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TOKYO ポエケットコミュの第17回連詩

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2013年7月7日ポエケット 連詩

空飛ぶことば
夢みることば
それからどこへ?        ヤリタミサコ

どこへともなく
あらゆる場所へ         神保茂

吹き出しの中に
空がある            梶原千秋

踵を鳴らして          綿貫安佑子

蛙がぬめる           京谷裕彰

るりるりるう
るりるりるう          カワグチタケシ

青の中に散る金が
キラキラキラ          柳屋文芸堂

金と同色の泥の
中で まどろむ         Dabbit fighter

誰もたずねることのない
ここは静かな          くまっこ

もりのもりのおく        佐々本果歩

ひとすじ光が見えるので
そこまでは 
せめて草をかきわけて      添嶋謙

何かを見つけたくても
ふれる形もなく         光冨郁埜

見かける顔と
見かけない顔に         西山 周

ストリッパーたちが
つぎつぎ パイを投げつける 
キリンを食べる コーリャ    魚屋スイソ

角が食道を通り抜けて
空には透明な夏の痛み      碧南中づき

宛先のちがう私たちが
同じポストにいる夏       佐藤真夏

思いやりにあふれるあの日差し
焼けるポストが 便りを
みんな芳ばしくするんだ     相川徹也 

私はソファに横たわって
おせんべい ポリンパリン
TVで天の川みる        比良未潮里

その頃あなたは
火星の土を缶詰にするバイトを
クビになっているだろう     大島健夫

鳥は笑ったのに 夏は交差した
途方に暮れた足に緑色が
泣いている           三木悠莉

お茶の涙がポロッとこぼれた   渡辺こけし

突然晴れ渡ったから
走ってきたんだよ
畠をうねうねうねと抜けて    大村浩一

脱皮する蝉           夏野雨

ぬけがらの家          為平澪

徒然草でも読みなはれ      橘一洋

今読もうと思ってたのに     平田真紀

しかし、さながら
宇宙が降って降ったみたいに   三角みづ一

夏の匂いやら氷やら
いっぺんに降ってきて      栖木真

頭上地下鉄地下高架線
特急通過 注意せよ       松岡宮

注意せよ。
とつぶやいた時、世界は、    立川裕也

光を失い、夜闇が咲いた     真鍋苑子

朗読は聞いているふりをして   福島淳子

光がたわむと事由が歪む     秋川

歪曲/猥褻/Y体のシャツ     紺野

ボタンを押したら
笑顔が飛んだ          あおば

三 名 転 送         ぷよつま

転送移動する銀の粒々を
追いかけて 
うさぎがとんとん        のぎ

…隣は何を……月と七夕     陶原

落ちたら穴だ! それとも空だろうか!
まばたきの間に反転する夜だ!  坩堝

と足を踏み外す眩むまま
両の国で四股を踏めば痛みの
力のかぎりの足先が流れていき  雅美

海星、その暗黒と書籍の頁の狭間で
呼吸すら狼唄える口唇を月星、
舌平目を屍骸の筋繊維を音ども露台から
衿のたゆたう、たゆたわない翅の板と
風物詩としての逸物…      Saklaco

小魚の、物としての恐ろしさ
それが水に流れることの
心のようなわずらわしさ     岡部淳太郎

水が流れる 頭上に 
雫の軌跡            北爪満喜

チリリリ チョロロロ…
チリリリリ…          李幸子

一粒一粒流れてる水はどこへゆくのだろう
私へ流れてくれたらいいなー
みんなにも流れたらいいなー
一粒の水は宝石のようなもの   kiki

午後六時、外は大雨       森本ゆふ

そのように我々の喉を滑り落ちる色彩
そのように我々の眼から放たれる光
                吉田群青

光は蝸牛の這った跡に      case

闇はコオロギの鳴く野山の中に 
                トビアス

かわいたかわいたひふがありました
                モリマサ公

七夕の とある処で       川江一二三
     





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