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お城めぐりしよう!コミュの国史跡指定のお城

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文化庁のホームページに、2009年5月18日付けで史跡指定に関する報道発表がなされています。

http://www.bunka.go.jp/oshirase_other/2009/pdf/hodo_shiryo_20090518.pdf

文化財審議会から文化庁に対し、恐らく年に2回、このような史跡指定(解除)に係る答申がなされ、ほぼ答申の通りに史跡指定がなされていくのではないかと思います。この中には、全国各地の「掘り出しモノ」の城郭が隠れていることが多いので、今後継続的に追いかけてみようかと思いつつ、試験的にトピを立ててみました。

【2009年5月に国指定史跡として答申された城館等】

☆会津新宮城(福島県)
☆増山城(富山県)
☆隈部氏館(熊本県)
☆棚底城(熊本県)
☆宇江城城(沖縄県)

また、番外編ですが、「名勝」として「首里城書院・鎖之間庭園(沖縄県)」も選ばれています。



全国にはまだまだ史跡としての価値が高いにも関わらず、未調査であったり注目度が低かったりして「埋もれた」ままになっているお城も多いのではないかと思います。「おらが村の名城」を世に出したい、認めてもらいたい、との一念から、もしかしたらこのコミュの中にも熱心に史跡指定に向けた陳情や運動を繰り返している方もいらっしゃるかもしれません。

また一方で、その「埋もれた」ままの状態をできるだけ保ちたい・・すなわち、史跡指定等で変に注目を集めて欲しくない、と思われる方もいらっしゃることでしょう。

はたまた、逆にもっと極端なご意見として、なぜこの城が国指定史跡なのだ?と思われる方もあるかもしれません。

まあ、そこまで深い議論はさておきも、史跡指定された、あるいは指定されている「あのお城」「このお城」にまつわる思い入れや意外な見所など、語り出したら止まらないといった要素も結構あるのではないかと思います。

試行的に立ち上げたこのトピでは、特に方向性を定めることはしませんので、とりあえずは「史跡指定(国に限らなくても結構です)」をひとつのキーワードに、何かしらのコメントをお寄せ頂ければと思います。盛り上がるようであれば、今後も継続的に史跡指定情報等を掲載していこうかと思いますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

写真は、とりあえず「特別史跡」の3点を。説明するまでもありませんが、姫路城(兵庫県)、大野城(福岡県)、江戸城(東京都)です。ただし江戸城はどこからどこまでが特別史跡なのか、ちょっと自信がありません(笑)。

コメント(40)

 越中国富山城が国指定どころか県や市の史跡にすら指定されていないのは何故なんだろうと思っていましたが、行ってみたら本丸の下は地下駐車場になっていました。あれでは遺構は完全に破壊されていますから指定される筈がないですね。ふらふらあせあせ(飛び散る汗)
江戸城は宮内庁管轄の皇居より外側、内堀より外側が特別史跡になっていると思います。

久米島の宇江城、史跡候補に挙がっているんですね。すでに久米島随一の展望スポットとして人気を博していますので史跡指定によるデメリットはないと思います。遠目には岩山のように見える頂上部の石垣はなかなか見応えがありました。写真は全て宇江城です。
増山城の画像があったので貼っておきます。

一度は整備されてたようですが、自分が行ったときは草茫々の荒れ放題でした。
史跡として、再び整備されるといいですね。
規模があり、堀・土塁・曲輪など見所満載のお奨めの山城だと思います。
中日新聞に増山城の国史跡指定の記事が掲載されてましたので、転載します。

http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20090525/CK2009052502000171.html

歴史公園整備に期待 山城『増山城跡』が国史跡に

2009年5月25日

城下町遺構発掘にも拍車

 戦国ロマンの宝庫、砺波市増山の「増山城跡」が国史跡となる。五月中旬、文化審議会が文部科学相に答申した。指定されれば、案内施設や資料館、散策路など「歴史探訪公園」として整備が進むと期待されている。(鷹島荘一郎)

