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星野×うさぎ同盟コミュの星うさ小説

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幸せな歌を歌おう



ギャラクシアとの戦いが終わり、地球は平和になり少女達は平穏な日常を手に入れた。しかし、当たり前の生活の中にも色々な困難があった。
出会いに別れ。そして再会、、、。
その中でもがき、悩み苦しみ涙して。
何度も何度も諦めかけ、手に入れた幸せ。愛しい存在。
その代償に傷つけ手放した、尊い人達、、、。
それでも。
その全てを捨てても、彼と歩きたかった。
そして少女と少年は手を取り歩き出す。
たとえ世界中の全てが自分達の敵になったとしても、お互いがお互いを守ると心から誓って。
月日は巡り、六年が経った。
高校を卒業して少女達はそれぞれの未来へ歩き始めた。
亜美は医学部へ
レイは付属の大学へ
まことはカフェで働きながら夜は園芸の勉強を
美奈子はアルバイトをしながらアイドルのオーディションを受けている毎日だ。
それぞれの毎日を歩いている中で、中々会うことも難しくなった少女達。
それでも半年に一度位はない時間を作り会っていた。
今回はそんな久しぶりの女子会のお話、、、、、、

五月下旬。春の日差しとはいえ、正午の太陽は力強く容赦無くて、水色のワンピースを着たまだまだ少女の瞳を残したうさぎは、頬をつたう汗を手で拭った。
う)「あっつぅ〜い、、、。だからカーディガンはいらないって言ったのょぅ、、、」
”夕方になって寒くなるといけないから”
まだまだ新婚ホヤホヤな夫に、半ば強引に着せらた白いカーディガンを、うさぎは恨めしく思った。
しかし、自分の事になると途端に心配性になる夫が可笑しく、そして愛しく思っているうさぎは、口では文句を言って嫌々な態度を取りながらも、夫のその想いを無下に出来ないのだった。
とはいえ、特に最近の異常な程までの心配性っぷりは周りの人間を呆れさせ、うさぎもついついため息をしてしまう、、、。
う)「まぁ〜ねぇ〜、、、気持ちもわか るわょ?あたしだってまさかこんな身体になるなんて思ってなかったしぃ。まだあと二ヶ月近くあるってのに、、。うぅ、、、あんた早く出てきなさいょぅ、、、」
周期の割には大きなお腹に向かい、うさぎはその言葉とは裏腹な優しい声色で話しかけた。するとお腹からドスガスと元気な返事が返ってきた。
う)「おわわっ!わかった!わかったからぁ!!もぉ〜!!あんた絶対に父親似ょね!!あたしはあんたみたくお転婆じゃないもの!」
独り言にしては大きな声な上、内容が丸聞こえなその会話に通りすがりの人々にクスクスされ、うさぎは恥ずかしくなりそそくさと早歩きになる。
向かってるのは、少女の頃に親友達と集まった、あの懐かしいパーラーだ。
カラン、コロン
重いドアを開けると、それに似合わない痛快なベルの音を奏でるのも、昔とちっとも変わらない。
皆で集まる時は決まって通される奥の席。そこにはうさぎ以外のメンバーがすでに揃っていた。
美)「あっ!うさぎちゃーん!!」
美奈子が一番にうさぎに気付き、ブンブンと手を振った。
即座に席を立ちうさぎに近づき、さり気なくうさぎの手から荷物を受け取ったのはまことだ。
ま)「元気そうだね。うさぎちゃん。」
う)「ありがとまこちゃん★まこちゃんは最近どう?お勉強は大変?」
ま)「うん。でも自分の好きな事だからね。毎日楽しいよ!」
身長には似合わない可愛らしい笑顔でエヘヘっと笑う。
レ)「うさぎ!さっさと座んなさいよ!っんとに何年経っても鈍臭いわね!」
う)「レイちゃんヒドイ〜」
口は悪いが、いつもうさぎを一番に思い、気にかけている。レイの優しさがうさぎは大好きだ。



