moving （movies and musicals）コミュのドリフト

DRIFT

モーガン・オニール

マイルズ・ポラード/ アンディ・ケリー
ゼイヴィア・サミュエル/ ジミー・ケリー
サム・ワーシントン/ JB
レスリー＝アン・ブラント/ ラニ
ロビン・マルコム
アーロン・グレナン
スティーヴ・バストーニ
ショーン・キーナン

　1970年代のオーストラリアを舞台に、大好きなサーフィンをビジネスにしようとする兄弟の
絆と情熱を描く、実話をもとにした感動のドラマ。（by allcinema）

完全ネタバレでいきますっ

今回も映画を観る楽しさをじわじわ実感
ま。スクリーンがもっと大きかったら言うことないんだけどね。

実話ベースのオーストラリアを舞台にしたサーフィン映画。
サム・ワーシントンが脇で出てるってんで、とりあえず行ってみたら
当たり！な作品でした。

サーフィン映画は、基本的に外れがないのかも。
サーフィンをしている映像の、地球と会話している感が大好き。
地球の鼓動に合わせて、自分の身体が空に浮かび、飛んでく感じ。

あ、で、サム。
主役の兄弟と知り合いになる流れ者。
一応、カメラマン。

で、彼が、いい仕事をするんだー。
画面を、作品を、ピリリと引き締めてましたよ。

兄弟を目の仇にしているチンピラから守ってくれる守り神のような存在。
彼らがパーティを開いていたところにチンピラ達が乱入してくるんだけど、
そこで、車のバンパーに乗って猟銃を構えてチンピラ達を威嚇するの！
きゃあ♪

でも、見た目はボサボサ天パヘアに、無精髭で、くまさんモード。
長髪が全然似合わない残念っぷりがラブリー。

主人公の兄弟はそれぞれが魅力的。
兄貴のしっかりし過ぎで、頑な過ぎで、全部自分で取り仕切りたがるところ、
現実に妥協出来ない所は、強さでもあり、欠点でもあったかな。

弟の方はサーフィンの才能があったなー。
最終的には、プロになったのかな？

でも、兄と違って、すぐに楽して金儲けなとこに流れるのが残念で。
万引きとか、盗みかもしてたっけ？
時計とか高価なものが倉庫に隠してあって、兄貴が怒ってた。

で、もう一人、店を手伝ってた幼馴染が登場。
恐らく、ドラッグ中毒になって、運び屋にさせられてた。
その受け渡しにサーフィン屋の商品を利用していたことが発覚したから、
兄貴に処分されるわ脅されるわで、サーフィンをしに明け方の海に繰り出し、
･･･つまり、自殺、と。

この件に関する兄貴の不寛容さが兄弟喧嘩につながり、２人は断絶。

兄貴の方は、資金的に追い詰められサーフィン大会に出場し、予選通過。
でも、元々無理していたのに足を怪我してしまい･･･。

で、ここで弟が登場。
兄の代理として大会に出場し、決勝まで進み、凄い波に乗って歓声を浴びるけど、
上手く着地できず、落下して敗退。

でもここでサム･･･ってか、カメラマンのJBが、波に乗った瞬間を捉えていて、
新聞だか広告に掲載された写真が素敵過ぎて、店はいきなり大繁盛。

そして、ガスを死に追いやったチンピラも、家からドラッグが見つかって逮捕。
って、JBがこっそりチンピラの家にドラッグ隠して、ちゃっかり通報してたんだな。

これですっかり、めでたしめでたし～。

･･･って。

何、粗筋書いてるんだ？

えーと^^;

サーフィン大会の「兄貴は頑張り過ぎる」「後は任せて」な兄弟愛がアツかった。
サーフィン大会での事故を助けにいく兄貴の姿が、
子供の頃、兄貴を助けた弟にリンクするような様式美も、兄弟愛につながってた。

あと、子供時代のモノクロ映像からフルカラーに変わった時の海の色が美しくて
テンション上がったー。

良い作品でした。