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moving (movies and musicals)コミュのハンナ・アーレント

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映画HANNAH ARENDT
いすマルガレーテ・フォン・トロッタ

バルバラ・スコヴァ/ ハンナ・アーレント
アクセル・ミルベルク/ ハインリヒ・ブリュッヒャー
ジャネット・マクティア/ メアリー・マッカーシー
ユリア・イェンチ/ ロッテ・ケーラー
ウルリッヒ・ヌーテン/ ハンス・ヨナス
ミヒャエル・デーゲン/ クルト・ブルーメンフェルト

メモ ホロコーストを生き延びたユダヤ人哲学者ハンナ・アーレント。
1960年代初頭、彼女は何百万人ものユダヤ人の収容所移送を指揮した
ナチスの重要戦犯アドルフ・アイヒマンの裁判に立ち会い、その傍聴記を発表する。
本作は、アーレントの孤高の戦いを通して、その波乱の人生と彼女が訴え続けた
信念に迫る伝記ドラマ。(by allcinema)

原題と邦題が同じで、主人公のフルネーム。
変な説明的副題がついてなくて良かった。
彼女の哲学を一言でまとめられても、なんだかなーってなるだろうから。

悪という概念。

悪意という能動的な気持ちではなく、思考停止することにより、
良心に従えば実行不可能なことでもやりとげてしまう思考回路。

なるほど、そういう解釈もありだなぁ。
職務な忠実なあまりに実行される悪という考え方より怖いかも。

彼女の著書は高尚過ぎて、あるいは難解で、読みもしないのに
概要を聞いただけで批判する人が続出していたそうで。
誰も具体的に反論してこない、って彼女が言うのにもなるほどなー、と。

彼女が当事者ながら、自分の思考回路で冷静にナチスの戦犯を
分析した上で、彼に関わったユダヤ人指導者まで冷静に分析
しちゃったもんだから、もう、周りの人々は、大変。

彼女の分析に対して『一理ある』と自分は思えるのは、
自分が部外者的な立場にいるからというのが大きい気がする。
当事者のひとりであれば、敵対するか無視するか
どちらかになってしまう気がする・・・。

彼女の講義に拍手を送っていたのは若者のみ。
まだ柔軟に思考を受け入れられる時期だということと、
彼らは当事者ではないということが大きいだろうな。

彼女の思想だけでなくプライベートな部分も
バランス良く描写されているのが面白かったな。

妙に旦那とはラブラブだと思っていたら、
旦那の方は、モテるのか浮気者なのか・・・。
シャルロットという友人、何者だ(笑)。

で、ハンナからの遠距離電話に「肉は食べてない」と言いながら、
赤ワインにステーキが目の前にあるという裏切りっぷり。
ま、彼女にとってはお見通しで、見透かされているのも旦那も
薄々気づいているのかもしれないけど。

彼女の友人達が、みんな論客ってのが、お疲れ様って感じだったな。
でも、批判しても友情は続き、・・・かと思ったら、そうでない人もちらほら?

『彼女の発言は裁判ではなく哲学』という誰かの一言が全てだったかな。

どーでもいいことだが、ハンナ役の方の睫毛がくるんっとしてて可愛かったなぁ。
何気に睫毛フェチな自分を自覚しつつつある今日この頃。

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