ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

桜座コミュの山梨の原型  野性の復活  中沢新一氏と田中泥氏を報告します!!

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
長谷川きよしさんの報告と前後してしまいました。
泥さんがパネリストとして、参加していた
講演会の報告します。

とき  平成19年2月21日(水)午後1時〜4時30分
ところ 山梨県立文学館 講堂
講演  山梨の原型−山梨の道祖神−
講師  中沢 新一氏(多摩美術大学 芸術人類学研究所所長)

パネルフォーラム  魂の叫び! 〜野性の復活〜
コーディネーター  小澤 龍一(県生涯学習センター所長)
パネリスト     田中 泥氏(舞踏家)
パネリスト     中沢 新一氏

1月14日・15日に山梨県内で行われる道祖神祭。
田舎では過疎化が進み、僕の住んでいる地域でも、
父親をはじめとした中高年を中心に
細々と伝統を守り続けている。

山梨の原型と言い切る道祖神祭とは何なのか?
舞踏家の田中 泥氏は、何を考え何をしゃべるのか?
そんな興味から講演を聴きに行った。

結論から言うと、同年代にも・すべての世代に聴いて欲しい、
深い深い内容のある講演だった。

中沢氏の話を端的にまとめる。
日本文化の成立を紐解いていくと、
今から1万年ぐらい前までさかのぼる
東日本を中心に縄文文化があって
(自然と対峙する荒々しい文化)、その縄文文化の上に、
西日本を中心に弥生文化が交じり合うようになり
(自然荒々しいものが消え、穏やかな文化)
日本文化の基礎ができたとの事。
室町時代から戦国時代にかけて、織田信長・豊臣秀吉により
兵農分離(縄文時代は一緒だった)が
行われたことで
完全に農業的な価値観が近代日本を創る基礎となった。
しかし、山梨には近代文化
(縄文文化と弥生文化が交じり合った文化)ではない
縄文文化が脈々と息づいていて、
その代表的なものが道祖神祭りである!という話であった。

道祖神祭りは形が変わってきているものの、
約1万年前の縄文人が行っていた祭りなのだ!!
現に、縄文時代の遺跡からは今の道祖神祭にも
使われるような遺跡がたくさん出てきているという。

近代文化とは違う、縄文文化を脈々と受け継いでいる
山梨県人が何を大切にしていかなければいけないのか、
どうあるべきなのか。

縄文文化を継承している田中 泥氏と中沢 新一氏が
それぞれの立場で吠えた(縄文的に言ってみました)!
それが第二部のパネルフォーラムだった。

田中 泥氏の言葉を借りると
「縄文人は動物。肉体の持つ感覚テリトリーに私がない」

二人の発言は、一つ一つが意味深く、
僕らが日常的に忘れてしまっているものというか、
はっとさせられることばかりだった。
しかも、
パネリストの二人は縄文的文化をすでに実践している。
中沢氏や泥氏が言う事を僕なりに解釈すると、
アミニズム的なもの、
言い換えるならば、インディアンやアイヌ人、
沖縄の人々にもつながる文化をもっと体感して、
クローズアップしてもいいのではないかと言う事だと思った。

受け継がれてきた文化を遺伝子レベルで感じて、
もっと感覚的に、感覚を研ぎ澄まそう。
桜座が桜座としてあり続ける理由。
目指すべき方向性が、
田中 泥氏の生き方と重なっているように感じた。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

桜座 更新情報

桜座のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング