。
一番お近付きになりたくないうざいタイプ。

それなのに、彼がカメラマンとして旅にかかわることになってしまって、
ほんと、最悪!

も、彼のやることなすこと何もかもが無神経で気に触る。
べらべらどーでも良いことを話す声が聞こえてくるだけでイライラする!

反対に、同じようにべらべら話していても、
アポリジニの案内人のおじいさんの声は耳に心地良かった。
英語ではないので、何を言っているのかほとんど分からないけれど、
風景に馴染む声。

反対に、リックは風景に馴染まない存在。
彼が顏にかかるハエを気にしていて、なんで彼だけハエがたかっているんだろ?
ってよく観察したら。

おじいさんにもロビンにもハエがたかっていたけど、
彼らは、ハエの存在を空気のように気にしていなかったのでした。

そして。

何度か、再会していくうちに、
彼の顏にかかるハエの存在が空気のようになっていくと、
彼の纏っていたた空気も土地に馴染んできたのでした。

外見だけでなく内面もラクダのようになったんだなー。
(だから失礼だってば)

そして、旅だけでなく人生の同行者でもある犬の存在。

子供の頃飼っていた犬と同じ名前だったのは、
母親の自殺により、家族離散で子供の頃に飼っていた犬は
安楽死させられた哀しい記憶があるから、その犬への償いも含めての
命名だったのだと思う、多分。

それなのに。

砂漠に落ちていた毒薬を食べてしまって、旅の途中で別れることに。
毒薬で苦しんでいる彼を楽にさせてあげるには銃殺するしかなかったロビン。

思わず、ひって声が出た・・・
ここの喪失感ったら、ない。

全てを捨てて旅に出たはずだったのに、
手元にはまだ失うものがあった、
失うはずのないものが、失われてしまった感。

そんなこんなで、何度も後悔しつつ、でも、ロビンは海にたどり着く。

ずっと砂漠を歩いているのかと思ったら、同じ色の地面なのに
そこは砂浜だった・・・みたいなマジック。

そして、彼女の目指す地点を分かっていて、
待ってくれていたリック。

ここの場面は出来過ぎだったのでフィクションみたいだな、と思ったけど、
実際はどうだったんでしょ。

それはさておき。

彼女は、砂漠に愛されていたなー。
そんなことをふと思う。

都会では異分子だったのに、砂漠では風景の一部になってた。
だから彼女は砂漠を歩く気になったのかな。
逞しさが美しかった。

人間のうだうだを包んでくれる、あるいは直視させてくれる
自然の厳しさ、優しさ、壮大さ。

“WILD”の2倍の距離だもんなー。
…凄いよ。

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