 増山城は、戦国期から安土桃山時代の北陸地方での覇権形成に重要な役割を果たした。県内に残る約四百の城館の中でも最大規模を誇る上、江戸時代には一帯が加賀藩有林となるなど開発がほとんど手付かずで保存状態が良かったことが評価された。事前調査や景観維持のため市民ボランティアが協力し、今後の活動が望めることも加味されたとみられる。

資料館など構想

 県内では安田城跡(富山市婦中町)に次いで城跡では二件目となるが、山城の国史跡は初。現地調査にも加わった仁木宏大阪市立大大学院教授(日本中世史)は「滋賀県では既に十以上の山城が史跡に指定されている。将来は各地の山城を『のろしリレー』で結ぶのも面白い」と喜ぶ。

 同じく城郭研究家でとやま歴史的環境づくり研究会代表の高岡徹さん(富山市新屋)は、増山城を核とした歴史公園「となみ中世の森」構想を描く。城跡をめぐる歴史探訪コースで生きた中世を体感。公園管理施設は資料館を兼ね、増山城の特異性や越中の山河を駆けた戦国武将の足跡などを紹介する拠点とする。

 答申まで至るには、増山地区の住民や民俗関係の市民ボランティアらの協力も欠かせなかった。宮野秀一増山自治会長は「地域の宝として毎年春と夏、遊歩道の草刈りや倒木の除去などに努めている。保全のため何が必要かなど全国の山城も視察してきた」と振り返る。

 昭和六十年代から城跡の縄張り測量などに協力した「土蔵の会」の尾田武雄代表は、「市民ぐるみの支援態勢が必要。前田利家の娘婿で増山城代を務めた加賀藩の茶人中川宗半をしのんで山頂(一二〇メートル)で野だてを開くなど、ソフト面の充実も図りたい」という。

 今後、主郭だった二ノ丸跡や、ふもとの城下町跡など新たな発掘にも拍車がかかるとみられる。仁木教授は「中世の城下町の遺構は全国的にも珍しく、大いに期待できる」と話している。

  増山城  松倉城(魚津市)、守山城(高岡市)とともに越中三大山城と称され、守りの要として上杉謙信や神保長職(ながもと)、佐々成政、前田利家ら群雄割拠の舞台となった。1615(元和元)年の一国一城令で廃城となるまで250年の歴史を刻んだ。城郭の跡は約60ヘクタールと広大。
とっつきにくいテーマに書き込み頂き、誠にありがとうございます(^^)

◇大審問官さん
富山城は、門の上に天守を作っちゃっただけではないんですね。
地下駐車場と地表面の間に遺構を永久保存したとか・・・ないですよね(^^;)

◇todoさん
さすがですね。久米島まで攻めていらっしゃいましたか。
遠目に見ると岩山というよりまるで要塞のようです。この写真だけでもこの城跡、確かにタダモノではありませんね。

◇くうくうさん
増山城の写真を掲載頂き、ありがとうございます。
山城の場合、一度整備してもすぐに荒れてしまいますよね。私の地元では蒲原城がやはり整備後に半放置状態となっていて、そのうち復元部分と旧来の遺構の区別がつかなくなるのではないかと思っています。
史跡指定により、整備費用も期待できますから、ある程度は見やすくなるでしょうね。

◇モリテンさん
新聞記事の転載、ありがとうございます。
やはり史跡指定を契機に、保存・公開のてこ入れを図る方針のようですね。資料館が、採算の取れるものになるとよいのですが。。

◇かず@川崎さん
岐阜城の信長居館推定地、いよいよ発掘のようですね。戦国ブームに乗った安易なテーマパーク化ではあまりにもいただけませんので、仰る通りぜひ史跡指定して、貴重な遺構をなるべくそのままに残して欲しいものだと思います。
棚底城、天草の城だったのですね。天草には今月行ってきたばかりですが、上津浦城、富岡城、志岐城、久玉城、小宮地城が載っている詳細な天草の観光地図に棚底城は載っていませんでした。2200余城を収載しているビジュアルワイド「日本の城」にも、ロードマップにも載っていません。どのような城なのか気になるところですが、過度な期待は出来ないかも知れませんね。
 当方、【史跡】コミュ《http://mixi.jp/view_community.pl?id=398257》を主宰しています。城跡もある程度取り上げていますので、興味のある方は御覧下さいませ。
ここに載ってる写真見るとなかなか凄そうな感じですね>棚底城

http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000000905160002
(新聞サイトのURLなのですぐに消える可能性あり)

