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moving (movies and musicals)コミュのチャップリンの独裁者(1940)

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映画THE GREAT DICTATOR
いすチャールズ・チャップリン本ふくろ

チャールズ・チャップリン
ジャック・オーキー
ポーレット・ゴダード
チェスター・コンクリン

メモ18年の第一次大戦末期、トメニアのユダヤ人一兵卒チャーリーは飛行機事故で
記憶を失い入院する。それから数年後のトメニアは独裁者アデノイド・ヒンケルの
天下で、ユダヤ人掃討の真っ最中。そんな折、退院したチャーリーは生まれ育った
ユダヤ人街で元の床屋の職に戻る。親衛隊の傍若無人ぶり、特にそれが恋人ハンナに
及ぶに至り、彼は勇猛果敢かつ抱腹絶倒のレジスタンスを開始。それがどういうわけか
ヒンケル総統の替え玉を演じさせられることになり……。(by allcinema ONLINE)

「チャップリンの独裁者」が現在の邦題。
公開当初も同じだったのかな?
それよりリアルタイムで公開されたのかな?
と気になる政治色の強い作品。
一応コメディだけどね。
(調べてみたら初公開は1960/10。20年後か・・・。)

時代の空気を色濃く写した作品だから、
公開当初と現在とでは全然作品の色合いが
変わってしまうのは仕方ないけど、

今だからこそ、普遍的な部分がどこなのかが
はっきり見えてくるという利点もある。

例えば。

コメディ部分では、独裁者(ってかヒトラー)の口まねやジェスチャ−は
今となっては、「似てるんだろうな」くらいの印象。
ま、見た目だけでも結構イケてますが。

それが、独裁者と対立する人物とのやりとりとなると、
「見下ろすと威圧感がある」ということで、
低い椅子をわざと用意したり、床屋の踏み台式の椅子の足を
どんどん伸ばして競争になったりの軽妙なやりとりは、
思想など関係なしで単純に笑える。

床屋さんがハンガリー協奏曲?に合わせて客の髭を剃るのは、
何気に緊張する。客のどこかをスパーっと切り裂きそうで。
(↑それは別の映画だろ、とも思いますが)

最初の飛行機が逆さに飛んでいるのも面白かったかな。
重力に負けてるし。この時、敵を助けてたってことだよね?

最後のえせ独裁者演説は、この作品のメッセージそのもの。
そして、この部分の主張も時代を経ても色褪せないもの。

それまではコメディかつ斜め目線だったのが
ここで、まっすぐな目線で、まっすぐ愚直に訴える。
熱を帯びた口調は、まるで独裁者の口調のようだけれど、
言ってることは、彼自身の、ユダヤ人床屋の主張。

ここで映画は尻切れトンボ状態で終わるから、
その後彼がどうなったか分からないけれど、
(チャップリン自身がどうなったかは事実の通りですが)
観客は、作品の中に取り残されたような気分になる。

この強引な終わり方が凄いなぁ、と。

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