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moving (movies and musicals)コミュのウェイバック-脱出6500km-

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映画The Way Back
いすピーター・ウィアー

ジム・スタージェス/ヤヌシュ
エド・ハリス/ミスター・スミス
シアーシャ・ローナン/イリーナ
コリン・ファレル/ヴァルカ
マーク・ストロング/カバロフ
グスタフ・スカルスガルド/ヴォス
アレクサンドル・ポトチェアン/トマシュ
ゼバスティアン・ウルツェンドウスキ/カジク
ドラゴス・ブクル/ゾラン

メモ 第二次世界大戦下にシベリアの矯正労働収容所から脱出し、6500kmを歩き続けて
インドへ逃れたという実在のポーランド人兵士、スラヴォミール・ラウイッツの回顧録『脱出記
 シベリアからインドまで歩いた男たち』を映画化したサバイバル冒険ドラマ。過酷な旅路に
挑む男たちの壮絶な運命をリアルな筆致で描き出す。(by allcinema)

危険・警告ストーリーを覚えていたいのでネタバレで。

自由を求めて収容所から脱走した者達の話。

だけど、求めていたのは自由のその先にあるもの。
例えば、妻へ伝えたい言葉。
『きみの証言でシベリア送りになったけど恨んでなどいない。
あの状況の君の気持ちは状況はよく分かる。』みたいな。

同じような境遇で、息子が拷問にあって殺されたミスター・スミス
に対して、この言葉を語るヤヌシュ。泣けるじゃねーか!

エド・ハリスの・ミスター。スミスの偏屈だけど、根は良い人のキャラも良かったし、
ジム・スタージェスのヤヌシュのまっすぐで優しい、そして強い性格キャラもはまり役だった。

コリンのワルなキャラ、ヴァルカも、ワルならアイリッシュでもロシアンでも
お任せあれのハマリっぷりで、いかにもロシアマフィアな入れ墨も素敵。
(きっとあれにもいろんな意味があるのよきっと。)
彼にとっての自由は収容所から出ることであって、自国ロシアから
逃亡することでなかったな。

そして、しばらく同行者になるモスクワ在住ポーランド人の少女、イリーナ。
両親はスパイ容疑で殺され、弟は集団農場で死んで天涯孤独。
・・・と、適当に作り話を作ってたのがミスター・スミスにあっさりバレて。
(素敵だわ、おじさんの人間洞察力。)
でもって、この2人が道行きで仲良くなってモンゴルの人に「娘です」
と言ってかばったのは、本当にそんな気分だったのかもとか。

でも、彼女は死んじゃうんだよね。
砂漠横断で日射病で。
腫れた足を隠す仕草、
抱えて運ぶ同行者、たぶん笑わせ屋。
「横になりたい」と言って、
みんなを力ない瞳で見つめて、
エドハリスが“It's ok.”.と言ってくれて目を閉じる。
くー、名馬面じゃねーか!

みんなほんとは話し相手がほしくて、
彼女にそれぞれ自分の身の上話をして
それを彼女がそれぞれに伝えるという
潤滑油というか伝書鳩というか
そーいう展開が、まぁ、素敵で。

自然の風景が本物だからか。
渡り鳥だったらひとっとびな距離でも、
人間が歩くとなると大変な訳で。

過酷な自然の中をひたすら歩くだけなのに重厚で満足感たっぷり。
歩くという行為と人生をそのものを重ね合わせたような作品だからだろうな。

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