ROBINHO - Robson de Souza -コミュのセレブレーション☆

サッカーのスペイン１部リーグは８日、各地で８試合を行い、３位のレアル・マドリードはホームでオサスナに２－０で快勝した。４季ぶりのＶ奪回を目指すレアルは勝ち点を５４に伸ばし、首位バルセロナに２差に迫った。セビリアはラシン・サンタンデルと０－０で引き分けたが、同５５で２位をキープした。

　レアルのホーム、サンティアゴ・ベルナベウが勝利に酔いしれた。ライバルたちがもたつく中で、逆転Ｖへの光が見えた快勝劇。首位バルセロナとの勝ち点差を、わずか「２」と肉薄した。

　前日（７日）にバルセロナが敗れたことで、チーム全体のモチベーションが上がっていた。キックオフ直後から積極的に仕掛け、前半１０分にはＦＷファンニステルロイがＦＫで相手ゴールを脅かした。そして２４分、ＭＦエメルソンの折り返しをＦＷラウルが決め、のどから手が出るほどほしかった先制点を強奪した。

　追加点こそなかなか奪えなかったが、それでも後半３５分、好調のＦＷロビーニョが自身にとって３試合連続となる一発をボレーでねじ込み、勝利を決定づけた。フラストレーションがたまりつつあったサポーターたちは、歓喜の大声援でロビーニョを祝福した。

　試合後のカペッロ監督は「優勝の可能性は考えず、毎試合、毎試合を決勝戦のつもりで戦う」と慎重な姿勢を崩さなかったが、「精神的に大きく変わり、コンディションが改善された」と上昇気流に乗った感のあるチーム状況には自信を見せた。

　宿敵バルセロナの背中を完全に視界にとらえたレアル。４年ぶりとなる覇権奪回を目指し、追う者の強みで勝ち点２差をひっくり返す。