四人用のテーブルに二人用のテーブルがくっつけられて、六人使用にされている。うさぎは先程までまことが座っていたレイの隣にドカっと腰掛けた。
う)「あぁ〜!しんど!やぁっと座れたよぉ」
亜)「うさぎちゃん、もう少し優しく座らないと。」
レイの向かいに座ってる亜美が心配そうに話しかける。
う)「だぁいじょぉぶよ〜!少し激しい位が丁度良いんだからぁ」
亜美の心配をよそに、ケラケラとうさぎの笑い声が響く。
いくつになっても変わらない少女のようなうさぎに、親友達は自然に苦笑にも似た笑みをこぼす。
美)「それにしても、、、うさぎちゃん お腹だいぶ大きくなったわね、、、。臨月、、、じゃないわょね?まだ、、、」
うさぎの向かいに座っていた美奈子が、細身のうさぎに似つかないその大きなお腹をまじまじと見つめながら話しかけた。
う)「うぅ、、、。この一ヶ月で急激に大きくなって、、、。この前の往診の時なんか先生に、、、」
”あまり大きくなるようなら、帝王切開ですね★”
う)「、、、って!!びえぇ〜ん!お腹切るなんて絶対に嫌ぁあぁぁぁ!!」
突然ぶわぁぁぁっと涙を滝のように流し、うさぎはテーブルに突っ伏した。
美)「これがちまたで聞くマタニティブルーって奴?」
レ)「ただの性格よ。昔とちっとも変わらないじゃない。」
美奈子はヒソヒソと話しかけたが、それに対しレイは頬杖をつき通常のトーンで返す。
亜)「そんな、大丈夫ようさぎちゃん。今は昔と違って技術もとても進化して、傷なんて全然目立たないわよ」
ま)「それに気持ちもわかるけど、赤ちゃんの無事が一番だろ?」
亜美とまことが半ば呆れながらも優しくうさぎを慰める。
美)「そーいやぁ、星野君元気?最近はTV出演も抑えてるみたいだけど、毎日家にいるの?」
ジュースを飲みながら、美奈子はニヤニヤしながら聞いてきた。
う)「うん。ライブも数年はやらないって言ってたょぉ。」
ま)「ライブか、、、。あれ11月だったったっけ、、、。」
亜)「本当に大変だったわよね、、、」
美)「そうそう、、、。全国ツアーの真っ只中、北海道だっけ?札幌ドームで、、、」
”皆さんに報告がります!俺、父親になります!!”
レ)「電話で妊娠報告した10分後に開演で、ステージ上がった矢先に嬉しさのあまり勢いでカミングアウトしたのょね、、、」
ま)「ショックのあまり倒れた子が続出して救急車何台も来て大騒動だったらしいね、、、」
亜)「次の日の新聞はどれもトップニュースだったわね。”驚愕!トップアイドル星野光、来年夏にパパに!お相手は同い年の一般女性!って、、、」
美)「それよりも何よりも、、、何が許せないって、、、っ!」
速報!星野光、残りの全国ツアー全てべてキャンセルに!
美)「うさぎちゃんを心配するあまり東京ドームライブを中止した事よ!苦労して取ったチケットだったのにー!」
美奈子が泣き崩れテーブルをバンバン叩くのを、両隣に座っていた亜美とまことが必死で止める。
う)「もぅ〜!言わないでょぅ!あたしだって大変だったんだからね!星野のファンの子やマスコミが大学まで押しかけてきて、、、」
レ)「で?体調もあまり良くなかったってのを言い訳にして大学に退学届出したって言いたいんでしょ。本当は単位足りなくて進級出来なかっただけの癖に。」
う)「レイちゃんヒドイィィィィィィ!!!!」
うさぎはぶわぁっと涙を流して叫ぶ。
ま)「まぁまぁレイちゃん!それくらいにしてさ!うさぎちゃんも、あんまり泣いたら赤ちゃんが心配するぞっ」
う)「うぅ、、。パパには引っ叩かれるし本当大変だったんだからぁ、、」
美)「えぇえぇぇexclamation & questionうさぎちゃんのパパがぁ⁈」
亜)「とっても優しそうな方よね。うさぎちゃんのお父さん。」
う)「うん、、、。普段はママの方が恐いんだけど、、、あの時はパパが本当に恐い顔して
”ふざけるなぁ!”
って、、、。ママは泣きながらパパを止めててさ、、、」
ま)「うわぁ、まるでドラマだね」
美)「で?でっ?それからどうなったの?」
う)「うん、、、。丁度その時に高校から進吾が帰ってきて、、、。」
”やめなよ親父。、、、、、、うさぎ。とにかく明日相手をここに連れて来い”
う)「って言ってくれて、その場はなんとか収まって、、、」
美)「進吾カッコイイ〜!!」
う)「どぉこぉがぁ⁈あんな生意気な奴ぅ!!、、、でも、、、」
亜)「でも?」
う)「助けてくれたのは本当だから、あたしありがとうって言いに行ったのよ。そしたら、、、」
”バカうさぎ。お前変な男に騙されたりしてんじゃないだろーな?場合によっては俺がそいつ殴るからな”
う)「って、、、。」
美)「進吾ぉぉぉぉぉ!!!」
レ)「ちょ、美奈!静かにしてよ!!」
その時、うさぎが注文したオレンジジュースが届いた。
うさぎは喉が乾いていたので、オレンジジュースが一気に三分の一減った。
う)「で、次の日にせぇや家に連れて行ったの。そしたら、、、」
マ)「あ、あら、、、?あなたTVに良く出てる、、、」
進)「星、、、野光、、、?」
パ)「驚愕スクープ、、、星野光が父親に、、、。相手は同い年の一般女性って、、、、、、」
どたーーーーん!!!!!
う)「青白い顔して何かブツブツ言ってるかと思ったら突然立ち上がってさ。せぇやも殴られるかと思ったらさ、そのまま倒れちゃって、、、。パパ、新聞記者だからショックも二倍だったみたいで、、、」
亜)「お気の毒に、、、、、」
レ)「ホント、、、」
亜美とレイは大きなため息をついた。
美)「、、、で、その後はトントン拍子に?」
う)「う、うん、、、。経済力も問題ないし、娘をよろしくとか言い出しちゃってさぁ、、、。進吾なんか、、、」
進)「お兄さんって呼んでも良いですかexclamation & question