天草は母親の実家があるので何度も行ってますが、棚底という地名も倉岳という町名もちょっとなじみがありません・・・。上島の端の方は行きづらいというのもありますが。
先日、棚底城へ行ってきました。
倉岳小学校から倉岳登山路を右に入った所が入り口。
未整備なので、地主に配慮するよう、イノシシや
マムシに注意するよう教育委員会の看板がありました。

天草最高峰(700m弱)の倉岳からの尾根を段々に区切り、
最後の本丸に当たる所の背後は、深い掘り切り。
随所に発掘後をシートで被せられていて、石垣も一部
残っていました。
八代海を見渡し、攻防の地となったというのも頷けます。
2009年11月20日付けで、新たに以下の城が国指定史跡として文化庁に答申されました。

【新規】
姉川城(佐賀県)

【追加(特別史跡)】
水城(福岡県)

【追加(史跡)】
今帰仁城(附・シイナ城跡)(沖縄県)
仙台城(宮城県)
左沢楯山城(山形県)
小田原城(神奈川県)
萩城(山口県)
勝尾城筑紫氏遺跡(福岡県)


姉川城は私も見たことがありますが、クリークに囲まれた小さな郭群が大変特徴的な、城郭というより特殊な環濠集落といった感じのお城です。この価値を国家的に認めていただけたのはうれしい限りかと。

追加指定のお城の中には、小田原城の小峰大空堀のように、お城好きの間ではつとに有名なものも含まれています。
史跡指定がすべてではないと思いますが、指定されることで相応の保護も入りますし注目度も高まりますし、総じてプラスに働くと思います。これからも城郭の価値がもっともっと認められるとよいなあと思っております。
2010年5月21日付けで、新たに以下の城が国指定史跡として文化庁に答申されました。

http://www.bunka.go.jp/oshirase_other/2010/pdf/shiseki_shitei.pdf

【新規】
小峰城(福島県)
長州藩下関前田台場(山口県)

【追加指定】
津軽氏城跡(堀越城の北郭の一部を追加指定)(青森県)

東北地方では数少ない、総石垣造りの本丸を持つ名城・白河小峰城が堂々と国指定史跡に名乗りを上げました・・・といいますか、白河小峰城って、これまで史跡でも何でもなかったんですね。そちらの方がむしろ驚きでした。
「津軽氏城跡」は、青森県に存在する津軽氏関連の城館跡をまとめて指定しているもので、今回追加指定された堀越城の他、種里(たねさと)城、それにあの弘前城がワンセットで指定されています。
年2回の「恒例行事」である史跡指定答申、次は2010年11月の予定です。次はどんなお城が史跡として脚光を浴びることになるのでしょうね。
参考までに。
東国に数少ない高石垣を持つ、わが下野国の唐沢山城も、国指定史跡へ向け準備が進んでいます。
2008年度から国庫補助事業で調査を実施しており、13年ごろ終わる予定です。
城の構造も少しずつ明らかになっており、ときどき行われる現地説明会も盛況とのこと。
江戸初期の廃城までその名をとどろかせた関東七名城だけに、丁寧な調査に基づく史跡指定を楽しみに待ちたいです。

2010年11月19日付けで、新たに以下の城が国指定史跡として文化庁に答申されました。

http://www.bunka.go.jp/oshirase_other/2010/pdf/shiseki_shitei_101119.pdf

【新規】
岐阜城(岐阜県)
松坂城(三重県)
楠葉台場(大阪府)

今回はお城が2件、台場が1件、城郭関係で合計3件が新たに国指定史跡となりました。
岐阜城は最近の館跡の発掘の成果が認められたとのことですが、「山全体が城である」と認定されたのは画期的な気がします。松坂城はいつ史跡になってもおかしくない、堂々たる城郭ですね。今回は「織豊系城郭」という用語も答申の中で明確に使われました。
楠葉台場は・・・残念ながら私は予備知識を持ち合わせていません。どなたかわかる方、教えてください。

