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moving (movies and musicals)コミュのぼくたちのムッシュ・ラザール

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映画MONSIEUR LAZHAR
いすメモフィリップ・ファラルドー

フェラグ/バシール・ラザール
ソフィー・ネリッセ/アリス
エミリアン・ネロン/シモン
ブリジット・プパール/クレール
ダニエル・プルール/ヴィアンクール校長

メモカナダ映画として第84回アカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされた
ヒューマン・ドラマ。担任教師の突然の自殺に揺れる小学校を舞台に、謎めいた
代用教員と生徒たちが、それぞれに秘密や深い傷を抱えながら心を通わせ喪失を
乗り越えていく姿を、シリアスな中にもユーモアを織り交ぜつつ丁寧な筆致で描き出す。
(by allcinema)


言語はフランス語だったので、場所もフランスかと思ったら
カナダのケベック州でした。
外国語として英語の授業がある地域。

主人公はアルジェリア出身の代用教員。

アルジェリアの言葉を話せる生徒がひとりいて、
時々お国言葉で話したら、先生が「フランス語で」
と、優しくたしなめる場面が印象に残ってたんだ。

そしたら、英語の授業の時に、その生徒が
いたずらっぽく目を輝かせて、
”In English, Mr.Lazhar.”ってやり返す場面が
ありました。ウケタなぁ。・・・かわいい^^

先生は事情により学校を急遽去ることになるんだけど、
その時の「ちゃんと別れを言わせてください。
何も言わずに去ったら自殺(した教師)と同じです。」
って言葉が重くて、温かかったなぁ。

ちゃんと別れが言えない突然の別れほど辛いものはないと
実感してたからこそ、そして、先生が生徒達の心の傷を
理解しているからこそ出た言葉。

具体的な挨拶ではなく、寓話で別れを告げていた先生。
その寓話で子供達は十分に理解してくれるはず。
頭の良いアリスは寓話の意図することを的確に解釈
したから、あのラストシーンってことなんだなぁ。

こうあるべきという枠が教育現場にはあって、
そこから少しはみ出たところに真の教育者の姿がある
という主張もあったかも。
マニュアル通りの行動では伝えられないものが大事。
でも、それは教師にとって高度な技術と人間性を要求されることで。

もしかすると、女教師は、自分の想いが生徒に伝わらなくて
自分を全否定されたような気分になって、壊れてしまったのかも
しれないな。

で、その原因のシモンを攻撃するのがアリス。
最初は不思議だったけど、あー、アリスはシモンが好きだったのね
と感じさせる場面があって納得。

難民認定を受ける場面での難民の定義が、当たり前ながら切ない文章で。
強制送還されたら身の危険があるから仕方ないのだけれど、
『故郷を失ったことを認定する』だもの。

ずっと雪の季節だったからせいぜい3ヶ月程度の話なのかなぁ。
でも、子供達には一生心に残る出会いになっただろうな。

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