う)「とか言い出すのょぉexclamation & question調子良いんだから!、、、みんなして早く籍入れろだの式上げろだの、、、。年末はバタバタして疲れたよぉ、、、」
ま)「でも、ウエディングドレス姿のうさぎちゃん本当に綺麗だったよ。憧れるなぁ、、、、、、ウエディングドレス、、、、」
まことは頬が赤くなり、うっとりしながら自分の世界に入っている。
レ)「あ、そうだ。うさぎ、あんた引越ししたの?年賀状の住所が変わってたからさ、、、」
美)「えぇexclamation & questionレイちゃん今更ぁexclamation & question
亜)「美奈子ちゃん、レイちゃんは年末年始はお家が忙しいから、あたし達とも会えなかったのよ。」
ま)「その後は進級の為にみんなバタバタしてたしなー。」
美)「なーる。いやぁ〜、、、あれも凄い話だったわょね、、、」
レ)「え?何かあったの?」
う)「うん、、、。年末にバタバタと籍入れて式上げて、、、。んで、新居どうするって話になって、、、。あたしは星野のマンションに一緒に住むつもりだったんだけど、、、、」
うさぎはモニョモニョと下を向き俯いてしまう。
美)「星野君ったら、うさぎちゃんが前に冗談で言った話を間に受けてね」
ま)「広い庭のある真っ白な三角屋根の大きなお家だろ?わかるなぁ〜。あたしも憧れるょ、、、。ガーデニングをしたお庭で自分で育てたハーブを使ってお茶入れて、、、。はぁ、、、憧れる、、、」
亜)「でも素敵な話よね」
レ)「ちょっと、話が読めないんだけど!」
美)「だーかーらー!!星野君からのクリスマスプレゼントだったのよぉ!」
レ)「、、、は?」
う)「、、、バタバタしてクリスマスもろくにお祝い出来なかったから、ちょっと遅れたけどデートしようって言われて車で出かけたのね。そしたら広い庭のある白い三角屋根のお家に連れて行かれて、、、。よそのお家に入っちゃ駄目じゃない?そしたらせぇやが、、、」
”メリークリスマス。おだんご。俺からのクリスマスプレゼント。気に入った?”
美)「、、、、、、って豪邸を丸々一軒プレゼントしちゃったんだからぁぁぁ!!!!」
亜)「しかも前日に貰ったネックレスに着いてたのが家の鍵だったのよね、、、、、」
美)「いやぁぁぁぁ!!素敵ー!素敵だけど、、、キザーー!!」
美奈子が腹を抱えて笑い、亜美もククク、、、っと笑いをこらえている。
それにつられてレイとまことが思わずプッと吹き出してしまう、、、、。
う)「ちょっ、ちょっとぉぉ!!あたしそこまで話してないのに何で知ってるのぉぉぉぉ!?!?」
美)「じ、実は星野君、いち、一部始終をや、夜天君と大気さんに、、、そそ、相談し、してて、、、。でもクリスマスプレゼントにい、家とか、、、、。前日にあげるネックレスに、、、ぶはっ、、か、鍵とかっ、、、、、、あは、、あはははははははははははははははははははははははははは!!!も、もう駄目ぇぇぇぇ!!!」
美奈子は涙を流してテーブルをバンバン叩いて笑いころげ、他のメンバーは顔を下に俯けて笑いをこらえている。
う)「うう、、、ヒドイ、、、。みんなしてバカにしてぇ、、、」
うさぎがメソメソしだしたのにいち早くまことが気付き、しまったという顔をする。
ま)「さ、さすが星野君って事だよ!ね、ねぇみんな!!」
亜)「そうようさぎちゃん!と、とっても素敵で羨ましいわっ」
美)「やや、やっぱ愛よね!愛!」
三人がかわるがわる言葉巧みにうさぎを慰める。
レイはため息をつきながらコーヒーすすった。
ま)「星野君が仕事をどんどんキャンセルした時は驚いたけど、家に居てくれるなら安心だよな。いくら病気じゃないって言ってもそんなお腹じゃ大変だもんな」
美)「なんてったってうさぎちゃんだしね〜、、、」
美奈子がフゥとため息をつく。
亜)「うさぎちゃん、さっきもそうだけど、もう少し慎重に行動しなくちゃダメよ。きちんと栄養バランスのとれた食事と適度な運動が大切よ。まさかお菓子ばかり食べてないわよね?暑いからって薄着してない?、、、あぁ、今日は大丈夫ね。風邪引いたら大変よ。外へ出る時は紫外線対策をしっかりしてね。クーラーも出来るだけ控えて、、、」
亜美がくどくどと説明しだす。うさぎはヒィイィと頭を抱えている。
ま)「あ、亜美ちゃん、それくらいにして、、、。そうゆうことは星野君がちゃんとしてるよ。この前もあたしにうさぎちゃんの好きな食べ物を聞いてきよ」
美)「星野君って最近はどんな仕事してるの?」
う)「たまぁにTVとかも出てるよぉ。あとはCMの曲を作ったり、他の人に曲を提供?とかもしてるみたい〜。」
へぇーと、うさぎ以外のメンバーが声を揃えた。
美)「星野君の作った曲ならそれだけでミリオン間違いなしょね!良いなーうさぎちゃん!印税も確実に入ってこの先安泰ね!」
ま)「美奈子ちゃんやめなって、、、」
レ)「全く!みんなも星野君もうさぎに甘いんだから。うさぎ、あんたが泣きベソばっかかいてたら、星野君が心配するんだからね!あんたは母親なんだからもっとしっかりしなさいよ!」
珈琲をすすっていたレイはピシャリと言い放ち、カップをカチャンと置いた。
う)「わかってるわよぅ、、、」
レ)「あんたはいっつも一人でうだうだして周りに迷惑をかけるんだから!こっちの身にもなって欲しいわよ。いーい?どうせ迷惑をかけるなら最初から言いなさいよ!その方が被害が小さくなってまだマシよ!」
ま)「レイちゃんも素直じゃないよなー」
美)「心配だから気をつけてって言えば良いのにねー」
その日の女子会は夜まで続いた。
帰りの遅いうさぎを心配した星野が迎えに来た事は言うまでもなく、人目を気にせず繰り広げられる甘々っぷりにはさすがの四人も呆れたとかイライラしたとか、、、、、、
この女子会から一ヶ月後。
予定よりも一ヶ月も早かったが、うさぎは無事に出産を迎えた。
産まれた子供はうさぎにそっくりな赤い髪の色をした女の子だったそうな、、、、、、。
end



