ROBINHO - Robson de Souza -コミュのカカ

欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）を制し、７度目の欧州王者の歓喜に沸き立つＡＣミランに大ショック。同チームのブラジル代表ＭＦカカ（２５）がレアル・マドリード（スペイン）入りを希望していることが２４日、暴露された。同代表のチームメートでレアル所属のＦＷロビーニョ（２３）が同日、スペインのラジオ局「マルカ」の放送で明らかにした。

ロビーニョは「カカはレアル・マドリードがすごく好きなんだ。彼はいつもレアルのことをすごくいいチームだって言っているし、ここでプレーしたいと僕に話してくれたんだ」と代表のチームメートの機密事項を公にした。２３日の欧州ＣＬ決勝でミランを７度目のＶに導き、大会得点王（１０得点）に輝いたカカにとっては、一夜明けての仰天暴露発言だ。

レアルのラモン・カルデロン会長（５５）は昨年７月の会長選挙時の公約としてカカ獲得を掲げ、何度もカカ獲りにトライしてきた。昨年７月にはレアル側が水面下でミランに約８０億円の移籍金を提示。交渉はもちろんまとまらず、ミラン側が毎回、突っぱねてきた。カカ本人も昨年６月、不正問題でセリエＢ降格がささやかれた中でもミランとの契約を１年更新し、２０１１年６月まで結んだ。「（不正問題の）判決が出る前にサインしたのはミランの選手であることに満足しているということ」と話していた。

ロビーニョは「カカが来ればレアルももっと勝つことができる。彼はきっと今季、欧州最優秀選手に輝くだろうし、人間的にもピッチの中でも外でもとてもいい人。とても宗教心が強く、いつも物静かだ」と歓迎。関係者が躍起になって消しても、再燃するカカのレアル移籍騒動は、今オフの移籍市場最大の話題となりそうだ。実現の可能性は現段階では薄いが、もし実現すれば１２月のトヨタクラブＷ杯でその雄姿は見ることが出来なくなる。