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ネットでオペラを聴く人集まれ!コミュの「わかる!オペラ入門」を紹介します。

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 先日見つけました。ご参考に紹介します。
皆さまのお役に立てば幸い。

                  (毎月1日・15日配信、無料)
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●●    「わかる!オペラ入門」 2006年2月1日号    ●●
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     http://www.geocities.jp/wakaru_opera/index.html

【目次】

●オペラ備忘録(2月1日〜14日)
   ・チケット前売り情報
   ・テレビ
●特集『ドン・ジョヴァンニ』(モーツァルト作曲)
   ・3分で読めるオペラのあらすじ
   ・ココが見どころ聴きどころ
   ・おすすめディスク
   ・『ドン・ジョヴァンニ』のデータ
●オペラを観に行こう(連載)
   ・どんなホールで公演しているの? その2
●シリーズ オペラの名歌手
   ・エディタ・グルベローヴァ(S)
   ・バーバラ・ボニー(S)
   ・ブリン・ターフェル(Br)
   ・サイモン・キーンリーサイド(Br)
●補足
   ・S、Tなどの記号について(再掲)



●●オペラ備忘録(2月1日〜14日)●●

■ チケット前売り情報 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・2/2発売
 二期会『蝶々夫人』
  7/14、15、16、17 (東京文化会館)

・2/4発売
 ローマ歌劇場『リゴレット』
  9/23 (びわ湖ホール)
 ローマ歌劇場『トスカ』
  9/24 (びわ湖ホール)

・2/5発売
 ラ・ヴォーチェ『椿姫』
  8/7、10、12、13 (新国立劇場(中))

・2/11発売
 フィレンツェ歌劇場『ファルスタッフ』(E、F席)
  9/11、13、16、18 (東京文化会館)
 フィレンツェ歌劇場『トゥーランドット』(E、F席)
  9/17(神奈川県民ホール)、19、21(NHKホール)



■ テレビ ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・2/4 00:30〜04:15 NHK衛星第2
 サルヴァトーレ・リチートラ(T)
 バーバラ・ボニー(S)

・2/5 22:00〜00:15 NHK教育
 芸術劇場「ワルトラウト・マイアー(Ms)」

・2/8 25:55〜28:20 日本テレビ
 読売日響『さまよえるオランダ人』



●●特集『ドン・ジョヴァンニ』(モーツァルト作曲)●●

■ 3分で読めるオペラのあらすじ ■━━━━━━━━━━━━━━

【時と場所】17世紀、スペイン
【登場人物】ドン・ジョヴァンニ =スペインの貴族(ドン・ファン)
             (Br)
      レポレッロ(Bs)   =ドン・ジョヴァンニの従者
      ドンナ・アンナ(S) =オッターヴィオの婚約者
      ドン・オッターヴィオ =ドン・ジョヴァンニの友人
             (T)
      ドンナ・エルヴィラ  =ドン・ジョヴァンニの元恋人
             (S)
      ツェルリーナ(S)  =農民の娘
      マゼット(Bs)    =ツェルリーナの婚約者
      騎士長(Bs)     =ドンナ・アンナの父

【第1幕】
 時は17世紀、舞台はスペイン。伝説のドン・ファンことドン・ジョ
ヴァンニは、女であれば誰でも口説き、そして裏切ります。今夜も従者
のレポレッロに見張りをさせて、ドンナ・アンナの寝室に忍び込みます
が、失敗し騒がれます。ドンナ・アンナの父、騎士長が駆けつけました
が、ドン・ジョヴァンニは彼を刺し殺し、レポレッロとともに逃げ失せ
ました。
 こんなことでは懲りないドン・ジョヴァンニは、街で別の女性に声を
かけます。しかし、その女はかつて3日間だけ恋人だったドンナ・エル
ヴィラでした。捨てられたことを怒る彼女を従者レポレッロに押しつけ
て、ここもうまく逃げ出します。
 次の標的は、ある村で農夫マゼットと結婚式を挙げていた娘ツェルリ
ーナ。ドン・ジョヴァンニは村人全員を自分の邸宅に招待して豪華な宴
会を催し、その上で、ツェルリーナをこっそり頂こうという手筈を整え
ます。しかし、あと一歩でツェルリーナをものにできるというところへ、
ドンナ・アンナ、その婚約者ドン・オッターヴィオ、そしてドンナ・エ
ルヴィラの3人が現れ、彼の悪行を暴露します。ドン・ジョヴァンニと
従者レポレッロは、その絶体絶命の窮地を何とか切り抜け、逃げ去った
のでした。

