moving （movies and musicals）コミュのイフ・アイ・ステイ愛が還る場所

IF I STAY

Ｒ・Ｊ・カトラー

クロエ・グレース・モレッツ/ ミア
ミレイユ・イーノス /カット
ジョシュア・レナード/ デニー
ジェイミー・ブラックリー/ アダム
ステイシー・キーチ/ おじいちゃん
リアナ・リベラト
ガブリエル・ローズ
ジェイコブ・デイヴィーズ
アリ・ミルナー
アイシャ・ハインズ
ローレン・リー・スミス

ゲイル・フォアマンのＹＡベストセラー『ミアの選択』をクロエ・グレース・モレッツ主演で
映画化した青春ファンタジー。突然の事故で愛する家族を失い、自身も昏睡状態に陥った
17歳の少女ミアが、生と死の狭間を彷徨う中で家族や恋人との人生を振り返り、最後の決断へと
至るまでの姿を見つめる。（by allcinema）

劇場内の集中力がハンパなかったな、って作品。
号泣モードに入って、窒息しそうな女の子がいたりしてねぇ。

えーと。

観て良かったかな。

クロエちゃんの今の輝きを映像として残してくれただけで
今後きっとお宝映像になるよね、な感じ。

そういや、『今回は珍しく等身大の役』と宣伝されていたけど、
今回は人間じゃなくって幽霊っすよ、映像の半分くらいは。

良い人がたくさん登場する優しい作品でもあるけど、
自分の周りがどんなに素敵な人達ばかりでも、
その環境が突然失われる可能性はいくらでもある。

例えば、交通事故とか。

可愛い恋愛が、可愛いままに描かれてたな。
最後の試験合格とか、自作の曲を弾き語りとかは、
絶対やるだろうと思ったので微笑ましい感じ。
バルコニーを登って行くロミジュリ仕様も
楽しませてもらいましたよー。
ギタリストくんは、自分で歌っていたんだよね？
それでないとキャスティングされた意味がないと思うけど。

自由な感じの両親が素敵だったな。

おじいさんが昏睡状態のミアに、父親の話をして、
彼女の心を解放させる言葉をかけていた場面に、
一番心を動かされたなぁ。

過去フィルターを通すと大抵のことは美化されるんだな、
と冷静に分析しれしまったり、
この頃、自分の目に映る世界は、確かにこんな色合いだったよな、
って思い出したり。

音楽の使い方が贅沢だったな。
最初の頃はクラシック。
チェロの音も良かったなぁ。
そして、「トレイン・スポッティング」に続いてこの作品でも
効果的にBlondieの曲が使われてた。

ちょっとだけ気になったのが、基本設定の曖昧さ。
幽霊はドアを開けられないという制限でもあるのかと思ったら、
（入りたい部屋に入れないという描写が何回か出てきたので）
ラストではそうでもなかったのが、あれ^^;　という感じでした。