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moving (movies and musicals)コミュのミュージカル『アルジャーノンに花束を』

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るんるんMusical:Flowers for Algernon 2014/9/25 18:30- 銀河劇場
いすメモ荻田浩一
本ダニエル・キイス

浦井健治
良知真次 森 新吾
高木心平 桜乃彩音 秋山エリサ 吉田萌美
宮川 浩 安寿ミラ

メモあの感動をもう一度…8年の時を経て、永遠の傑作が遂にかえってくる!

えんぴつ<アルジャーノンに花束を9/25 18:30-> twitter
観劇前に久し振りに原作を読み返したら「ん、こんな話だっけ?」となったのに、
舞台は昔読んだ原作の印象そのもの。昔は人の狡猾さより温かさの方に反応してたんだな(苦笑)。
その温かさは、作品名とチャーリーの笑顔に込められていると思う・・・。

原作が好きで初演は観たいなーと思っていたけど
観てなかったので、再演を機に鑑賞。

観劇前にざっと原作を読み返してみたら、
『あれ、こんな話だっけ?』という印象になってしまったけど、
舞台は、私が以前原作を読んだ時に感動した話、そのものでした。

つまり、今の自分は人間の汚い部分に馴染んでしまっているので、
再読では原作のざらざらした部分が強調された印象だったけど、

舞台は、まだ自分が世間知らずで人間を無邪気に信じていた頃に
印象に残った部分をピックアップしていった感じの仕上がり。

浦井さんのチャーリーで印象的だったのは目と声の使い方。
声が知能程度によってどんどん変わっていく様子に、
なるほどよく分かる、凄いよなー、と感心。

目は、最初は糸のような細さで、どこも見てないような感じ。
でも、顏全体の表情としては笑顔。

そして実験の効果が発揮されて、知能が上がってくると、
だんだん目を大きく開くようになる。
視線に力が宿り、周りが見えるようになってくる。

やがて、自分が他人からどういう扱いを受けていたのか
客観的に理解するようになる…。

そこで見えてきた周りの人間の狡猾さや傲慢さ。
ここがドロドロとした展開で、チャーリーまでがその人たちに
染まってしまうような、いや、それ以上に感じの悪い人間に
変貌してしまう。

・・・なんでそうなってしまうんだろ?
悪い部分は染まらなければ良いのにって思ったけど。

根が素直なチャーリーだからこそ、
そういう部分までしっかり染まってしまったのかな、とも。

アルジャーノンが死んだ後の展開には、もう泣けて・・・。

一度驚異的な知能を身につけた後だからこそ、
苦しんだ後で、元の笑顔が戻ってきた、ってところで、
安堵感と閉塞感と、かすかな希望と、大きな絶望と、
・・・ごちゃごちゃした感情に飲み込まれてしまった。

もう、これでチャーリーが苦しむことはないという安堵感。
一度手にした知能という光を失ってしまった閉塞感。

普通の人には体験することのない大きな変化を経ても、
失われていなかった、周りを和ませる人の善さ。
同じ風景を見ていったアルジャーノンを労わる言葉。

そこに宿る、絶望の果ての、優しさ。

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