星うさが好き過ぎて以前書いた小説です。
トピでこのような勝手をしてしまってすみません。コメント欄では文字数少なすぎて小説上げられなかったのでこのような形を取りました。すみません。
星うさが結ばれたら、産まれて来る子はちびちびちゃん、、ってのが私の最高の妄想です。銀河一身分違いな両思いが実現する日を信じてやみません。

コメント(4)

とっても素敵な小説ですね!!!
星野とうさぎにはスターズのその後でもう一度出逢って欲しいです。そして、ちびちびは2人の子だと信じています。
>>[1]
ぶわぁぁぁ。・゜・(ノД`)・゜・。優しいお言葉本当に嬉しいです(T ^ T)勝手にこのようなトピを立てて勝手に投稿してしまったので、星うさファンの方に嫌われたかもしれないと内心ドキドキだったのです(泣)嬉しいですありがとうございます。星野君には幸せになってほしいです。
マイティ♪さん
リアルにみんなが言ってそうな台詞ばかりで、すっと内容が入ってきました(*^^*)本当に理想の小説です!!もしまたお書きになることがあれば、ぜひ読ませてください!(*^^*)
>>[3] お返事までありがとうございます(≧∇≦)うわああああ(T ^ T)嬉しいですT_T今載せてる最中の小説も近々UPしますので、良かったらまた遊びに来てください(≧∇≦)星うさは永遠に不滅です♡♡

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