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moving (movies and musicals)コミュのダウト 〜あるカトリック学校で〜

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映画DOUBT
いす本ジョン・パトリック・シャンリー
ムードハワード・ショア

メリル・ストリープ /シスター・アロイシアス
フィリップ・シーモア・ホフマン /フリン神父
エイミー・アダムス /シスター・ジェイムズ
ヴィオラ・デイヴィス /ミラー夫人
アリス・ドラモンド
オードリー・ニーナン
スーザン・ブロンマート
キャリー・プレストン
ジョン・コステロー
ロイド・クレイ・ブラウン
ジョセフ・フォスター二世
ブリジット・ミーガン・クラーク

メモ60年代のカトリック学校を舞台に、少年に対する性的虐待の疑いを掛けられた進歩的な男性聖職者と、
心証のみで彼を執拗なまでに追いつめていく厳格な女性校長の息詰まる言葉の攻防がスリリングに展開していく。
(by allcinema ONLINE)

“I have a dream”のマンマ・ミーアから
“I have a doubt” のダウトの世界へようこそ^^
という気分になりました。
主演は両方メリル・ストリープだし。

音楽がハワード・ショア。
LOTR的な音はちょっとだけで、教会音楽っぽい音が多かったかな。
そして、彼は時代の雰囲気を音にするのが上手いなぁ、と。

神父(フィリップ・シーモア・ホフマン)と校長(メリル・ストリープ)、
『悪魔に魂を売ったのはどっちか』、という作品なのかなぁ。

教会が舞台になってるだけあって、宗教色が濃厚な作品。
信者ではない自分は、感情でこの作品を受け止めることは出来ず、
頭で分析して、「こーいうことが言いたかったのかなぁ」、と。

実話となると解釈によって印象が違ってくるのだけれど、
素直に観るとしたら、『疑う』ことの是非を問う作品かなと。

『疑う』ことによって見えてくるものと、
見えなくなってしまうものと。

メリルの校長先生と、フィリップの神父は何もかもが正反対。
生徒に対する接し方から、食事のメニュー、筆記具、歌の好みまで。

新しいものを受け入れる神父と、古い戒律を守らせようとする校長。

質素な食事(もちろんノンアルコール)の校長と、
レアな肉の塊を前にバカ話をして食事を楽しむ神父。

便利な筆記具、ボールペンに対する肯定否定。

生徒を受け入れる者と、生徒を律する者。

そして、ある糾弾・・・。

校長の『疑い』もありだと思うけど、
神父の行動(見えてる部分)には好感持てる。

これは、人それぞれの考えだと思うけど、
戒律を何より重んじるために、結果的に嘘をつき
神父を陥れよう・追い出そうとしたのは、
やっぱり神の教えに反した行動だったんじゃないかと。

で、ラストはやっぱり「疑う」ことによって失ってしまったものの
大きさに気づいたという解釈にしたいなぁ。

作品の解釈はここらで置いといて。

キャストがそれぞれ素晴らしいなーと。
メリルとフィリップの対決は重厚すぎて、参りましたって感じだし、
その2人の間で揺れる無垢な存在のエイミーも霞んでないところが凄い。
彼女の鼻の形って、ちょっと神経質っぽい雰囲気があって、
そこがシスターっていう役柄にぴったりだったなぁと。

彼女と校長は、「信頼」と「疑い」の相反。
彼女と神父は、「無垢」と「きちゃないの」の相反。

ある生徒の母親が校長に向かって、
「あなたは世間を知らない」と言い放つけど、
この言葉も深かったなぁ。

何が「正しい」かだけでは世間は判断できない。
でも、程度はあるでしょ、そこの判断は各人にお任せだよってことで。

電球が切れるのには、何か深い意味があったのかな。
そう言えば、校長、目の悪いシスターをかくまう為にも
嘘をついていたなぁ。
彼女の行動だって、全てが聖書通りという訳ではないのかも。

で、ラストはそこかよって、ツッコミもたくはなったけど、
まぁ、あれが終着点なんだろうなぁ。

信者じゃないと、ちょっと「感動」は無理かも。

神父のお説教(教会)でのオハナシが素晴らしかったなぁ。
あれを人格と見るか隠れ蓑と見るか、だよなぁ。

私は神父の方が好きだったな。例え彼が『黒』でも。
でも、校長のような人も必要なんだろうな。

コメント(4)

同感。キリスト教信者じゃないと、この作品の深いところまで理解したり追求するのは
難しいですよね。俳優たちの演技に引っ張られて、彼らのセリフ聞きながら『あ、ここ
は大事なところだ』とか思いつつ、私は表面的にしか理解できませんでした。
でも観る価値ある作品でしたね。
クローバーかおるさん
私も、『心』で感じるんじゃなくて『頭』で理解しようとしてました。
キリスト教の素養がないために、感想もちょっと書きにくくって^^;

特に解釈しにくいのは神父でした。
聖書の教えでは多分『悪い神父』という判断になるんだろうけど、
人間として見た時は、『悪い人』なのか『良い人』なのか、
判断のしようがないというか^^;

お説教も、『素晴らしいこと』を言っているようにも、
『言い訳』を言ってたり、他人への攻撃を暗示しているように
思えたりと、玉虫色〜、でどう判断してよいのやら・・・

ほんと、フィリップ・シーモア・ホフマンって曲者だなぁ。
(↑キャストのせいにしてます^^;)
レビューを拝読して、ますます観たくなりました☆
クローバーmyuさん
宗教物と捉えても良いし、人間関係全般について考察しても良いし、
キャストの演技合戦を堪能しても良いし、と見応えのある作品です。

ただ、結論が明示されている作品ではないので、
『すっきり感』はあまりないかもしれません^^;

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