【第2幕】
 それでもまったく意に介さないドン・ジョヴァンニは、レポレッロと
服を交換した上で、また女性を誘惑しに出かけてしまいます。一方、ド
ン・ジョヴァンニの服を着せられたレポレッロは、本人と勘違いされて、
またもやドンナ・アンナ達に取り囲まれてしまいました。
 やっとの思いで逃げ出したレポレッロは、墓場でドン・ジョヴァンニ
と落ち合います。その墓場にはあの騎士長の石像が立っていました。ド
ン・ジョヴァンニが反省せずに女遊びのことをレポレッロに話している
と、なんと石像が口を開き、彼に悔い改めよと語りかけたのです。しか
しドン・ジョヴァンニは動ぜず、不敵にもその石像を夕食に招待するの
でした。
 その晩、ドン・ジョヴァンニが豪勢な食事をしていると、信じられな
いことに騎士長の石像が訪ねてきます。ドン・ジョヴァンニが「私は何
も悪いことはしていない」と言うと、石像は彼の手をつかんで、地獄に
引きずり落としたのでした。



■ ココが見どころ聴きどころ ■━━━━━━━━━━━━━━━━

【ポイント1】ドン・ファン伝説

※このオペラの原作は、ヨーロッパで広く言い伝えられてきた「ドン・
ファン伝説」です。スペインで1003人の恋人を持ったと言われるド
ン・ファンは、このオペラでも「ドン・ジョヴァンニ」という名で活躍
します。オペラでは、貴族の娘ドンナ・アンナ、元恋人ドンナ・エルヴ
ィラ、村娘ツェルリーナという性格・出生の異なった3人の女性が出て
きますが、それぞれの役を、歌手がどう歌い、どう演じて、そしてドン
・ジョヴァンニとどのようにかけ合うのか、注目です。

【ポイント2】モーツァルトの傑作

※前作『フィガロの結婚』が、プラハで大ヒットして、プラハの聴衆は
モーツァルトのオペラに熱狂していました。こうした状況下でプラハ国
民劇場の支配人は、モーツァルトに新しいオペラを書くように依頼しま
す。こうして出来上がったのが『ドン・ジョヴァンニ』です。モーツァ
ルトは、はたして新作がまたプラハの聴衆に受け入れられるのか心配し
ていましたが、結果は前作同様、大成功を収めました。

【ポイント3】壮絶なラストシーン

※『フィガロの結婚』と同じく、登場人物が生き生きと活躍して、従者
レポレッロなどの存在はモーツァルトらしい「笑い」に包まれます。し
かし、ストーリーは『フィガロの結婚』とは少し違って、最初からドン
・ジョヴァンニと騎士長が決闘するなどシリアスな場面があります。圧
巻はラストシーンでドン・ジョヴァンニが地獄に引きずり落とされると
ころ。この作品が作曲された時代では考えられないようなその劇的な音
楽は、モーツァルトのオペラの中でも最も優れたシーンの一つとなって
います。



■ おすすめディスク ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【CD】
アバド指揮
ヨーロッパ室内オーケストラ、フェラーラ楽友協会合唱団
キーンリーサイド(Br) ターフェル(Br) レミージョ(S) ハイルマン(T)
イソコスキ(S) パーチェ(S) ダルカンジェロ(Bs) サルミネン(Bs)
(録音1997年、Deutsche Grammophon)

※まず第一におすすめなのが、このアバド盤。アバドはこのディスクで
スマートな演奏を実現していて、なおかつ音楽的な力を感じます。ドン
・ジョヴァンニ役のキーンリーサイドも当たり役。ターフェルは、ドン
・ジョヴァンニを歌っているディスクもありますが、こちらのレポレッ
ロ役の方が適役でしょうか。

【CD】
アーノンクール指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、オランダ・オペラ合唱団
ハンプソン(Br) ポルガル(Br) グルベローヴァ(S) ブロホヴィッツ(T)
アレクサンダー(S) ボニー(S) シャリンガー(Bs) ホル(Bs)
(録音1988年、TELDEC)

※こちらは、アーノンクールの指揮による個性的な演奏……、と言って
も奇抜なことはなく理にかなった音楽となっています。貴族を彷彿とさ
せるドン・ジョヴァンニ役のハンプソンを始め、女声陣にグルベローヴ
ァ、ボニーなど人気歌手を配置しています。レポレッロ役のポルガルも
とてもいい声です。



■ データ ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
『ドン・ジョヴァンニ』

【作  曲】1787年
【初  演】1787年10月29日 プラハ、国民劇場
【台  本】ロレンツォ・ダ・ポンテ(イタリア語)
【原  作】スペインのドン・ファン伝説による
【演奏時間】第1幕 90分
      第2幕 90分  合計 約3時間



●●オペラを観に行こう(連載)●●

■ どんなホールで公演しているの? その2 ■━━━━━━━━━

 東京上野にある「東京文化会館」は1961年に開場し、長い歴史を持ち
ます。訪れたことのある人も多いのではないでしょうか。ウィーン国立
歌劇場、ミラノ・スカラ座、バイエルン国立歌劇場など、世界の超一流
オペラハウスが、この東京文化会館で公演を行ってきました。

 オペラ劇場様式のこのホールは、客席が5階までありますが、どの席
も音がよく、クラシック音楽ファンの支持を集めています。音の響きは
上質で、暖かみのある柔らかな響きが特徴です。1998年に約1年に渡っ
て大改修工事を行い、舞台設備を近代化しました。ますます魅力を増し
て、オペラ公演のために活躍しています。