写真は取り急ぎ手持ちのものから、岐阜城と松坂城を一枚ずつ掲載しておきます。
2011年5月20日付けで、新たに以下の城が国指定史跡として文化庁に答申されました。

http://www.bunka.go.jp/oshirase_other/2011/pdf/shiseki_shitei_110520_ver02.pdf

【新規】
阿志岐山城跡(福岡県)

今回はお城としてはひとつだけとなりました。阿志岐山城跡は、福岡県に所在する古代山城で、平成11年に地元の研究会の方々によって再発見されたようです。朝鮮式山城に独特の、水門付石垣を有するこの山城は、史跡指定を契機として、これからますます脚光を集めることでしょう。

次回は11月。今度はどんなお城が指定されますでしょうか。
2011年11月18日付で、新たに以下の城が国指定史跡として文化庁に答申されました。

http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/shiseki_shitei_111118.pdf

【新規・史跡】
里見氏城跡(稲村城、岡本城)(千葉県)
烏帽子形城跡(大阪府)
島添大里城跡(沖縄県)

【新規・名勝】
旧松浪城庭園(石川県)
旧久留島氏庭園(大分県)

城郭関係では、ざっと上の通りです。
今回は豊作ですね〜(^^)
いつも、情報提供ありがとうございます。

稲村城(写真左)、先月行ってきたばかりです。戦国初期の山城の佇まいが中々良かったです。

1月2日には島添大里城(写真右)も行ってきたいと思います。2003年に行っているけど駆足だったので。
todoさん
稲村城は超地元でございます♪
岡本城も桜の咲く時期はとても綺麗なので是非。

ようやく南房総のお城も日の目を見る日が来たんですねぇ…
>todoさん、いずさん
1年近くレスをほったらかしにしてすいませんでした。
昨年の史跡指定を受け、さっそく行ってきました・・・というレスを上げようと思ったまま、1年近くが経過してしまいました(><)

ということで、1年近く前に、岡本城と稲村城に行ってきました。
どちらも他の地方ではなかなか見られない手法が見られ、興味深く眺めてまいりました。一番特徴的なのは、岩盤をくりぬき、切通し状に作られた通路でしょうか。

左:岡本城の登城路
右:稲村城の本丸
三木城跡及び付城跡・土塁(兵庫県)

2012年11月16日付で、新たに以下の城が国指定史跡として文化庁に答申されました。

http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/shiseki_shitei_121116.pdf

【新規・史跡】
三木城跡及び付城跡・土塁(兵庫県)

お城の史跡指定は1年ぶりですね。秀吉の輝かしい戦歴の1ページを飾る場所であり、また若き武将・別所長治の悲運を伝える場所でもある三木城が、大規模攻城戦の姿を伝える貴重な遺跡として、周辺の付城ともども史跡指定となりました。

三木城とその付城は、それこそ当コミュの管理人がやたらと詳しいはずです。ご興味のある方は、管理人を突っついてみてはいかがでしょう(笑)。

http://www.siromegu.com/castle/tokumegu/toku1/toku1.htm

(レスの順番調整のため、書き込み20をこちらに移動させていただきました)
小城(おぎ) さん

>どちらも他の地方ではなかなか見られない手法が見られ、興味深く眺めてまいりました。一番特徴的なのは、岩盤をくりぬき、切通し状に作られた通路でしょうか。


なかなか興味深い写真を拝見しました(^ー^) 里見氏によく見られる傾向だそうですが、岩盤を削ってまで通路を作るしか方法がなかったのでしょうか?岡本城自体が水軍の拠点であり、海辺の城跡であり、曲輪の位置などを見ると岩盤をくりぬいた箇所は、どうしてもここじゃないといけない理由があったのでしょうか?

