ROBINHO - Robson de Souza -コミュの発進☆

18日にサンチャゴ・ベルナベウで行われたUEFAチャンピオンズリーグ・グループCの一戦は、レアル・マドリーCFがベルダー・ブレーメンに2-1で勝利。欧州チャンピオンズカップ時代から数えて300試合目を白星で飾るとともに、UEFAチャンピオンズリーグのグループリーグ第1節での連敗をストップした。

試合は、マドリーが16分にラウール・ゴンサレスのゴールで先制。直後にブバカル・サノゴの同点ゴールを許したが、74分にルート・ファン・ニステルローイの大会通算50点目で勝ち点3を獲得した。

＜メンバー変更＞
マドリーのベルント・シュスター監督は、勝利のためにリスクを冒すと試合前に宣言していた。その言葉通り、先発には意外な顔ぶれが並び、左SBにはUEFAチャンピオンズリーグ初出場のマルセロを抜てき。前線でもロビーニョではなくゴンサロ・イグアインを起用すると同時に、先週末の国内リーグで移籍後初ゴールを決めたハビエル・サビオラも先発から外した。試合は序盤、両チームが相手を探る状態が続いた。

＜先制点＞
しかしマドリーは16分、ファン・ニステルローイのクロスからラウールのヘディングシュートがニアポスト近くに決まった。ところが、その1分後にはブレーメンが同点に追いつく。DFドゥシュコ・トシッチが右サイドでボールを受けると、前線のFWサノゴにパス。マドリーのDFクリストフ・メッツェルダーを振り切ったサノゴは、軽く合わせたシュートで飛び出してきたGKイケル・カシージャスを破った。

＜両チームに好機＞
司令塔のジエゴが左サイドを攻略したブレーメンは、マルクス・ロゼンベリのシュートでマドリー・ゴールを強襲。これはGKカシージャスが両脚で止めたが、サンチャゴ・ベルナベウの大観衆は思わず息を飲んだ。しかし、マドリーもファン・ニステルローイの強烈なシュートで反撃。ブレーメンも41分、ダニエル・イェンセンがペナルティーエリア端からのシュートでカシージャスを脅かした。

＜慎重な展開＞
後半も、序盤は前半と同じ慎重な展開になった。しかし、ブレーメンのジエゴとサノゴがシュートを阻止されると、マドリーもペナルティーエリア内に侵入したイグアインがシュート。ブレーメンのジエゴは、フリーで中央を突破する場面もあったが、シュートを打たずにパスを選択。これを受けたユリツァ・ブラニェシュのシュートは、力なくゴール横へ流れた。

＜ロビーニョ投入＞
マドリーは選手交代を行う直前、ラウールがループシュートでこの日2点目を狙ったが、ブレーメンのGKティム・ビーゼが冷静な反応でボールを弾き出す。シュスター監督がロビーニョの投入で打開を図ると、この交代を機にマドリーの攻撃が活発になった。74分、ラウールが鮮やかなスルーパスをファン・ニステルローイへ送った。ペナルティーエリア右からのシュートはビーゼの逆を突き、この試合の決勝点と、ファン・ニステルローイの大会通算50点目が決まった。