幕が上がる（2） ２回目ということで、ちょっと余裕でちょっと薄味。
でも、『好き』がいっぱい詰まっている作品。
カメラが捉えた瞬間のキラキラは永遠。
そこが映画の良いところ。
舞台のキラキラは、一瞬で消え去っていき、
あとは人々の記憶の中に不確かな形で残るだけ。
舞台を録画した映像は、舞台とは別物の残骸でしかないのだから。
この作品には子供達しか出てこないのだなというのが２回目の印象。
子供達、つまり、背負っているもの、縛っているものがない人々という意味、
限界はあるけれど、好きなものに対し100%打ち込めるという意味。
それは、元学生演劇の女王も同じ。
この役の黒木華さんの芯のある声が最高に好き。
男前なんです。
この作品は、舞台に立っている人達が見ているだろう風景を疑似体験できるのと、
好きなものにとことん打ち込めるものがあるという幸せを感じられるとことが好き。
ところで。
ムロツヨシは役得だな。ええなぁ。
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