HPサイトを見ますと、どうも主郭はこの辺じゃなかったみたいですね。まさに尾根伝いの城の入り口付近に岩盤を削った通路、どう考えればいいのか、なかなか興味深いです。

#ちなみにこのトピは会話は成立しないのでしょうか?
 ただ国指定になる城を紹介するだけのトピですか?
 コミュ全体に言える事かもしれませんが・・・

>>[23]

書き込みありがとうございます。
岡本城、稲村城では主郭近辺に土が多かったせいか、他の関東のお城と同じように、普通に土を削った切岸になっていますが、里見系と呼ばれる他の房総のお城には、それこそ岩盤を削って切り立った本丸を形成している例もあるようですし、岩盤を削るという行為が普通に成り立っていたようですね。

ではなぜ岡本城、稲村城では切通し状の通路を作ったのかという点については、私も定見を持ち得ません。拙い私見を加えれば、切通し状の通路を城郭の下方に設置することで、通路の両面からの射撃線を連続的に確保できる、ということでしょうか。切通し通路はどうしてもそこを通らざるを得ないわけですし、岡本城の場合には切通しの崖の反対側も削って、土塀のようにしていますから、明らかに射撃線を作ろうとしているものでしょう。

以上、完全なる私見で申し訳ありません。

会話が成り立たないのは、淋しい限りですよね。
ただ、私個人は、このトピで会話が成りたたなくても仕方ないかな、と思っています。「行ってきたよ」という軽いタッチの書き込みが主体となっている(それがこのコミュの最大の魅力だと思っていますが)コミュにあって、ひとつふたつ学術的なことに近いトピがあってもよいかと思っていますし、何より我々が愛し、誇りに感じる「おらが城」がその歴史的価値を認められたという事実を、レスのありなしに関わらず、一人でも多くの人と共有できる・・・あるいは共有できた気になるだけでも、十分なのではないでしょうか。

とはいえ、レスがあった方が張り合いはありますけど。

とはいえとはいえ、レスがあったのに、1年近く放置しちゃったトピですから、偉そうなことは言えませんし。。。すいませんでした。
今回は例年より1ヶ月くらい遅れて答申が出ました。今回の国史跡指定答申の中でお城関連となると・・

・鳥海柵(岩手県)
・美濃金山城(岐阜県)
・佐敷城(沖縄県)

が直接的なものです。

・宝満山(福岡県)

は、宗教施設としての指定ですが、立花氏の宝満城があった場所とも言われているところなので、お城に含んでもよいかもしれませんですね。

「佐敷城」と聞いて、咄嗟に熊本県の佐敷城が浮かんだのですが、こちらは平成20年に国史跡の指定を受けていて、今回の佐敷城は沖縄県の同姓同名さんです。同じ名前のお城がふたつ、国史跡に指定されるというのも珍しいですね。

鳥海柵、美濃金山城にもそれぞれ思い入れはありますが、いきなり私が全部書いてしまうのもなんですから、このくらいにしておきます。それぞれのお城の史跡指定までの道程には、地元の方や有識者さんたちの多大なる努力があったことと思います。そうした努力を偲びながら、今回の指定を心からお祝いしたいと思います。
2013年11月15日付けで、新たなお城が史跡指定の答申を受けました。
http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/shiseki_shitei_131115.pdf

唐沢山城(栃木県)
八代城跡群(古麓城・麦島城・八代城、熊本県)

唐沢山城は満を持して・・・という感じでしょうか。
知る人ぞ知る、関東の山城では極めて珍しい石垣造りの名城ですね。石垣の影に隠れていますが、石垣の城の範囲を凌駕する中世以来の大城郭や麓の居館群など、このお城の史的価値を数え上げればきりがなく、いつ国史跡になってもおかしくないくらいだったかと。

八代城跡群のうち八代城と、保存の観点から麦島城までが史跡指定を受けるのは既定路線だったと思いますが、近世以前の古麓城までが指定を受けるあたりが、なかなかニクイ配慮です。で、その古麓城はともかく、石灰岩の白い石垣が美しい八代城や、近世城郭の石垣その他もろもろがそっくり住宅地の中に埋もれている麦島城は、十分な歴史的価値を有していると思います。

ほぼ年2回の国史跡指定ですが、まだまだ埋もれている貴重な「おらが城」もあることでしょう。
これからも楽しみです。

写真は唐沢山城、八代城、麦島城からそれぞれ。麦島城だけ写真が小さくてごめんなさい。
うげ。タイトルを変えたらトピの日付が更新されました。
2009年から続くトピなのですが、日付が2013年に・・・あせあせ(飛び散る汗)
半年に一度が普通の史跡指定ですが、1年ぶりの国史跡城郭が誕生しました。
高岡城(富山県)です。
今まで国史跡じゃなかったのか!と思うほどの立派な城郭で、100名城にも指定されていますので、今さら何かコメントする必要もありませんよね。

