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健康をつくるコミュのアルコールの話(1)4−6

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お酒によってどんな臓器に障害が起こるのでしょう?
お酒によって壊れるのは肝臓だけと思っている方が多く、健康診断があるごとに肝臓の数値が大丈夫だと、まだ飲んでも大丈夫と思われるようです。でも、これはとんでもない思い違いです。肝臓は解毒をする器官ですから、大酒家の9割は肝臓をやられているといわれますが、そのほか沈黙の臓器といわれる膵臓、心臓、胃腸、脳、骨、筋肉、生殖器とほぼすべての臓器が障害されます。
アルコール性肝障害ってどんな病気?
長期間の多量飲酒で肝臓が悪くなってしまうことは、ご存知でしょう。そういう人では、まず肝臓に脂肪がたまって、脂肪肝という状態になってきます。健康診断でγGTPという検査値が高いのを指摘された方がいらっしゃるのではないかと思いますが、そういう方は脂肪肝になっている可能性があります。肥満の方は、アルコールと肥満がダブルパンチで肝臓を傷めますので、しばらくお酒を休んで、体重も落とすと体がすっきりしますよ。
脂肪肝になってもそのままお酒を飲んでいると、肝臓の細胞が壊れていわゆる肝炎という状態になります。肝臓の細胞が壊れると、細胞の中にあった酵素(GOT,GPT)などが血液中に出てきて、アルコール性肝炎という状態になります。肝炎になるとむかむかしたり、食欲がなくなったり、だるくてすぐ横になりはたから見ていても辛そうです。でも、肝臓の細胞は再生力が強く、この段階でも毒であるお酒を休めば健康な肝細胞が再生します。しかし飲酒を続けると壊れた肝細胞は元に戻らなくなり肝硬変になり、肝臓の機能そのものがだめになってきます。

肝硬変の症状はどんなでしょう?            
肝硬変の症状は、だるさ、黄疸、脾臓が腫れてくる脾腫、手のひらが赤くなる手掌紅斑、胸の皮膚に赤い蜘蛛のような毛細血管が浮かび上がってくる蜘蛛状血管腫、食道静脈瘤、男性でもおっぱいが大きくなってくる女性化乳房など不思議な症状が出てきます。手掌紅斑や蜘蛛状血管腫、女性化乳房は肝臓での女性ホルモンの分解が悪くなるために起こる現象です。臓器が働かなくなって初めてその臓器がどういう役割をしていたかわかるわけですね。もっと進むと腹水がたまったり、アンモニアなどの老廃物が分解されなくなるために、毒素が頭に回って肝性脳症という重篤な状態になり死を迎えることになります。

お酒は肝臓を悪くするだけではありません。『膵臓組』と『脳組』
『僕ってお酒を飲んでも、肝臓の数値ぜんぜん大丈夫なんだ、』と自信を持って自慢している方がいます。ほかの人もあいつは強いんだよと尊敬したりします。でも、私たちから見ると、こういう人は返って危険です。肝機能が動かない人は膵臓に障害が起こっていることが多いのです。膵臓は沈黙の臓器といわれ、相当ひどくならないと症状が出てきません。しかも、症状が出てきたときには、もう手の施しようがないほど悪くなっている場合が多いのです。どちらの障害が前面に出てくるかは、体質によるようです。
また、お酒に強い人では量が行過ぎてしまうことが多いため、脳神経障害、脳萎縮による認知症や記憶障害、抹消神経障害が起こってくることがあります。いわゆるアル中コースですね。

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