 東京文化会館 大ホール(2303席)
  東京都台東区上野公園5−45 JR上野駅 公園口 徒歩1分

 最近、オペラの公演でよく使われるようになってきたのが、「オーチ
ャードホール」です。1989年に開場したこのホールは、渋谷109の横
の文化村通りの坂道を上がったところにあり、渋谷駅前の喧噪から少し
離れています。

 オーチャードホールの特徴は、音響性能が良いといわれるシューボッ
クス型というところです。シューボックス型とは「靴箱」のように長方
形をしたホールのことを言います。長方形になっているため、ホールの
横幅が狭く、側面からの反響が十分に得られるのです。オーチャードホ
ールは国内最大級のシューボックス型ホールです。この大きなホールで
オペラを観るのは実に爽快です。

 オーチャードホール(2150席)
  渋谷区道玄坂2−24−1 JR渋谷駅 徒歩7分

 同じく渋谷には「NHKホール」があります。ご存じ紅白歌合戦など
でも使われるおなじみのホールですよね。ドイツのカール・シュッケ社
の設計・製作によるパイプオルガンもあり、NHK交響楽団の定期演奏
会などが開かれています。

 このホールは非常に大型で、舞台は大規模なオペラに対応できるよう
に大きく作られています。客席数も多く、3677席。客席数が多いと
いうことは、一回の公演でたくさんのチケットを用意することができる
ということで、オペラの主催者側は助かりますし、人気のある公演のと
きにはオペラ・ファンにもありがたいところです。しかし、2,3階席
となると、音の評判はイマイチのようです。なかなかうまくいかないも
のですね。

 NHKホール(3677席)
  渋谷区神南2−2−1 JR渋谷駅 徒歩12分、原宿駅 徒歩10分

(つづく 次回はよく話題になる「席の良し悪し」について考えてみた
     いと思います。)



●●シリーズ オペラの名歌手●●

■ エディタ・グルベローヴァ(S)1946- 、スロヴァキア ■━━━

 生地ブラティスラヴァでデビューした後、1970年、ウィーン国立
歌劇場に『魔笛』の夜の女王でデビュー。1976年のベーム指揮『ナ
クソス島のアリアドネ』のツェルビネッタで大成功し、コロラトゥーラ
・ソプラノとしての地位を不動のものとした。世界中で最も評価の高い
ソプラノであり、現代最高のプリマドンナ。



■ バーバラ・ボニー(S)1956- 、アメリカ ■━━━━━━━━━

 ニュージャージー州で生まれ、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽
院に留学した。1979年、ダルムシュタットとフランクフルトの歌劇
場でデビュー。C.クライバー指揮『ばらの騎士』のゾフィーで成功を
収め、世界中の一流歌劇場で活躍する。モーツァルトの諸役のほか、歌
曲、声楽曲の分野を重視している。



■ ブリン・ターフェル(Br)1965- 、イギリス ■━━━━━━━

 ウェールズに生まれ、1990年、ウェールズ・ナショナル・オペラ
にデビュー。1992年のザルツブルク音楽祭で『サロメ』のヨカナー
ン、『ドン・ジョヴァンニ』のレポレッロを歌い、一気に注目される。
強靱な声を持ち、極めてレパートリーは広いが、大雑把ということはな
く、繊細な表現にも長けており、オールマイティな実力の持ち主。



■ サイモン・キーンリーサイド(Br)1959- 、イギリス ■━━━

 ロンドンで生まれ、マンチェスター王立ノーザン音楽大学で学ぶ。1
988年、ハンブルク歌劇場『フィガロの結婚』の伯爵を歌ってデビュ
ーし、成功を収める。アルマヴィーヴァ伯爵、ドン・ジョヴァンニ、パ
パゲーノなどモーツァルトの諸役を得意とし、恵まれた容姿に魅力的な
声で、欧米の歌劇場に招待を受け活躍している。



●●補足●●

■ S、Tなどの記号について(再掲) ■━━━━━━━━━━━━

 このメルマガで、「S」や「T」などの記号が使われていますが、こ
れは歌手の声の高さをあらわしています。

 S  =ソプラノ    (女性の高い声)
 Ms =メゾ・ソプラノ (ソプラノとアルトの間の声)
 A  =アルト     (女性の低い声)

 T  =テノール    (男性の高い声)
 Br =バリトン    (テノールとバスの間の声)
 Bs =バス      (男性の低い声)



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 見、ご感想など下記のメールアドレスまでお送りください。お待ちし
 ております。
■タイトル: 「わかる!オペラ入門」
■サイト : http://www.geocities.jp/wakaru_opera/index.html
■メール : wakaru_opera@hotmail.co.jp
■発行者 : 神木勇介(かみき・ゆうすけ)
■配信解除: まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000159380.html
       メルマガ天国 http://melten.com/m/21072.html
       メルマ! http://www.melma.com/mag/52/m00140752/
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