城郭ではありませんが、城郭造りの本證寺(愛知県)も史跡に指定されています。本證寺はそこらのお城よりずっとお城っぽいと思います(笑)。

写真は高岡城から。
【国名】備後国
【城名】三原城
【感想】昭和32年(1957年)12月11日、現存している天主台とその周りの内堀一帯が国の史跡に指定されました。
が、石垣は港の構築に使われたり、新幹線が城の上を走ったりしています。
今更新幹線を別ルートで走らせる訳にもいかないしなぁ・・・
【国名】山城国
【城名】二条城
【史跡】国の史跡でもありますが国宝で、世界遺産でもあります。
2015年11月20日付けで、新たに以下の城が国指定史跡として文化庁に答申されました。

http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/2015112003_besshi02.pdf

【新規】
舘山城(山形県)

【関連】
江戸城石垣石丁場跡(神奈川県、静岡県)

米沢市にある舘山城はこのところ発掘調査が続いていて、遺構が伊達氏のものなのか上杉氏のものなのかといった考証も盛んにおこなわれていたところですよね。
調査も一段落し、満を持しての国史跡指定といったところでしょう。これは当確銘柄でしたから、納得。

江戸城石垣石丁場は、築城過程に歴史的、あるいは土木工学的な価値を見出したことによる指定で、これまた納得の指定です。

・・・ん?

そういえば「国宝・松江城」に隠れて、2015年の春の部を逃しているのではないかと探してみたら、
ありました!

http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/2015061902_bessi02.pdf

【新規】
加越国境城跡群及び道(切山城・松根城・小原越)(富山県、石川県)

加賀・越中の国境付近の防衛線をまとめて史跡指定していました。前田・佐々間の攻防戦の時代の遺構がまるまる残っていることに価値を見出したのだそうです。いや〜。半年間見逃していました。

これまでの国史跡は大抵行ったことがある場所で、何かしらの写真があるものが多かったのですが、この2回分はまるで行ったことがない場所ばかり(行きたい場所ではあるのですが)。
行かねば!と思う場所が増えて、嬉しい悲鳴が上がりそうです。
2016年6月17日付けで、新たに以下の城が国指定史跡として文化庁に答申されました。

http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/2016061701_besshi02.pdf

【新規】
白川城(福島県)

鎌倉時代から戦国時代にかけて、白河結城氏が拠点としていた城郭です。
遺構の残りの良さに加えて、その使用期間の長さが指定の決め手になったようですね。
これで白河市は、白河小峰城と白川城というふたつの国史跡指定城郭を擁する市となりました。白河関を入れれば三つですね。

またまた行ったことがないお城に当たってしまい、写真がありません・・・くぅ。
【國名】 伊豫國
【城名】 永納山城
【備考】 国史跡 
永納山城跡は、今からおよそ1300年前、7世紀後半前後に築かれた古代山城の一つと考えられています。
西暦663年『白村江の戦い』に、百済・日本の連合軍は敗れてしまいました。
日本はこの敗戦により、唐や新羅に侵攻される危険性が出てきました。
これらの危機に対所するために西日本の要衝に城を築きました。
登城日記:http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1953662229&owner_id=12228222
お時間がおる時にでも覗いてやって下さいませ。
いけない。掲載が遅くなってしまいました。
2016年11月18日付けで、新たに以下の城が国指定史跡として文化庁に答申されました。

http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/2016111802_besshi03.pdf

【新規】
小笠原氏城跡 井川城 林城(長野県)
水口岡山城(滋賀県)

【追加】
永納山城(愛媛県)
八代城跡群(熊本県)
大友氏遺跡(大分県)

です。
林城の指定範囲はどこなんでしょう。林大城なのか林小城なのか両方なのか・・
井川城の主要部分は住宅地に囲まれた田畑ですが、これであの景観もろとも守られることでしょう。
水口岡山城、このところ盛んに発掘していましたし、「一日天守」イベントなど、大いに盛り上がっていますよね。

