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TOKYO ポエケットコミュの立川裕也さん追悼 ヤリタミサコ

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立川裕也さんのこと  

           2014年5月 ヤリタミサコ

立川裕也さんは、 2014 年 4 月 20 日に亡くなられました。と彼のお母様からお電話をいただきました。山の事故(といっても本格的な登山ではなく、山菜取りに入った山での事故)とのことです。これから自分の表現を作っていく途上、未来の時間をたっぷり持ったまま、私たちの手の届かないところへ行ってしまわれました。

立川さんとは、 2013 年 3 月に前橋での朗読会で知り合いました。その後、 7 月のポエケットで、立川さんが作って着ていたオリジナルデザインの T シャツがとてもおもしろかったので、私も自分の名前をデザインした T シャツを作ってもらいました。ちょうど 9 月にヴィジュアルポエジィパリ展があったので、立川さんのオリジナル T シャツを展示し、私の名前の T シャツも着ていきました。

そんなこんなで、タイポグラフィやヴィジュアルポエトリィなど、視覚的なポエジィのおもしろさを共有する友人として、いくつかの美術館に行ったり、資料を見てもらったりしていました。ワタリウムでの寺山修司−ノック展や齋藤陽道―宝箱写真展での、蘭妖子、山川冬樹のパフォーマンスを楽しんだのが、一番の思い出でしょう。

神様は、イノセントな心の人を早く自分のもとへ連れ去っていく傾向があるように思います。柔らかな感覚を持つ人は世間との間でなんらかの生きにくさを持つことが多く、現世の生に対して執着がないのかもしれません。立川さんも、その一人と私は思います。おそらく言語上の詩的な感覚よりも、視覚的に詩的である感覚が優れた人だと思います。その才能を大きく発揮することなく・・・・・・。残念です。

私との T シャツ作りでは、ヤリタミサコ T シャツ、それにヴァイオリンの Y さんの T シャツ、ギターの R さんの T シャツ(こちらは未完のまま)の3つです。立川さんがデザインをメールで送ってくるので、それにダメ出しを繰り返し、お互いが納得いくデザインになるまで繰り返します。私の意図を理解し、何度もアイディアを修正してくれました。この点においては、タフで食いつきのよい人です。

若くして神様に連れ去られた人は、多くいます。私はこの訃報を聞いたときに、オーストラリア映画の「ピクニックアットハンギングロック」という作品を連想しました。少女たち数人が、岩山の中に忽然と姿を消してしまうストーリーの映画です。そんなふうに立川さんも、神様に連れ去られたのだろうと。

20 代の立川さんの未来の可能性は、大きかったはずです。視覚詩をもっと学んで、展開してほしかったです。ご冥福をお祈りします。

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