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敦賀明子コミュのSwing Journal10月号インタビュー より

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満月 Swing Journal10月号インタビュー

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一曲一曲が宝石箱にためておいた宝物。大好きな曲を集めたアルバムです。
インタビュー・文 西原真志

 昨年受賞した本誌ジャズ・ディスク大賞《ニュースター賞》につづき、米ダウンビート誌において本年度ライジング・スター《オルガン部門》第12位に選出されるなど国内外で活躍するオルガン奏者、敦賀明子が、新作『ニューヨーク・シティ・セレナーデ』をリリースする。「キーワードは”Swingin’”。憧れの歴史的ドラマー、ジミー・コブをゲストに迎え、彼のスインギンなドラミングと最高のアンサンブルを実現することができました」
 選曲はジミーをフィーチャーし、ビバップ時代のものを中心に据えた。「バラエティに富んだ、誰にも
飽きのこない曲を集めました。日本ではまだまだマイナーですが、このアルバムでオルガン・ジャズの醍醐味を味わっていただけたら嬉しいです」2つのオリジナル曲には、彼女のニューヨークでの充実した時間が色濃く反映されている。「〈24 Mill Street〉は私の住むアパート名をタイトルにしたもの。自然の多い良い環境の中、廊下に出るといつも誰かが音を奏でていて、胸がワクワクするんです。その感じをシャッフルのリズムに表現しました。〈ゲイターズ・タイム〉はウイリス・ジャクソン(ts)に捧げたブルース。この曲を弾いたときジミーさんが『Gator(ウイリスのニックネーム)のリズムだ!』と言ってくださったのを嬉しく覚えています。」
 レコーディングは、ラストとなった〈星に願いを〉を弾きながら「これで終わってしまうんだ・・・」と悲しくなるほどに楽しかったという。「ウエイン・エスコフェリー(ts)とエリック・ジョンソン(g)とは、NYで何度も共演経験のある親しい間柄。特にエリックとはここ3年ほどルー・ドナルドソン・カルテットのメンバーとして活動していて、本当に楽しく演奏できました。憧れのジミーさんとも共演できて、夢が叶いました」
 NYでのさまざまな経験は、彼女の演奏・奏法に影響を与えつづけているそうだ。「NYではとにかく自分の心に響くものすべてを吸収するようにしています。特に感じたのは、すばらしいミュージシャンの演奏は心にすぅーっと入ってくるということ。それはそこに“歌”があるから。ただ弾くだけではなく、内面からにじみ出る気持ちを意識してのプレイを重視するようになりました」この言葉に見られるように、アルバムからは現在の彼女の喜びに満ちた“歌”が聴こえてくる。
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