永納山城、実は今年の6月に麓まで行ったのですが、大雨で断念した苦い思い出のあるお城です。
ちょうどこのひとつ前の書き込みで、アコモさんが紹介して下さっていますね。
八代城跡群は、指定されている三つのお城(古麓城、麦島城、八代城)のうち最も古い、古麓城の指定範囲が拡大したようです。古麓城だけ行ったことがないです。。。
大友氏遺跡も範囲拡大です。こちらも着々と発掘調査が進んでいますので、整備後の姿が楽しみです。

手持ち写真から、とりあえず井川城、林(大)城、大友氏遺跡を掲げておきます。ちょっと小さめでごめんなさい。

2017年6月16日付けで、新たに以下の城が国指定史跡として文化庁に答申されました。
例年概ね5月、11月の発表なので今回はないのかな、と思っていたところ、1ヶ月遅れで虚を突かれました。

http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/2017061603_besshi03.pdf

【新規・史跡】
利神城(兵庫県)

【新規・名勝】
江馬氏館跡庭園(岐阜県)

【追加】
大鳥井山遺跡 附・陣館遺跡(秋田県)
比企城館群(松山城の一部)(埼玉県)
松本城(長野県)
清水山城(滋賀県)
勝瑞城館(徳島県)
穆佐城(宮崎県)

利神城の新規指定はびっくりですね。「滅びゆく名城」として、お城好きの間ではかなり有名なお城ですが、何しろ石垣がいつ大崩落するか知れないというので、登城そのものが危ぶまれるという・・・史跡指定によって、今後何らかの整備が行われるのでしょうか。

江馬氏館の庭園は、そういえばまだ名勝の指定を受けていなかったな、というくらいの名園です。
追加指定もずいぶん多いですが、大鳥井山遺跡の「陣館」部分の追加指定は遅すぎるくらいの印象があります。いつ発掘した分なんでしょう。対極的なのは松本城の西・南外堀部分の追加指定で、ついこの間まで民家が立ち並んでいたところが急速に空地になり、恐らく遠くない将来にはもとの堀に戻ることでしょう。行政当局が堀の復元を決めてから、あっという間のスピード指定です。
穆佐城も嬉しい追加指定です。最近私が訪ねた折にも見学可能なエリアが拡大しつつある様子が窺えました。まだ未公開エリアがあるので、この際全域を見学可能にしてもらえればと思う、壮大なお城でした。

そんなこんなで新規史跡1件、新規名勝1件、追加指定6件、となりました。
写真はこれまで訪ねたところから、江馬氏館の庭園と、松本城の南外堀、それに穆佐城です。
利神城が未訪なので、写真がなくて申し訳ないです。
利神城は、幻の城です。城仲間で何人かが登城していて羨望の的。山には近づいたのですが、断念。指定され、整備されたら行きたいです。最近、登城した方情報教えてください。
2017年11月17日付けで、新たに以下の城が国指定史跡として文化庁に答申されました。

http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/__icsFiles/afieldfile/2017/11/15/a1397922_04.pdf

【新規・史跡】
二俣城・鳥羽山城(静岡県)
犬山城(愛知県)

二俣城も犬山城も、ここ数年精力的に発掘調査が行われていましたので、その成果が認められての史跡指定となりました。犬山城はお城の上に乗っかっている天守が国宝でありながら、その地面が史跡でもなんでもないという驚異的なアンバランスさを誇っていた(?)お城でしたが、晴れて史跡となりました。指定コメントの中でも「石垣が改変された部分も多い」と言及されるなど、確かにお城としての評価がしにくい部分はあったのでしょう。そういう意味では、調査によって山腹の切岸や大手門近辺の遺構が明らかになったのは大きいでしょうね。
二俣城&鳥羽山城は、これほどの近接地に石垣造りのお城が二つ存在する点が不可思議とされてきましたが、最近ではともに堀尾氏による石垣普請であるということで落ち着きつつあるようです。二俣城で石垣遺構がどどっと発見されたのは、まだまだ記憶に新しいニュースですね。先日の大河ドラマでも二俣城の名がちょこっと出てきました。

