海老蔵御贔屓筋コミュの海老蔵｢PTSD｣か? 小さな物音にﾋﾞｸつく日々

容疑者の逮捕をもってしても､?梨園のﾌﾟﾘﾝｽ?市川海老蔵(33)の恐怖はいまだ拭い去れないようだ｡自分をﾎﾞｺﾎﾞｺにした黒人ﾊｰﾌ男･伊藤ﾘｵﾝ(26)とその背後にいる不良ｸﾞﾙｰﾌﾟがいつ､何時､また自分を襲ってくるか…｡そう思い込む海老蔵は現在､心的外傷後ｽﾄﾚｽ障害(PTSD)に似た症状を訴え､当局に自宅の警備を必死に相談しているという｡
　先月25日未明､海老蔵は東京･西麻布の雑居ﾋﾞﾙ内で伊藤に暴行され､左頬陥没骨折など｢全治2か月｣の重傷を負った｡その後､入院先の病院で整復手術を受け､7日に退院｡顔面の傷は目立たないﾚﾍﾞﾙにまで回復したが､歌舞伎関係者のﾄｰﾝは一向に上がらない｡
　｢顔の傷は良くなってきているが､心の傷の方がね…｡このままでは役者復帰するまでに､最低でも半年はかかるだろう｣
　"名門?市川宗家の御曹司で､これまで何不自由なく暮らしてきた海老蔵が一夜にして顔面を?破壊?され､命からがら自宅に逃げ帰ってきた｡会見で｢死ぬかと思いました…｣とこぼした海老蔵の恐怖は想像に難くない｡
　しかも伊藤のﾊﾞｯｸには､ﾔｸｻﾞも関わりを避けるような?不良ｸﾞﾙｰﾌﾟ?の存在がある｡｢海老蔵が『一方的に殴られた』と主張しているのに対し､伊藤は『向こうから因縁をつけてきた』と答えるなど､両者の話は180度違う｡海老蔵の主張に不良ｸﾞﾙｰﾌﾟが激怒しているとの情報もあり､今後なりふり構わぬ報復も十分考えられる｣と捜査関係者｡
　現在､海老蔵は事件前の不遜な態度から豹変し､小さな物音にもﾋﾞｸつく小動物のような暮らしを送っているという｡
　9日に警察の再聴取を受けた際には｢ﾄﾗﾌﾞﾙの経緯そっちのけで､しきりに自身の警護や自宅の警備を相談していた｡相当おびえた様子だった｣(同関係者)という｡
　こうした症状は入院中から見られた｡｢海老蔵さんはVIP専用ではなく､ごく一般的な病室に入りました｡当然､他の患者さんと顔を合わせることもあるのですが､それを極端に嫌がっていましたね｡部屋のｶｰﾃﾝが少し空いているだけで､取り巻きのｽﾀｯﾌに『(外から)見えてるだろ!』と怒鳴り散らしたそうです｣(病院関係者)
　入院中､ﾌｼﾞﾃﾚﾋﾞに妻･小林麻央(28)と屋上でたたずむ姿を?隠し撮り?されたが､この時も海老蔵は｢ここがﾊﾞﾚたらどうすんだ!｣と烈火のごとく怒り狂ったという｡｢恐怖心の他にも､病室ではふさぎ込んだり､『熟睡できない…』と訴えることもありました｡PTSDの前兆症状が出ているように思います｣(同関係者)
　PTSDとは､生命の危機に瀕した出来事のﾄﾗｳﾏで､精神不安定や不眠､ﾌﾗｯｼｭﾊﾞｯｸなどの症状が1か月以上持続する病気｡歌舞伎役者として復帰しても｢公演で最前列に柄の悪い客が座っているのを見ただけでﾊﾟﾆｯｸ状態に陥ることも考えられる｣(冒頭の歌舞伎関係者)｡今後はﾒﾝﾀﾙ面のｹｱが重要になってきそうだ｡
　被害者と加害者の言い分が食い違うだけに､事件の全容解明までにはかなりの時間がかかるとみられる｡海老蔵の心が休まる日は一体いつになることやら…｡