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moving (movies and musicals)コミュのオン・ザ・ロード【2】

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映画ON THE ROAD(2)

実在の人物を題材にしている原作ということで、
実在の人の実際を調べてみたら、これが面白くて、
こりゃ、もう一度観ないと!
…ということで。

早めに映画館に行って鑑賞前にパンフレットも購入し、
直前に熟読して、いざっ

楽しかったー。

映像でしか語れない言葉が、この作品にはあるよね。
言葉でしか語れない映像があるのと同じように。

例えば、カーロの美し過ぎる横顔。
例えば、メリールウがパン鍋一杯にのびてるパスタを大皿に
開けた瞬間の可笑しみ。

カーロの詩集が届いた後に挿入される短い墓参りの場面、
もしかして、カーロは自殺でもしたのかと初回は思ったけど、
実在の人物は長生きしてた。

だから、その推察は外れ。
だけど、もしかすると。あの詩集はカーロのon the roadの時期の
終焉を意味していたのかもしれないな。
(↑ココは3回目でまた解釈が変わります。)

オールド・ブル・リー役のヴィゴは、初登場場面は声のみ。
電話の向こうから聞こえる特徴のある声。

エイミー・アダムスが演じている妻がオールド・ブル・リー(というかウィリアム・バロウズ)に
間違って射殺されちゃう奥様なのね。
オールド・ブル・リー宅滞在中の時間に登場する、銃とマティーニとタイプライターと
オルゴン集積器・・。ちょっと、アイテムが揃いすぎな感じもあるけど興味深い。

主人公サルのファミリーネームがパラダイスって、いかにも芸名な感じで面白いよなぁ。
(実在のパラダイスさん、すみません)
メキシコで行った店もパラダイスの意味のお店というのに、意味があるような、ないような。

サルとディーンとカーロの3人で撮った写真を2つに分割してサルとディーンで分ける。
この写真が、ラストに サルの手元にやってきて、また1つになるという象徴的な意味は
何なのだろう。

分割していた自分がひとつになるということなのかな。
例えば、旅路にいる自分と、それを見つめている自分。
あるいは、旅をやめたカーロと、旅を続けるディーンをつなぐ存在になること。

ただ分かるのは、ピースがはまった、そういう感触。

ディーンとサルの関係の移り変わりがとても繊細に描かれているところも好き。
最初は、 亡くなった兄のようだという印象だったけど、
やがて親友、あるいは聖なる存在、ソウルメイトになったのに、
段々と歪みが出て来て、あのブシェミ事件、そしてメキシコで赤痢で
苦しんでいるのに置き去りにされたことで、非日常を共に過ごすための
遊び相手に過ぎないと気付く。

on the roadの反対の言葉はhomeかな。
行き着く先、あるいは帰る場所。
その確かさに気付いて、旅人たちは足を止める。

あるいは、 無限に残されていると思っていた自分の時間の少なさに
気づいて、かもしれない。

メキシコで野垂れ死というディーン(の実在の人物、ニール・キャサディ)の
行き着く終焉。それはそれで、彼らしい。

あるいは、もうそんな道しか残されてなかったのかも。

サルとディーンの関係は、「レント」のマークとロジャーのような、
「華麗なるギャツビー」のニックとギャツビーのような。

2人には、そんなつながりを感じる。
そんなつながりはイマジネーションの中でしか成立しないのにね。

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