手持ちの犬山城の写真が少なくて、他トピでの使いまわしになってしまい申し訳ないのですが、とりあえず犬山城、二俣城、鳥羽山城の写真をアップしておきます。
2018年11月16日付けで、新たに以下の城が国指定史跡として文化庁に答申されました。

http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/__icsFiles/afieldfile/2018/11/13/a1411110_04.pdf

【新規・史跡】
棚倉城(福島県)
甲府城(山梨県)
勝山御殿(下関市)

【追加・特別史跡】
水城(福岡県)

【追加・史跡】
七尾城(石川県)
小笠原氏城跡(長野県)

新規に指定されたお城はどれも言われてみれば「なるほど」ですが、個人的には未訪問の棚倉城が選ばれ、「しまった!」という気分になっています。
甲府城はこのところ旧状を取り戻す動きが盛んになってきていましたので、そういったあたりも指定の背景にあるのかな、と思いました。勝山御殿は時代背景からいっても石垣美という意味でも、言ってみれば「順番待ち」状態にあったものと推察されます。

追加指定のうち、小笠原氏城跡として追加指定された林小城は、見る人によっては先に国史跡に指定された林大城をも上回る評価を得ていたお城です。個人的には林大・小城はとっくにセットで国史跡だと思っていました。今度こそ間違いなく林小城も国史跡です。

写真は甲府城、勝山御殿、林小城を選んでみました。棚倉城にも行ってみなければ・・・
2019年6月21日付けで、新たに以下の城が国指定史跡として文化庁に答申されました。

http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/__icsFiles/afieldfile/2019/06/19/a1418206_04.pdf

【新規・史跡】
伊達氏梁川遺跡群(福島県)
岩櫃城(群馬県)

【追加・特別史跡】
大野城(福岡県)
熊本城(熊本県)

【追加・史跡】
北条氏邸(円成寺)(静岡県)
和歌山城(和歌山県)
津山城(岡山県)

伊達氏館はほぼ調査が終わった段階でしょうか。満を持しての史跡指定かと推察します。
岩櫃城は意外でした。そういえばまだ国史跡じゃなかったんですね。
史跡・特別史跡の各城は、それぞれ「条件の整った」箇所を追加しているものです。特に熊本城の「千葉城地区」は、かつて放送局があった場所ですよね、たぶん。

伊達氏館の写真が準備できなかったので、写真は岩櫃城と熊本城(千葉城公園)だけ掲載しておきます。
2019年11月15日付けで、新たに以下の城が国指定史跡として文化庁に答申されました。

http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/__icsFiles/afieldfile/2019/11/11/a1422552_04.pdf

【新規・史跡】
永原御殿跡及び伊庭御殿跡(滋賀県)
安宅氏城館跡(和歌山県)
引田城跡(香川県)
杵築城跡(大分県)

【追加・特別史跡】
水城跡(福岡県)

【追加・史跡】
長崎台場跡(女神台場跡)(長崎県)
阿津賀志山防塁(福島県)
岡本城跡(千葉県)
元寇防塁(福岡県)

今回も多かったですね。引田城は「当選確実」と思っていましたが、杵築城は城郭遺構としては決して残存状況が良いとはいえないようにも見えましたので、ちょっと意外でした。
特筆すべきは安宅氏城館群で、もちろんお城に詳しい方の中では著名な城館群でしたが、国レベルでの認知度となるともうひとつで、国史跡の価値があるとは認めつつも、指定まではもう少し時間がかかるものと思っていました。
永原御殿と伊庭御殿は、個人的には全くノーマークでした(汗)。

追加版では、長崎台場に「女神台場」がこの段階で新たに付け加えられたのが目立ちますね。
水城と元寇防塁、阿津賀志山防塁はそれぞれ新発見あるいは整備完了部分を追加指定しています。いずれも戦国時代以前の貴重な遺構ですね。岡本城も着実に史跡指定範囲を広げています。

永原御殿・伊庭御殿と安宅氏城館群の写真がないので、今回は引田城、杵築城と岡本城(今回の追加指定部分ではないと思いますが・・)を掲載しておきます。

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