moving （movies and musicals）コミュの陰謀のスプレマシー

THE EXPATRIATE

フィリップ・シュテルツェル

アーロン・エッカート/ ローガン
オルガ・キュリレンコ/ アンナ
リアナ・リベラト
アレクサンダー・フェーリング
ニール・ネイピア

人生を消され、愛する娘を誘拐された男がすべてを賭け、
国家の巨大な陰謀に立ち向かっていくリベンジ・アクション超大作！

ぽろぽろネタバレ。

エーロン・アッカート主演の
『９６時間』ふたたび的な作品。

敵がCIA絡みだったり理由ありで元CIAって意味では
ボーンシリーズと似たところもあり。

両作品のいいとこ取りとも言えるし、
両方をミックスした劣化版とも言える。

何しろ、設定や展開がありえねーってば！な殺し放題。
主人公も敵も容赦なさ過ぎです。
巻き込まれた人が多数過ぎて、申し訳ないったら。

主人公と娘が生き残って、しかも米国に帰るってありなんか？
やっぱり、向こうに帰っても殺されるんじゃないか？

あと、娘さんが実は凄腕ドライバーってのは
なんの冗談かと思いました。

はい。

あと、キュリレンコさんは素敵だったけど、
無駄死にで終わってしまうなんて残念過ぎる。

そして、大会社の社長を爆破ってのもあり得ない。
こーいうリアル感のなさが良いのか？

ロシアかどっかの凄腕殺し屋が怖かったねぇ。
でも、彼も爆死に巻き込まれたっけ？

あとー。

従業員が一晩のうちに殺されて事務所が消えてたでしょ？
その仕事をやったらしいハンサム殺し屋さんがゲーテさんで、
（『ゲーテの恋』のアレクサンダー・フェーリングね）
あっという間に殺されたのもびっくりでしたわ。

もっと追いかけっこしてくれるかと思ったのにさぁ。
くすん。

病院やホテルの人も無差別に殺されてたっけ？
その時の殺し屋も殺されてたよなぁ。

うーむ。

この作品、皆殺しを売りにしてた『悪の教典』並み、
いや、それ以上の殺戮っぷりだったのかもしれない。

でも、あり得ないっぷりで最後まで突っ走ってくれたから、
これはこれでありかなと。