moving （movies and musicals）コミュの許されざる者

許されざる者

李相日

渡辺謙/ 釜田十兵衛
柄本明/ 馬場金吾
柳楽優弥/ 沢田五郎
忽那汐里/ なつめ
小池栄子/ お梶
近藤芳正/ 秋山喜八
國村隼/ 北大路正春
滝藤賢一/ 姫路弥三郎
小澤征悦/ 堀田佐之助
三浦貴大/ 堀田卯之助
佐藤浩市/ 大石一蔵

　「フラガール」「悪人」の李相日監督が、クリント・イーストウッド監督・主演による92年の
傑作西部劇を、舞台を開拓時代の北海道に移し、実力派日本人キャストでリメイクした感動ドラマ。
かつては悪名を轟かせながらも一度は刀を封印した男の矜持と、昔の仲間との再会をきっかけに
辿る悲壮な運命の旅路を重厚な筆致で描き出す。（by allcinema）

も、タイトル通りに許せない人ばかりで。
女郎に刃物で斬りつけた浪人もアホだけど、
その浪人の首に賞金をつける女郎達もどーかと思うし、
それに乗って金儲けしようとする輩もどーかと思うし、
それを治安の乱れととって、暴力奮って、拷問死に
おいやるのもどうかと思うし、
その復讐で皆殺し再現に走るのもどーかと思うし。

何より気に入らないのは、暴力が最大の力を持つこと。

例え、女郎を見下した判決だとしても、
馬6頭で話が済めば、誰も死なずに済んだのに。
人としての誇りより、人の命の方が大切って思うのは、
間違っているのかなー。

ってことで、タイトルには納得、登場人物には共感できず。
でも、キャストの演技には納得という妙な結果に。

暴力に必然性を与えちゃったら、その時点で負けだと思う。

だって、それって、単なる現実なんだから。