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めっちゃ!! 年上!年下!コミュの水餃子に泣いた男性の話

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長年、日中の国際結婚のお手伝いをしてきた者です。今日はふと、ある食事のことを思い出したので、書かせてください。
2013年、ハルビンでのことでした。石川県から来られた50代の男性。大型トラックの運転手をされている、無口で実直な方でした。お見合いのお相手は、離婚を経験された30代の女性です。
その方、食事の席で炒め物にほとんど手をつけないのです。中華といえば炒め物が多いのに、誰がすすめても箸が進まない。通訳も、お相手の女性も、私も、内心はらはらしていました。
そこへ、湯気の立つ水餃子が運ばれてきたのです。
「これは何ですか」と指さすので、「水餃子ですよ」と。日本では焼き餃子が多いですから、彼は半信半疑で一つ口に運びました。「柔らかくて、美味しい」と。ああ良かった、とほっとしたのも束の間です。二つ目を口にした彼の目に、みるみる涙がにじんで、とうとうこぼれ落ちました。
「母を、思い出しました」
私たちは戸惑いました。日本のお母さんが餃子を包むとは限りませんから。けれど彼は言うのです。柔らかいあの皮は、母のやさしさだと。餡をそっと包み込むその姿が、母の包容そのものなのだと。
その二言で、私たちもみな、それぞれの母を思い出していました。本当に、そうなのです。あの柔らかな皮は、母のあたたかさ。一つひとつの水餃子が、母の包んでくれた腕のようでした。
翌日も「餃子が食べたい」と言う彼に、「たまには別のものは?」と尋ねたら、「焼き餃子はありますか?」と。みんなで笑ってしまいました。こちらでは焼き餃子は、残った水餃子を焼いたもの。「遠くからのお客様に、残り物はお出しできませんよ」と言うと、彼は数秒きょとんとして、それから大きな声で笑っていました。
水餃子と、焼き餃子。

私はあのとき、これはまるで中国と日本のようだと思ったのです。茹でるか、焼くか。やり方は違っても、餃子は餃子。どちらにも、人を包み込もうとするあたたかさがある。違いというのは、本当は、争うためにあるのではないのですね。受け入れ合うために、そこにあるのだと思います。
歴史の中で、二つの国の間にはいろいろなことがありました。それでも、一皿の餃子を囲んで、国の違う者同士が同じ涙を流し、同じ母を思い出す。あの食卓には、確かにそういう時間が流れていました。
水餃子も、焼き餃子も、それぞれのあたたかさで、誰かを包んでいる。中国と日本も、いつかそんなふうに、互いの違いごと包み合えたら。あの日の餃子を思い出すたびに、私はそう願わずにいられないのです。両国の人々が、これから先もずっと、穏やかに笑い合える間柄でありますように。
長くなってしまいました。読んでくださって、ありがとうございます。

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