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野口雨情の詩・歌詞が好き!コミュの「野口雨情物語」。

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東京の寄席で、それまでナツメロの「アコーデオン漫談」で売っていた芸人さんが最近、野口雨情のネタばかり演っている。
近藤志げる師匠。
題して「野口雨情物語」。

これが実にいい。


浅草演芸ホール。
近藤志げる師匠「野口雨情物語」。師匠のほんとうに演りたい噺は、やはり雨情。いつもの漫談とは「力」の入れようが違う。

「あかいくつ
 はいてた
 おんなのこ
 いじんさんに
 つれられて
 いっちゃった」

ご存知「赤いくつ」で有名な天才的な童謡作家、雨情。食えない時期、死と隣り合わせに生きていたのは、雨情作詞の「船頭小唄」の2番の歌詞でわかる。

しぬも いきるも ねえ おまえ
みずの ながれに なにかわろう
おれも おまえも とねがわの
ふねの せんどうで くらすのよ

この「船頭小唄」がぐうぜん売れたおかげで、それまで書きためた童謡作品がその後、日の目をみることになる。

この日は予定時間を相当オーバーした熱演。
師匠のこのCDは21日に発売予定。



「あかいくつ はいてた おんなのこ
 いじんさんに つれられて いっちゃった」

この詩は、じつは野口雨情の「創作」ではない。
この詩が書かれる何年か前、雨情は偶然にも函館で、
こどもを育てられなくて、泣く泣くアメリカ人宣教師の養女にした、
岩崎きみちゃんの母親を目撃する。

これは近藤志げる師匠がじっさいに雨情の生家を訪れて、
雨情のお孫さんから直接聞いた実話であるという。

その後、山下公園で豪華客船を見た雨情が、
岩崎きみちゃんを思い出してしたためた歌詞が、
名作「赤いくつ」であった。

「いまでは あおいめに なっちゃって
 いじんさんの おくにに いるんだろう」

雨情という人、生涯こどものような感性を失わなかった。
岩崎きみちゃん、今ごろどうしているんですかね。

「うまれた にほんが こいしくば
 いじんさんに つれられて かえってこい」

コメント(6)

実は赤い靴はいてた女の子がアメリカまで行ってないとのこと、多くの人は存じてないですね。
異人さんのお国へ一度も行かず、横浜の孤児院で結核で死にました。
ええっ?
それは何という本の何ページに書かれているのですか?
私がですね、「日本のうたこころの歌」と言うシリーズを集めておりますが、大変おすすめのシリーズです。
http://www.de-club.net/nuc/
(この前、第100号で終わりましたが)
このシリーズは音源、楽譜と歌詞だけではなく、歌について色々な情報が込められているんですよ。

それで毎号一曲を中心に、非常に情報が多いんですよ。

「赤い靴」の場合は第29号、2005年02月08日に出版されました。
http://www.de-club.net/nuc/issue.php?pos=9

私はその29号を持っておりますけどドイツで置いて来ちゃったため、引用が出来ないんですが。

2005年なんだけどまだ取り寄せが出来るはずです。
あっ、ほんとうだ。

「赤い靴 ♪赤い靴はいてた女の子
異人さんと異国の地へ行ってしまったはずの女の子が、実は日本で短い生涯を終えた。涙さそう悲しい少女の物語 」

と、書いてある。
アメリカ人宣教師はどうしたのだろう。
女の子はどうしてそうなったのだろう。
気になる。
私が知っている童謡作曲家の横山太郎さん曰く。彼の著書「童謡へのお誘い。童謡大学」

野口雨情さんが新聞記者だった時に、開拓村にいた方と知り合いになって、「まだ乳児だった子どもと、開拓村には行けないので、牧師に託した。」ということを知っていた。
そのまま題材にしたのではなく、きっと向こうで幸せに過ごしているだろうことを願って
作詞したのだろう〜幻の5番が書かれていて、もし日本が恋しくなったら、異人さんに頼んで帰って来!死後草稿が見つかったそうで、世には発表されていない。

その後北海道新聞に「赤い靴の女の子は、私の姉です」の投書があり、記者が調べていくうちに、「牧師が帰国する時、結核にかかっていた女の子が、長い船旅に耐えられないので、麻布の孤児院に預けられて、そこで亡くなったことが判明したそうです。
名前も岩崎きみということが判明して、それからきみちゃんのドラマがはじまりました。

横山氏も、「きみちゃんの赤い靴」という童謡を作曲しています。
詳しくは著作に書いてありますので、ぜひ読んでください。詩には背景となるドラマが、あるのだと思います。作詞家は、心の中に浮かんだ詩を、完成するまでの心の葛藤を描くまで、いろいろのことを考えていると思っています。自分もそういう気持ちを素直に書けたらな〜?


麻布では毎年「赤い靴」コンサートが開かれ、記念像もあるそうです。時期を同じくして、横浜山下公園にも記念碑ができました。静岡にも「母子」の銅像が建てられているそうです。あちらの世界で親子で暮らしていてほしい〜っという願いを込めて…・

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