moving （movies and musicals）コミュのレンブラントの夜警

NIGHTWATCHING

ピーター・グリーナウェイ

マーティン・フリーマン /レンブラント・ファン・レイン
エミリー・ホームズ /ヘンドリッケ
マイケル・テイゲン /カレル・ファブリティウス
エヴァ・バーシッスル /サスキア
ジョディ・メイ /ヘールチェ
トビー・ジョーンズ /ヘラルド・ダウ
ナタリー・プレス /マリッケ

「コックと泥棒、その妻と愛人」「ＺＯＯ」の鬼才ピーター・グリーナウェイ監督が、
オランダ絵画の巨匠レンブラントの栄光から転落へと至るドラマティックな人生を、
彼の代表作『夜警』に秘められた数々の謎に絡めて想像力豊かに描き出す
アート・ミステリー・ドラマ。（by allcinama ONLINE）

動く絵画、という作品。

映像が素晴らしかったです。
レンブラントの絵画のような映像が･･･動いてました。
レンブラントの絵画をよく知っているワケではないのだけど、
多分、そんな雰囲気。
時代的な衣装に陰影のついた柔らかな輪郭の映像。
映像には、かなり凝ったんだろうなぁ。

また、演出も一風変わっていました。
主人公が画面（つまり映画を観ている人）に向かって話しかけたり、
舞台上の芝居かと思わせるような場面があったり。

そして、内容はミステリー。
『夜警』に描かれた人々の本性がだんだんと明らかになって、
レンブラントが作品に込めた真意が明らかになっていくもの。

とまぁ、すごく面白そうなんだけど。

だ、だめだ、登場人物が多すぎて

名前が難しくて。

結局、「みんな腹黒な人達だったのねー」、ということくらいしか分からず。
（↑いや、それは観る前から分かっていたから^^;）

うーむ、とりあえずの予習だけでは、全然知識が足りなかったな。

観る前に、『夜警』に描かれた人々の把握。
時代背景の把握。
レンブラントの代表作品の把握。
レンブラントの女性関係の把握ｗ
･･･が必要だったわ。

その上で、自分の知識を検証しつつ観ると楽しめるのかも。
今回は、監督がこの作品に込めたものを半分も理解できなかったような。

でもね。

やっぱり内容は難しいのかも。

作品終了の“THE END”の文字の下に、作品公式HPのアドレスが載ってたの。
これって、「説明不足だった部分はここを見て確認してね（ごめんね）」って意味だと思う。

うん、絶対!!（と、勝手に断言してみました

）

映画が始まる前に流れた４つの映画会社のロゴが、
１つ以外観たことのないもので、それぞれが動画＆音楽付の豪勢なもので、
ちょいウケましたｗ
（ちなみにこの作品はカナダ／ポーランド／オランダ／イギリス／フランス／
ドイツの６カ国製作）

『夜警』という絵はずいぶんと数奇な目に遭っているようですね。
（↑ウィキペディアの受け売りだけど^^;）
飾る場所にサイズが合わなくて端を切り落とされたり、
切り裂かれたり、スプレーをかけられたり・・・。
でも、まだしっかり生き残ってる。
消防団とレンブラントの戦いは、レンブラントの勝利となったようですね