The Ting Tings are... ●Katie White/ケイティ・ホワイト (vo, gt, bass dr) ●Jules De Martino/ジュールズ・デ・マルティーノ (dr, vo)
英国出身のケイティ(vo.gt,bass,dr)、ジュールズ(dr,vo)からなる男女2人組のエレポップ・ユニット。ケイティが以前勤めていた英デパート、セルフリッジで一緒に勤務していた中国人女性の名前「聴(Ting)」を拝借してユニット名をザ・ティン・ティンズに。 現在世界中で話題沸騰中のザ・ティン・ティンズは2006年、マンチェスターにて結成。旧繊維工場を改築した、アーティストの卵たちが集まるイズリントン・ミルというコミューンでの活動をきっかけに地元マンチェスターのパーティ・シーンで評判に。初めてインディでリリースした500枚限定生産の7インチシングル「Fruits Machine」は、販売場所をマンチェスター、ベルリン、ロンドン、NYのLIVE会場に限定。絵の具や小道具のある即売所で、白紙のスリーブにお手製でデザインをするのが購入者の条件という一風変わった販売方法で大きな話題を呼ぶ。続くインディでのセカンド・シングル「That’s Not My Name cw/Great DJ」は、2人がクレジット・カードで借金をして中古レコードを買い集め、そのスリーブをカスタマイズして700枚を限定生産、というこれまた斬新なシングルとなった。 彼らの自然体でファッショナブルなキャラクターと、クールでカラフルなDIY(DO IT YOURSELF)スタイルは瞬く間に口コミで広がり、ミルのプライベート・パーティーでザ・ティン・ティンズとして初めて行ったライブはわずか20名の観客だったが、そこからみるみるティン・ティンズ感染者は増殖し、4回目のライブには業界中の関係者が詰め掛けてパニック状態となる。 そんな状況を追い風に、「That’s Not My Name」リリース後各方面から大絶賛を浴びた彼らの5回目のLIVEは何と07年のグラストンベリー・フェスティヴァル!というありえない状況が生まれる。まだインディだった同フェスティバルでのパフォーマンスでその実力が英国中のテイストメイカーから大きな注目を浴びると、インディー・ロックの素養とポップ・ミュージックの親しみやすさの同居した新感覚のDIYエレ・ポップの評判は、あっという間にインディ・シーンからメジャー・シーンにまで飛び火し、メジャー各社による大争奪戦となる。イギリスはもちろんのこと、アメリカからはあの世界のトップ・プロデューサーでもあり現Sony Music USAの社長を兼務するリック・ルービンから直々にラブコール。最終的には前代未聞、英国・米国のそれぞれ2カ国と直接の原盤契約を結んでしまった。 2007年に爆発的に感染者が増殖し続けた“中毒的エレ・ポップ(Q Magazine)”曲「That’s Not My Name」は同年、メジャー・デビュー前にしてリアーナやクラクソンズらと並び、NMEのTRACKS OF THE YEARに選出され、2008年に突入する頃には、主要メディアがこぞって「今年の要注目バンドとして彼らをピック・アップした。 クリエイティブ・ブレーンであるケイティは、自分の服もDIYで自己流にアレンジするという特技を持ち、ファッションリーダーとしても今後要注目だが、既にファッション業界もザ・ティン・ティンズに熱い視線を注いでいる。08年2月に開催されたファッション・ウィークでは、あのDOLCE&GABBANA、BETSY JOHNSONらがラナウェイで「Great DJ」など、ザ・ティン・ティンズの楽曲をフィーチャーし、大きな話題を呼んだ。 2008年3月、いよいよメジャー第1弾となるシングル「Great DJ」をリリース。クラブ・チャートや問い合わせランキングなど軒並み1位を獲得し、NMEでは楽々 Track Of The Weekを獲得。ビデオ・クリップの撮影では監督が5時間も用意した振付師をお払い箱にして(?)、自ら5分間で振付を考案して撮影、とメジャー・レーベルでも相変わらずのDIYぶりを発揮した。 UKでは先月、5月19日にデビュー・アルバム『We Started Nothing』をリリース。同週にはセカンド(メジャー)・シングル「That’s Not My Name」がUKシングル・チャート初登場1位を記録、翌週にはアルバム・チャートも初登場No.1を記録と、その勢いはとどまる事を知らない。気になる日本でのデビュー・アルバムは6月25日にリリース。・・・今年はマンチェスターから飛び出したポップ・エレクトロ・センセーションが世界を虹色に染める。